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Author: ひろき

日本生まれ日本育ちの21歳、シアトル留学生。アメリカ生活は5年目に突入したが、まだまだ英語は勉強中。決断をすることが苦手な優柔不断な性格。料理が趣味で毎日自炊を心がけている。

Off the hookの3つの使い方〜今日も今日とてディスカバー!

今日も今日とてディスカバー!
言えたらちょっとかっこいい英語フレーズ

 

イラスト:Haru @harusmovieillustration

皆さんは「Off the hook」というフレーズをご存じですか? 実はこのフレーズには3つの違った意味があるんです。今回はこのフレーズについてまとめてみました。

 まずは単語から学習していきましょう。「Hook」とは、先端が曲がっている棒状の金属。釣りで使うアレ、そしてピーターパンに出てくるフック船長の手のアレです。「Off the hook」の文字通りの意味は、何かを引っかけて使うフックから「Off」する(フックが外れる)となり、釣りをしているときに魚が針から抜ける場面で使います。

 「Oh, I almost caught a fish but it got off the hook.」
 もうちょっとで魚が釣れたのに針から抜け出しちまったぜ。

 さらに「針から抜ける」から派生して、「ピンチ・困難から抜け出した」という意味でも使います。使い方を見てみましょう。ある日、僕はたくさんの宿題がありましたが、授業までに全て終わりませんでした。しかし、ラッキーなことに先生が風邪をひいてしまい、授業がキャンセルに。こういう場面を英語で表すと、「I didn’t finish my homework, but the class got cancelled. That means I’m off the hook!」となります。以下のように、「Forgive」=許してもらう、の代わりにもできます。

 「My brother let me off the hook by doing his laundry even though I ate his pudding.」
お兄ちゃんのプリンを食べてしまったけれど、彼の洗濯を引き受けることで許してもらった。

 もしも、お兄ちゃんの分の洗濯をしなかった場合は何か恐ろしいことが起こるかもしれないので、ピンチ・困難から抜け出したというわけですね。

 使い方の3つ目としては、非常に優れたパフォーマンスや出来事を見たときや経験したときのスラング表現があります。たとえば、サーフィンで友だちが見たこともない技を決めたときにはこんな感じ。

 「Dude, that was off the hook!」
おまえ、それはヤバいべ!

 そのほか、すごく楽しかったパーティーで「The party was off the hook」などと使うこともできます。ニュアンスとしては、「Awesome」、「Amazing」、そして「Cool」の代わりになるかも。あるいは他のスラング、「Sick」、「Dope」、「Rod」などと置き換えてみるのはいかがでしょうか。

 ここで、ひとつアメリカン・ジョークを。「What did fish say when he posted bail? He said “I’m off the hook!”」。お魚さんが釈放されたときなんて言うでしょう。「針から外れた(ピンチから逃れた)!」

 場合によって3通りもの意味を持つ「Off the hook」ですが、この記事を読んだあなたはもうマスターしたこと間違いなしです。

Gを見つけてHeebie-jeebies〜今日も今日とてディスカバー!

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イラスト:Haru @harusmovieillustration

 前々回、引っ越しのエピソードを書きましたが、その数カ月前の出来事。料理が趣味の僕たちカップルは、この日もオーブンを使ってミートパイを焼いていました。ワインを飲みながら焼き上がるのを待っていると、オーブンと壁の隙間に衝撃的なあれがいたのです。そう、G(ゴキブリ)ちゃん。シアトルにGは出ないと聞いていたのに、5年間見たことなかったのに、何度見返しても明らかにGでした。ただの虫とはいえ、どうしてもGだけはダメ。声が出ない僕はパートナーの彼にGの「お命頂戴」を任せましたが、彼は虫全般受け付けないので、結局は僕がやる羽目に。そんな彼が発した言葉が今回のフレーズです。

 「Bugs give me heebie-jeebies.」
虫を見ると悪寒が走るんだ。

 「Heebie-jeebies」とは極度の緊張からくるイライラ・ビクビク感のこと。大勢の前で話す時のあの感覚、ジェットコースターに並んでいる時に感じるあの気分、そしてGを見つけてしまってドキドキ・ブルブルする居心地の悪さを表します。一般的には「I got the heebie-jeebies.」や、「○○ gave me heebie-jeebies.」のように、getやgiveと一緒に使います。

 何と言っても語感がいいこの単語。「ヒービージービーズ」と発音します。声に出して読みたくなりませんか? でも、HeebieやJeebie自体に意味は全くありません。1920年代にはこのように意味のない似たような響きの単語をくっ付ける造語が流行ったんですって。ほかにも、最近続編の発表があったディズニー映画「ホーカス ポーカス」のタイトルに使われた「Hocus-pocus」は魔法の呪文を表す単語ですが、HocusにもPocusにも、もちろん意味はありません。

 余談ですが、僕の彼は本当に虫がダメで、子どもの頃のある事件を境に全ての虫が嫌いになったそうな。ある日、友だちとバッタを捕まえていた彼は、友だちにバッタを服の中に入れられてそのまま服の中でつぶされたとか。この話を想像するだけで「I got the heebie-jeebies.」だわ……。

 それはさておき、この一件で「シアトルにもGは出る」ということが判明しました。特にオーブン周りは暖かくGも居心地が良いのかも。料理をよくする皆さん、こまめな掃除をおすすめします。

「Ball」じゃないよ。「Bawl one’s eyes」ってどういう意味?

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イラスト:Haru @harusmovieillustration

 2年前、僕のパートナーであるJの幼なじみがフロリダ州から訪れた時のこと。Jの幼少期がどんなだったが知りたかった僕は、ふたりの昔話をいろいろと聞いていました。今ではガタイが良く、ひげをたくわえた立派な男性のJも、当時はかなり臆病だったようです。

 たとえば、小学校低学年の頃、ふたりがお泊まり会をした時の話。Jが普段は両親から止められているホラー映画を観ようと提案。一緒に毛布にくるまりながら、映画を観始めたところ……最初に言い出したJが泣き出してしまい、ファンタジー映画に変えたそうな。ここで、今回の英語フレーズです。幼なじみ君いわく、

 「We only watched about 15 minutes of the movie but J began to bawl his eyes out.」

 最初の15分くらいしか観ていないのに、Jはギャン泣きしちゃった。

とのことでした。「Bawl (one’s) eyes out」は、大声で泣くという意味で使われます。 Bawlには叫ぶ、わめく、怒鳴るといった意味があり、ややネガティブなイメージ。「The boss bawls her out.」(上司が彼女を叱る)など、普段は「Bawl (人) out」として使う場合が多く、人の代わりにeyesが入ることによって、泣くという意味に変わるのがポイントです。

 このBawlは、バスケットボールやバレーボールのBallと、全く同じ発音! 僕はこの幼なじみ君の話を聞くまでBawlという単語を知りませんでした。初めて、このフレーズを耳にした時は、「ボール(Ball)って動詞にもなるんや!」って思ったくらい(笑)。発音はbˈɔːl(Bawl/Ball)となります。ちなみに、お好み焼きを作る時に使うあのボウルの発音はbóʊl(Bowl)です。

 実はJがチキンだった!? という話ですが、どんなストーリーにもふたつの側面があると言われるように、まだ続きがあったのです。Jいわく、開始早々で泣き出したのは幼なじみ君のほうだとか。いや、どっちでもいいわっ!

脳もおならするんだってよ 〜Brain fart

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 また、新しい英語表現を皆さんとシェアしたいと思います。今回は「Brain fart」について。「Brain」は「脳」、「Fart」は「おなら」という意味です。脳がおならをするとは、いったいどういう意味なんでしょう?

 この言葉を初めて耳にしたのは、僕がパートナーの彼と同棲をし始めた頃。お互い学校と仕事で忙しかったので、なかなか荷物の整理ができませんでした。ある休日、「今日こそは引っ越しを終わらせよう」と、ふたりとも張り切っていました。僕はリビングルームにある棚を片付け。彼は何かを取りに行くと言ってキッチンに向かいました。10秒後。満面の笑みの彼が戻って来ました。何かうれしいことでもあったのかと尋ねると、彼はこう答えました。

 「I forgot what I was doing. I had a brain fart.」

 なんでキッチンに来たか忘れた。脳がおならしちゃったみたい。

 キッチンに何をしに行ったかド忘れしちゃったパートナー君。ほんとにおっちょこちょい(でも、そこが彼のいいところ♡)。「Brain fart」とは「ド忘れ/凡ミス」という意味があります。動詞の「have」と一緒に「have a brain fart」のように使うことができます。

 あまりきれいな言葉じゃないので使う場面は限られるけれど、「脳のおなら」で「ド度忘れ」って、何ともおかしな組み合わせですよね。僕は結構好きです(笑)。諸説あるみたいですが、とある心理学者がこの言葉を作ったのだとか。イギリスでは「Brain fart」の代わりに、「Brain fade」と言うこともあるみたい。

 「最近、物忘れ(Brain fart)ひどいわぁ」と感じている人は少なくないのではないでしょうか? 何をしていたか忘れる、言葉が思い出せない、などなど。僕のブレーンなんか、最近はブッブッとおならし放題。22歳にして、もう老化が始まってきたかと、少し悩んでいるほどです。ストレスなど物忘れの原因はさまざまですが、十分な睡眠やリラックスする時間を確保しつつ日々の生活習慣を見直し、脳を健康にしていきたいですね。

道をたたこう 〜Hit the road

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 新型コロナウイルスによるパンデミックに突入してから約1年が経ちます。車を持っていない僕たち21歳のカップルは、この1年間ずっと自宅でゲームをしていました。おかげで苦手だったシューティング・ゲームがすごく上達(笑)。

 ゲームばかりの生活に飽き飽きしていたある日、パートナーの彼からある提案がありました。その提案とは、レンタカーでの日帰り旅行! 今はアプリで車をレンタルできるみたい。「でも、お高いのでは?」と思い、レンタルにかかる費用を聞いてみると、それほどでもなくてびっくり。目的地はシアトルの自宅から2、3時間で行けるオリンピック国立公園に決めて、前の晩は早めに寝ました。そして翌日、天気は晴れ。財布、充電器、カメラなど準備はばっちり! その時、彼が言いました。

 「Let’s hit the road!」

 (道をたたこう!)

 「何こいつ、急に暴力的になるやん」と、思わず引いてしまった僕でしたが、彼は笑いながら解説してくれました。打つ、たたく、殴る、命中するなどの意味を持つ「hit」ですが、他の言葉との組み合わせ(イディオム)で意味がどんどん変わってくるんです。

今回のフレーズ、「Hit the road」は「出かける/出発する」という意味で使われます。出かけるときに足が道路(road)に当たる(hit)ことから、このイディオムができたらしいです(所説あり)。同じ意味の「leave」の代わりに使えるかも!

 ほかにも「hit」を使ったイディオムはたくさんあります。たとえば、本(books)にhitして、「hit the books」(熱心に勉強する/勉強を始める)。また、干し草(hay)にhitして、「hit the hay」(寝る/床に就く)も。昔は干し草でベッドを作っていたことから、干し草(hay)に体を当てる(hit)で「go to bed」と同じ意味を持ちます。

 ちなみに、レンタカーでのオリンピック国立公園日帰り旅行は最高でした! 久しぶりに自然に触れることができ、心も身体もリフレッシュ。フェリーを利用してダウンタウンに戻ったのですが、冬の風は極寒なものの空気は澄んでいて、すごくきれいなシアトルの夜景を見ることができました。おっと、そろそろHit the roadしなくちゃいけないので、今回はここまで。また次回お会いしましょう!

口を走らせないでください。手は投げないでください。

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 シアトルの宇和島屋へ買い物に行った時のこと。パンパンに膨らんだ買い物袋を両手に持ちながら、「今晩は何を作ろうか」と考えながらバス停に向かうと、そこにはお母さんと10歳くらいの女の子、そして7歳くらいの男の子がいました。弟はお姉ちゃんにちょっかいを出しているみたいですが、賢いお姉ちゃんはそんな弟をガン無視。

 僕にも2人の姉がいます。幼少期にはお姉ちゃんたちにかまって欲しくて、よくいたずらをし、毎回泣かされていたなぁ。そんなノスタルジックな思い出に浸っている僕とは裏腹に、弟のかまちょアピールはどんどん加速。とうとう堪忍袋の緒が切れたお姉ちゃんがこう言いました。

 「Keep running your mouth, and I’m about throw hands!

 ずっと口を走らせてばかりで、私はもう手を投げるところよ!

イラスト:Haru @harusmovieillustration

 

お姉ちゃんが放ったひと言で、弟は静かになりました。さて、ここでは2つのフレーズが使われています。1つ目は「Run one’s mouth」。暴言や悪口を言い続ける、無駄口をたたくという意味です。日本語にも言ってはならないことをうっかり言ってしまう「口走る」という表現がありますが、「Run one’s mouth」はノンストップで言いまくるイメージです。

 2つ目のフレーズは「Throw hands」。手を投げる→手を出すという意味で使われます。僕が注目したのは単数形の「a hand」ではなく複数形の「hands」が使われているところ。1発だけじゃないのがポイントですね。何発もお見舞いされると思ったら恐ろしい(笑)。

 つまり、バス停のお姉ちゃんは「口が減らない子ね、もう殴るよ!」って感じのことを言ったのかな。弟が静かになったのも納得だわ。皆さんも、ついつい口を走らせて、手が飛んで来ないように注意してください。

「顔長」って、だれが顔長いねん ~Why the long face?

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少し恥ずかしい話ですが、聞いてください。その日はすごくいい天気だったので、外に散歩に行くことにしました。暖かい太陽の光が気持ち良く、「ザ・散歩日和」。巣ごもりですっかりくすんでしまった僕の心を太陽が温めてくれました。「こんな日は、何か手の込んだランチでも作ろう」と、すっかり気持ちはルンルン。軽くスキップしながら家路に就き、玄関はすぐそこというところで、事件は起こったのです。

 ビチャっ

 僕の頭と黒いジャケットの上には、鳥のうんぴっぴ。しかも塊じゃなくて、べちょべちょのぬちゃぬちゃ。天地がひっくり返ったように、僕の楽しい気持ちはどこへやら、代わりに悲しみが押し寄せてきました。まだそれは温かく、気持ち悪さのあまり、開いた口がふさがりませんでした。そんな気持ちで家に帰った時、ルームメートの彼から言われたのが今回のフレーズです。

 「Why the long face?」 
どうしてそんなに顔長いの?

 

イラスト:Haru @harusmovieillustration

僕は平均と比べると少し面長かもしれません。幼少の頃、姉にからかわれていたこともあって、少しコンプレックスを持っていました。鳥にフンを落とされて悲しんでいる僕ちんに、彼から言われた面長のダブルパンチ。もう心はズタズタです。でも、ちゃんと釈明がありました。「Long Face」とは「悲しい表情や浮かない顔・表情」を意味するらしいです。どうしてかというと、悲しいときは口角が下がったり、たるんだりして、顔が長くなるからだとか。確かに納得ですね。

 ちなみに、英語学習の際はGoogleイメージ検索でイディオムやフレーズを検索すると、そのイメージに関連付けて覚えられるので便利ですよ。僕も「Why the long face?」で検索してみたところ、悲しんでいる馬の画像がいっぱい出てきました。結局「馬面」って意味もあるんかい!と、ひとりツッコミ……。コンプレックスなんて自分が気にし過ぎなだけ、自分に自信を持っているあなたがかっこいい。そう思いながら鏡を見てみた僕でしたが、やっぱりそこには面長の顔。がっかりして、また「Long Face」になってしまいました。

「猫と犬」が降る時 ~It’s raining cats and dogs!

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また新しい英語の表現を覚えたので、皆さんとシェアしたいと思います。

 この日もまた、雨。シアトルに住んでいると雨じゃない日のほうが少なく感じますよね。しかし、この日の雨は、いつもの雨と少し違いました。大ぶりの雨粒でかなり激しく降っています。雨と風の音に耳を傾けつつ、僕はいつものように家の中でテレビを観ていました(雨の音って落ち着きますよね!)。

イラスト:Haru @harusmovieillustration

そんな中、びしょぬれで帰って来たルームメート。ここで彼が放ったフレーズが、今回紹介するイディオムです。

「It’s raining cats and dogs!」 猫と犬が降ってやがるぜ!

 猫と犬? どういうこっちゃと思い、尋ねてみると、「Raining Cats and Dogs」は雨が激しく降る様子とのこと。日本でいうところの土砂降りかな? 日本語話者の僕には、猫と犬が降ることを土砂降りのイメージにつなげることは少し難しかったけれど、日本語でも土砂が降るわけじゃないから、どっちもどっちか。でも、どうして猫と犬なんでしょうね(笑)。別にラクーン(タヌキ)でもリスでも良かったんじゃないかとか思いつつ、やっぱり英語の表現って面白いなと実感します。

 日本語でも霧状の雨を「霧雨(きりさめ)」と読んだり、あまり強くなく降ったりやんだりする雨を「時雨(しぐれ)」と言ったり、雨の表現はたくさんありますよね。英語でもいろいろな雨の表現があるみたいなのでまとめてみました。

Drizzle:とても弱い雨、小雨。シアトルでよく見かける雨はこれかな? 「Tomorrow there will be a light drizzle.」(明日は小雨が降るでしょう)

Shower:少しの間だけ降る雨。にわか雨。「We may have showers late today.」(今日はにわか雨が降るかもしれません)

Downpour:土砂降り。「My clothing got soaked because of the downpour.」(土砂降りのせいで服がびしょぬれになった)

Bucket down: 激しい、バケツをひっくり返したような雨。「It has been bucketing down since this morning.」(今朝から激しい雨が降っています)

 話は変わりますが、シアトルの人って雨でも傘を差さないですよね。これってシアトルだから? それともアメリカ全土? これからますます雨の降る日が多くなりますが、ぬれたままで風邪をひかないように気を付けてくださいね。

「部屋の中の象」ってどういう意味?~the elephant in the room

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はじめまして。これから、僕が出合って驚いた面白い英語表現を、皆さんにもシェアしていきたいと思います。

 僕には一緒にご飯を作ってゲームしながら飲むサム、ジェイ、ジョニーの3人の友だちがいます。しかし、新型コロナが流行ってからというもの、会う機会は激減。かれこれ半年が過ぎ、やっと久しぶりにみんなと一緒に遊ぶことになりました。当日は部屋の掃除を済ませ、ようやくみんなに会えると、少し緊張しつつもワクワクが止まりませんでした。

イラスト:Haru @harusmovieillustration

先に来たのはジェイとジョニー。ふたりとも相変わらずのお調子者で、長い間会えずにいたことをすぐに忘れさせてくれました。残すメンバーはあとひとり、サムだけ。「まだかなぁ」と先に来たふたりと話している最中に、僕のスマホが鳴り始めました。「家の外にいるからカギを開けてくれ」とのこと。久しぶりのサムとの再会に、僕たちは興奮しました。扉を開けると、そこに立っていたのはもちろんサム。いや、サム? シュッとした半年前とは一転、だらしなく膨らんだお腹は、間違いなくコロナ太り。

 ジェイとジョニーも驚き、少し戸惑っているようでした。あまり触れてはいけないトピックだと思い、その時は何も言わずにサムを家に上げました。ビールの24パックを持ってきたサムも、僕たちに会うことを楽しみにしていたようです。早速、ビールで再会に乾杯。「自粛中は何してた?」などと、たわいもない会話の途中、急にジェイの口からそのフレーズが出てきました。

「I suppose I’ll be the one to address the elephant in the room. When’s the baby due, Sam」

部屋の中の象について話すのは俺か。君の赤ちゃんはいつ生まれるんだい?

 「The/an elephant in the room」(部屋の中の象)は、その場にいる人が皆認識しているけれど、あえて触れることを避けている、タブーな話題や重大な問題のことを言うらしいです。部屋の中の象。想像したら少しかわいいですよね。最初、どこかに象のおもちゃがあるのかと不思議に思いましたが、そのあとでサムの大きなお腹のことに触れていたのですぐに納得しました。確かにサムのお腹に気を取られて、ほかの話に集中できなかったので、ジェイには感謝。結局、コロナ太りはお酒の飲み過ぎと運動不足からのようです。在宅時間が長くなる中、本当に「部屋の中の象」にならないよう、皆さんもご注意を。適度な運動をすると、心も体もリフレッシュできますよ。