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Author: 白木 満海

ニュージーランドの高校とアメリカの大学を卒業。趣味はドラム、バスケットボール、絵。一度決めたことはどんな困難があってもくじけないで最後までやり通す。夢はシアトルでおにぎり屋さんを開くこと。

居酒屋 超バナナ/Izakaya Supa Banana〜人気のお店訪問


伝統的なエッセンスを残しつつ、現代風にアレンジされた料理。その一皿ごとに「新しい味!」という発見がある、注目の居酒屋レストランを紹介します。

取材・文白木満海

居酒屋 スーパーバナナ/Izakaya Supa Banana

昨年の11月、急速に地域開発が進むレドモンドにオープンした居酒屋「超バナナ」。オーナーシェフのウィング・ラムさんは、かつて日本の料理人から学んだ伝統的な和食の味をベースに、独自のアイデアと工夫を融合させた創作料理を提供している。店内は木を基調とした家具で統一され、清潔感のあるモダンな雰囲気が漂う。料理には全て自家製ブレンドの醤油やドレッシング、ソースが使われており、徹底したこだわりと創作性が光る。

持ち帰り用のスパークリング・フルーツ・ソーダ (白桃味)

抹茶コーヒーゼリー、みそ汁、自家製ドレッシングのサラダ

ランチメニューの「ちらしセット」に含まれるみそ汁はなめこと海苔が入った優しい甘みのある一杯。自家製ドレッシングを使ったサラダは、別オーダーのコーヒーゼリー入りのほろ苦い抹茶ドリンクとの相性も良く、食事全体を心地よく引き締めてくれた。中でも印象的だったのが、フォアグラ・スパム寿司。フォアグラの濃厚な脂とスパムの塩気が絶妙に合い、口の中でふわっととろける食感が楽しめる。また、甘エビとウニの寿司は、新鮮な甘エビと濃厚なウニの組み合わせが贅沢で、口の中が幸せで満たされる一品。パプリカパウダーを練り込んだ皮に包まれた和牛餃子は、鮮やかな赤い見た目もさることながら、ジューシーな和牛のうま味とゆずダレの爽やかな酸味が見事に調和している。デザートには、ゆず風味の「フワ・チーズケーキ」がおすすめ。さっぱりとした味わいに、表面を覆うクレームブリュレのキャラメリゼがアクセントを添え、食後の締めとして満足度が高い。

オーナーおすすめメニューの数々

ドリンクメニューも充実しており、厳選されたクラフトビールや爽快なハイボールが料理をさらに引き立てる。刺身、寿司、一品料理、そしてランチセットに至るまで、全てに店のこだわりが感じられ、次回は違うメニューを試してみたくなる。活気あふれるレドモンドの中心地で、新たな食の体験を味わってみてはいかが?

居酒屋 超バナナ/
IZAKAYA SUPA BANANA

7119 Woodlawn Ave. NE., Seattle, WA 98115
営業時間:月〜土 7am 〜 9pm 日 7am 〜 5pm
☎ 206-888-8068、hellopachaco@gmail.com
www.pacha-collective.com

壮大な旅を描く舞台「パイの物語」〜行ってきました

壮大な旅を描く舞台「パイの物語」

取材・文:白木満海

2023年のトニー賞で3部門を受賞した話題作が、シアトルのパラマウント・シアターで4月15日から20日まで上演されました。原作はヤン・マーテルのベストセラー小説で、映画化もされています。

シアター内の天井装飾と重厚な建築が美しい

緻密な舞台演出と驚異的なパペット操作(操り人形)、そして観客の想像力を引き出す力強いストーリーテリングによって、今回、「パイの物語」は舞台上で新たな姿を披露した。物語の主人公は、16歳のインド人の少年パイ(Pi)。彼は家族と動物たちを乗せた貨物船でカナダに向かう途中、太平洋のど真ん中で船が沈没。たった一人、救命ボートに取り残された。と思いきや、ボートの中には、同じく生き延びたトラ、「リチャード・パーカー」の姿があった。少年と猛獣の異色のサバイバルが始まる中で、パイは恐怖と孤独、空腹と幻覚の中、生きる意味や信じることが持つ力と向き合っていく。

©Evan Zimmerman for MurphyMade 2024

星空を背に少年とトラのパペットが船の上に立つシーン

舞台では船が360度回転するというダイナミックな演出に加え、音楽や照明、プロジェクション映像が融合。冒頭からラストシーンまで、一瞬たりとも目が離せない展開に圧倒された。本作の大きな魅力は、なんといってもそのビジュアルと表現手法。俳優とパペットが一体となって演じる「トラ」はまさに本物のよう。トラだけではなく、サルやシマウマ、鳥なども全てパペットで表現されており、操るパペッティアからは本物さながらの動物の鳴き声までも聞こえてきた。開始直後から緊張感に満ちた演出が続く一方で、時折観客の笑いを誘う軽やかな場面もあり、登場人物たちの感情の交差がダイレクトに伝わってくる。 

©Evan Zimmerman for MurphyMade 2024

舞台上のインドの街並み

公演のラストにはスタンディング・オベーションが自然に湧き上がるほどの深い感動が会場を包みこんだ。想像力と現実のはざまを漂うような舞台構成で、視覚や聴覚、感情までも巻き込まれる体験となった。パラマウント・シアターでは、多彩なブロードウェイ公演が楽しめる。ぜひ、ほかの作品にも触れてみてほしい。

パラマウント・シアター www.stgpresents.org

牡蠣がザクザク! 海辺の潮干狩り体験記〜Editor’s Note スタッフこぼれ話

牡蠣がザクザク! 海辺の潮干狩り体験記

オリンピアの北東約8マイルに位置するトルミー・ステート・パークでは、夏になると牡蠣をはじめさまざまな貝が収穫できる。森林に囲まれた風ふうこうめいび光明媚なピュージェット湾の風景と牡蠣狩りの組み合わせはここならではの醍醐味だ。干潮のタイミングを狙って、昼前に現地に到着。海岸線を探索していると水中の岩に付着した牡蠣の群れを見つけた。砂浜から60メートルほど離れた干潟にはたくさんの牡蠣があり、スコップで力いっぱい掘り、ナイフを使ってその場で新鮮な牡蠣をいただいた。持参したレモンをかけてツルッと口に入れるとジューシーで絶品。小ぶりなものから手のひらサイズまでいろいろなサイズの牡蠣を味わった。収穫したハマグリなどの貝類は家に持ち帰って調理した。 

潮が引いているところまでレッツ・ゴー!

歩いている途中で見つけた牡蠣とハマグリ

貝を開けるのに一苦労

貝類には1日18個の収穫制限や、最低幅約6.4センチ以上のサイズ制限、貝の中のみを持ち帰り殻はその場に置いて帰るなど細かな決まりがあるほか、牡蠣狩りに「シェル・フィッシングのライセンス」の購入が必須。ライセンスはフレッドマイヤーなどのスーパーで購入できるので、忘れずに持参しよう。濡れても平気な動きやすい服装に長靴、厚手の水産用ゴム手袋、オイスターナイフ、スコップ、簡易椅子などを用意して、この夏は牡蠣狩りに挑もう。

潮干狩りを計画する際は、当日の朝に州が公開するセーフティー・マップや、各公園のウェブサイトなどを必ず確認をした上でお出かけください。
詳細:https://wdfw.wa.gov/places-to-go/shellfish-beaches/280080

 

タンシー/Tancy〜人気のお店訪問


ボヘミアン・スタイルとエスニック・スタイルが融合!色彩豊かなインテリアに囲まれた生活はいかが?

取材・文白木満海

タンシー/Tancy

鮮やかな色彩の店内に気分がアガる

タンシーは、カリフォルニア・ロサンゼルス出身のショーナ・クリスチャンさんが経営する園芸店兼、インテリア雑貨の店。植物が大好きなショーナさんが50歳を機に「自身の店を持つ」という大きな決断をし、2019年にロサンゼルスのバーバンクにて園芸店をオープンした。2023年には、黒人女性が所有する唯一の園芸店および小売店としてシアトルに進出した。

高い天井からつるされたツタの植物や色鮮やかな装飾は店外からもよく見え、思わず足を踏み入れたくなる。店に入ると観葉植物をメインに生活雑貨や家庭用品、キッチン用品、ペット用品など、個性豊かで温かみのある商品に包まれ、2階には、キッチン用品や布製品のアイテムがそろう。

店内で取り扱うエスニックなアイテムのほとんどは世界中の職人によって作られ、慈善団体から調達している。メインターゲットとする客層は女性で、タンシーのアイテムをインテリアに取り入れることで、喜びをもたらし、個性を表現してほしいというのがショーナさんの願い。

階段を登って2階のキッチンコーナーへ
色と自然素材と暮らす、カラフルなキッチンはいかが?

同店ではショッピングを楽しめるだけでなく、地域のコミュニティーともつながれる。子どもと一緒に参加できる観葉植物の選び方や植え方、手入れの仕方を学べるワークショップに加え、マクラメ編みやペイントなど、さまざまなイベントを主催する。家族や友だちを誘って個性あふれるタンシーに行ってみよう!

タンシーTancy
1600 Dexter Ave. N. #215., Seattle, WA 98109
営業時間:火~土12pm~7pm 日 12pm~6pm定休:月
☎️800-580-0541
https://shoptansy.com

ウォーリー・ペッツ/Wally Pets〜人気のお店訪問


ウォーリングフォードのペット·ショップと言ったらココ! 地元から高評価を得ている理由は何でしょうか?

取材・文白木満海

ウォーリー・ペッツ/ Wally Pets

店の前に立つオーナーのポールさん

地元で愛されるペット用品店、ウォーリー·ペッツ。スタッフはとてもフレンドリーで、つい長居したくなる。オーナーのポール·ブラウンさんが店を始めて12年が経つが、それ以前は世界中を旅し、複数の州でバーテンダーとして働いていた。日本の文化に興味を持ち、NHK番組を視聴しているそう。

この店を通してポールさんが作り上げた新しいコミュニティーには、近隣のペットの飼い主たちが集う。多くのワンちゃん連れがおやつをもらうために立ち寄り、シーズンごとに模様替えする店内は写真撮影にぴったりのフォトスポット。同店では、1,300点以上の犬猫向けの商品を取りそろえるが、価格はほかの店舗と同等、もしくは少しお得に設定されている。

おやつの匂いを嗅ぎつけてやって来た猫

 

訪問時、ポールさんおすすめの猫のおやつをいただいた。バイタル·エッセンシャルズによるフリーズドライ小魚の一種「ミノウズ」。袋を破った瞬間、猫が興味津々で近寄って来る。一つを手に取り食べさせてみると、匂いを嗅いでから、じっくり味わっていた。

皆さんも、普通のペット·ショップとはちょっと異なる雰囲気を体感しに、愛犬と足を運んでみてはいかが?

 

地元アーティストが描いた彩り鮮やかなアート作品が、店内レジの後ろを飾る

ウォーリー・ペッツ
Wally Pets
4411 Wallingford Ave. N., Seattle, WA 98103
営業時間:10am~7pm
☎️206-547-0301

www.facebook.com/wallypetswallingford

今月の紹介者 田中ひかるさん〜シアトライトを直撃!

取材・文:白木満海

今月の紹介者

田中ひかるさん
長崎県島原半島の出身。5年前に渡米し、昨年の5月に夫の仕事でボストンからシアトルに引越した。新しい土地に慣れてきて現在はシアトルライフをエンジョイ中。

 

グルメ​​

夫が勤務する北海道らーめん山頭火によく通います。日本でもおなじみの山頭火の豚骨スープは、飽きのこない味わいです。弾力のある中細麺が、香り高いスープと絶妙に調和し合うのもポイント。ラーメンだけではなくご飯もの、サイドメニューやトッピング、テイクアウトの弁当も充実しているのでおすすめです!

■Hokkaido Ramen Santouka
www.santouka-usa.com

 

ショッピング

今年の4月にベルビュー・スクエアにオープンしたばかりのポップ・マートでフィギュアを購入しました。アニメやポップ・カルチャーのトイフィギュアやアクセサリー、文房具、インテリア・グッズなどのアイテムがたくさん販売されています。キュートでカラフルなデザインのトレンド・アイテムにファンが急増中。全種類集めたい衝動に勝てず、ついつい買ってしまいます。

▪️POP MART
www.popmart.com/us

 

最近ハマっていること

学生の頃から映画鑑賞が趣味で、好きなジャンルはサスペンスとアクション。物語に集中することで時間を忘れることができ、映画の世界観に入り込める感覚が大好きです。最近のおすすめはジョン・ウー監督作品のサイレント・ナイト。ギャングに子どもを殺され、声を失った父親の物語。セリフがほとんどないアクション映画で登場人物の表情や場面の移り変わりだけで臨場感が伝わる素晴らしい映画でした。

 

お出かけ

フェリーに車を乗せてベインブリッジ島に行きました。日系人227人が強制収容所へと送り出された史跡、ベインブリッジ・アイランド日系アメリカ人排除記念碑に足を運びました。ペガサス・コーヒー・ハウスとサカイ・パークにも行き、楽しい思い出が作れました。

▪️Bainbridge Island
www.bainbridgewa.gov

 

 

日本の文化を満喫できる「桜祭」〜Editor’s Note スタッフこぼれ話

日本の文化を満喫できる「桜祭」

 

日本の芸術や文化を象徴する品々が並ぶ

今年で49回目となるシアトル桜祭・日本文化祭が、4月12日~14日にシアトル・センター内のアーモリー・ホールとフィッシャー・パビリオンで開催された。当祭りの始まりは1976年にさかのぼる。アメリカ建国200周年を祝し、三木武夫元首相から、1000本の桜がシアトル市に寄贈された。その返礼として、ウェスリー・ウルマン元シアトル市長の要請で桜の植樹されたレイク・ワシントン湖畔のスワード公園で開催された記念祝賀式典が当祭りの原型である。

会場内は、日本の食べ物、教育プログラム、芸術、武道、子ども向けのアクティビティー、さまざまなワークショップやパフォーマンスなど、日本の文化を紹介する内容が目白押し。老若男女を問わず、大盛況だった。

折り紙のワークショップは子どもから大人まで大人気

フィッシャー・パビリオンには、都道府県を紹介するブース、折り紙など日本の文化を体験するブース、和菓子や伝統的な陶磁器の販売ブース、日本人形や甲かっちゅう冑を展示するブースがあった。そこで目に留まったのが「兵庫県ワシントン州事務所」のブース。記念に配っていたトート・バッグをいただき、兵庫県に関するクイズに参加して景品のお線香もゲット。少し困難な問題もスタッフからヒントを出してもらったり、パンフレットを見たりして解答できた。兵庫県への興味が高まり、筆者のバケットリストの旅行先に追加した。

身近でみる相撲は迫力満点

外には、鉄板焼きそばの屋台があり、できたての焼きそばは日本が懐かしくなる一品だった。フードコートなどがあるアーモリー・ホールのステージでは太鼓、柔道、空手、相撲、合気道、武術、ダンスなどが披露され、迫力のあるパフォーマンスに、イベントを知らなかった人々も続々と集まってきた。来年は時間を確保して、もっとゆっくり楽しみたい。

近未来を感じるデモ体験!Apple Vision Pro〜それ行け!やってみ隊

近未来を感じるデモ体験!Apple Vision Pro

今年2月、アップルが新製品を発売しました。同社が満を持して打ち出すのは、指先、目、声でコントロールする「空間コンピューター」。一体、どんなものなのでしょうか?

取材・文:白木満海

現在、アメリカでのみ販売されているApple Vision Pro(アップル・ビジョン・プロ)。シアトルでもアップル・ストアで30分のデモを提供中との情報を聞き付け、予約をして店を訪れた。

Apple Vision Proのヘッドセット($3,499~)

◀︎iPhoneと並び、アップル・ストアで大々的にプロモーションされている

早速、同店のスペシャリストがiPhoneを使って頭のサイズ、目の幅、視力を確認し、ヘッドセットを用意してくれる。ゆっくりと頭に装着すると、思ったより重く、圧迫感すら覚えた。ダイヤルで調節し、顔にフィットさせていく。

指と目を使い、アプリを操作中の筆者 ▶︎

前に座るスペシャリストから画面越しで操作方法をひと通り教わると、いよいよ写真や動画の立体的な「存在感」を味わう。周囲の視界全てを、自然の中などさまざまな仮想環境に置き換えることができ、静かな自分だけの空間を楽しめる。

デモの最後には、3D映像と空間オーディオに対応したApple Immersive Video(アップル・イマーシブ・ビデオ)を鑑賞。180 度見渡せる高画質のビデオの中に入り込むかのように、熱気球で空に舞い上がり、崖の間を綱渡りし、ヘリコプターから街を見下ろす。

現実とコンピューターが一体化した空間を自在に操れるという不思議な感覚。今までにない体験となった。

■Apple Vision Pro
www.apple.com/apple-vision-pro

多様性あるコミュニティーが育む独自の文化[シカゴ(アメリカ・イリノイ州)]〜旅好きのお気に入り

高層ビル街では歴史的建築物の数々も見られる

「ウィンディー·シティー(風の街)」と呼ばれる大都市のシカゴは、美しい高層ビルやミシガン湖畔の景色が特徴的。定番観光スポットから地元民が通う穴場まで、魅力たっぷりです。

取材・文:白木満海

シカゴ·ピザだけじゃない!絶品グルメの宝庫

シカゴと言えば、独特な分厚いピザが有名。ほかにも、外してはならない食が盛りだくさんだ。中でもB級グルメのホットドッグは地元で愛されるストリート·フードで、行く先々で見かける。ローカルのおすすめ店は、ポーティロス。ジャンクなものを口にしたいときは、名物のホットドッグ以外に、グレービー·ソースにディップするビーフ·サンドイッチもぜひお試しを。

◀︎まるでテーマパークのようなファストフード・チェーン店、ポーティロスでは、大きなピクルスが決め手のホットドッグを

地理的な位置から意外かもしれないが、メキシコ料理もお値打ちのうえに美味。ピルセンやリトル・ビレッジといった地域には、本格派の伝統料理を提供するレストランが集まる。特に繁盛店となっているのは、アトトニルコだ。できたてのタコスとトルタは、シアトルでも味わったことのない本場さながらのおいしさ。食後のデザートには人気チェーン店、ラ·ミチョアカナ·プレミアムの種類豊富なフルーツ入りアイスバーを。映える見た目と味に満足度は高い。

◀︎町の食堂的雰囲気が漂うアトトニルコ。タコスとトルタは迷わず注文して

 

これぞインスタ映え! カラフルなメキシカン·デザートが目にまぶしいラ·ミチョアカナ·プレミアム

街歩きとショッピングに繰り出そう

高層ビル群の谷間を流れるシカゴ川
マリオズ·イタリアン・レモネードのひんやりスイーツでリフレッシュ!

シカゴ在住者が教える、この街の楽しみ方とは? まず、エスニック·エリアの散策が挙げられる。イタリア系アメリカ人のコミュニティーが形成されたリトル·イタリーは、地元では誰もが知る注目エリア。イタリアン·レストランにカフェ、デリ、ベーカリー、スイーツ·ショップなどが軒を連ね、フェスも定期的に開催される。ここでは、マリオズ·イタリアン·レモネードへ。フルーツの果肉を丸ごといただくピューレ状のクリーミーなシャーベットを目当てに、地元民が列を作る。

土地の風情を楽しみたいなら、ローカル·ショップが並ぶウィッカーパークはいかがだろう。地元の若者が詰めかける、シカゴ屈指のおしゃれスポットだ。ビンテージ、アンティーク、アート、雑貨を販売するスモール·ビジネスがずらり。カフェ、レストランなど飲食店も充実し、ぶらり旅に最適。ちなみに、その北に立地するマイクロ·センターは、パーツの品ぞろえが地元のコンピューター·マニアから称賛されている。

常に人通りが多く、にぎやかなリトル·イタリーの街
アドラー·プラネタリウム付近を散歩しながら、シカゴの絶景を独り占め

また、アドラー·プラネタリウム付近は、シカゴの街の光がミシガン湖に映る、地元では知られた夜景の名所。旅の締めにふさわしい眺めを目に焼き付けよう。

パソコン周りのことならお任せのマイクロ·センター

そぞろ歩きを満喫したい、ウィッカーパークと隣接するバックタウン界隈。お茶タイムを過ごすにも◎

 
シアトルからの行き方

空路ではオヘア国際空港まで、デルタ航空、ユナイテッド航空、アラスカ航空、アメリカン航空などの直行便で約 4 時間半。ミッドウェー国際空港までサウスウエスト航空の直行便もあり、こちらは約 4 時間。

 

ヘルシー・ドリンクで免疫力アップ♪〜ソイソースいち押し!

ヘルシー・ドリンクで免疫力アップ♪
 
フレッシュなオーガニック飲料を提供する、ウォーリングフォードで評判の店を紹介します。
取材・文:白木満海

日頃、健康と栄養を気にしている読者は注目! 2017年にデリバリー・ビジネスからスタートし、2020年に実店舗をオープンしたジュイサラは、その名の通り、ジュースとサラダの専門店。可能な限り地元農家から調達する新鮮な食材は、100%オーガニックのものを使用している。その品質を保つため、注文ごとに作りたてを提供するのがオーナーのこだわりだ。

◀︎ この店に来たなら、最初の注文はコールドプレスジュースに決まり! 写真はオレンジ・リオット($16)

看板商品は、栄養価の高さが自慢のコールドプレスジュース。頑丈な油圧プレスを用い、さまざまな果物や野菜から水分をゆっくりと高圧力で搾り出す。そのため、抽出したジュースは多くのビタミンやミネラルを保持したまま、というわけ。

オレンジ、イチゴ、ブルーベリー、バナナのスムージー「バナナ・ベリー・ブラスト」($11)。各ドリンクはプロテインなどを入れてカスタマイズできる ▶︎

筆者がトライしたのは「オレンジ・リオット」。オレンジ、ショウガ、ターメリック、MCTココナッツオイルの甘味と酸味の中に、黒コショウの辛味を利かせた大人の味だ。もちろん、ビタミン、ミネラルがたっぷり含まれている。

そのほか、大小の2サイズから選べるアサイー・ボウルもぜひ試したい。ウォーリングフォードへ行く際にはぜひ、立ち寄ってみてはいかが?


Juisala

4405 Wallingford Ave. N., Seattle, WA 98103
営業時間:10am~4pm 定休:水
☎️206-584-0011
https://juisala.com

 
◀︎ こぢんまりした店舗。屋外席が設けられているので、ジュース1杯で気軽に休憩を取れる

今月の紹介者エリック・ルセロさん〜シアトライトを直撃!

取材・文:白木満海

今月の紹介者

エリック・ルセロさん

イリノイ州シカゴ出身。航空宇宙産業で働く。1年半前、シアトルに引っ越し、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のメカニックエンジニア、システムエンジニア向けオンライン・コースで勉強。現在は同じく大学院でビジネスを専攻する。

 

グルメ​​

エクアドルとフィリピンにルーツを持ち、フィリピン風スパゲティが得意料理。ソースにバナナケチャップと酢が入るので、とても甘いのが特徴です。風味付けと食感のアクセントに、ソーセージとニンジンも加えます。パスタ・ソースなどフィリピン食材の調達には、フォウ・リー・マーケットへよく行きます。

■Fou Lee Market
https://fouleemarket.com

 

ショッピング

はんだ付けや電気回路作りを日課にしていて、部品はAmazonで注文。最近、運転スキルを向上させるためにドライビング・シミュレーターを購入しました。写真は、音が静かなインランドのゲーム用キーボード。とってもおすすめです! どれも使わなくなったらeBayなどで売ってしまいます。

Inland Gaming MK Pro 75%  Pre-Built Keyboard
www.amazon.com/stores/INLAND/INLAND/page/D740DF98-7AFA-4935-8BE8-0CB1C88D1D3C

 

最近ハマっていること

毎日ジムに通い、筋トレをしています。努力した分、身体が変化するのを見るのがモチベーションに。より自分を追い込むため、ジムリーパーズの膝サポーターやフレックスフィットネスのベルトなどのジム用アイテムも活用。安全にウエイトリフティングで身体を支えられるようにしています。

Gymreapers
www.gymreapers.com

■FlexzFitness
https://flexzfitness.com

 

 

お出かけ

2月24日、シアトル・チャイニーズ・ガーデンの旧正月イベントに参加しました。伝統的な中国茶の試飲やダンス、音楽など、たくさんの催し物があり、楽しめました。自然に囲まれた園内を散歩し、隣接するガーデン・センターにも立ち寄り、充実した週末に!

Seattle Chinese Garden
www.seattlechinesegarden.org

 

 

今月の紹介者 キム・セリーさん〜シアトライトを直撃

取材・文:白木満海

今月の紹介者

キム・セリーさん

テキサス州サンアントニオ出身、ワシントン州在住歴11年。仕事の都合でタコマで暮らしていたが、進学のためシアトルへ。今はデータ分析や情報学の知識を生かし、地元の非営利団体と、人口移動問題などに取り組むコミュニティー・グループの両方で働く。

 

グルメ​​

新鮮なハーブや野菜、スパイスの入った料理には目がない私。特にホットソースが大好きで、ローカルのブランドから庭で収穫したものを使う手作りソースまで、毎日の食事に欠かさないほど。外食では、ウォーリングフォードにあるパムズ・キッチンの自家製ホットソースがお気に入りです。風味豊かで、辛さが舌に伝わる瞬間がたまりません。

■Pam’s Kitchen
https://pams-kitchen.com

 

ショッピング

ローカルのビジネスをサポートしたいという思いが常にあります。最近は地元で手芸用品を買い、刺しゅうなどを入れたワッペン作りを楽しんでいます。パッチやワードローブのアレンジほか、プレゼントにも重宝しますよ。Tシャツは地元作家、リサ・サスムセンさんによるデザインズ・バイ・リサから数枚を購入。かわいい動物が描かれた商品の数々は、オンラインでも販売中です。

■Designs by Lisa
www.designsbylisa.com

 

最近ハマっていること

アクティブな性分で、仕事以外はいろんなところへお出かけ。パートナー・ダンス(スイング、カントリー、ラテン)、ランニング、ハイキング、自転車など、体を動かすアクティビティーにも夢中。今年は猫、犬、ヤギ、アルパカなどと「動物ヨガ」を試してみたいですね。

 

お出かけ

来世はプロレスラーになりたい! ここノースウエストの大迫力のプロレス・シーンは、私にとってのご褒美です。レスリングとは違い、演劇の要素があって、エネルギッシュなパフォーマンスに大興奮。これまでシアトルやバンクーバーでのプロレス興行には、東京からも才能あふれるプロレスラーが何人も出場していますよ。

レーニア山麓の大自然に囲まれてリフレッシュ!〜Editor’s Note スタッフこぼれ話

レーニア山麓の大自然に囲まれてリフレッシュ!

別荘感覚でくつろげるキャビン 

レーニア山国立公園まで車で数分のアシュフォードには、四季折々全く違う景色が堪能できる、とっておきのキャビンが点在。まるで違う国に来たかのような森の澄んだ空気の中で、ゆっくり過ごすのも良し、思いっきり遊ぶのも良し。家族や友だちとの週末ご褒美旅にぴったり! 木のぬくもりを感じる空間で、心も身体も休まること請け合いだ。 

同エリアで2回目のキャビン泊となる今回、訪れたのはレーニア山に雪が降り出した10月の終わり。すでに、コートやダウンジャケットがないと外では過ごせないほど寒い。しかし、2エーカーもの敷地に最大22名まで泊まれる豪華な宿は、ジャクジーも完備する。 

バケーション・レンタルを利用して、気軽に屋さんを開くこと。豪邸体験を

湯の中でしっかり体を温めたら、持ち込んだ食材を使い、設備の整ったキッチンで調理開始。自然の風景が目の前に広がるダイニング・スペースに集まり、できたての食事をみんなで楽しみながら、すっかり満ち足りた気分に。メイン・キャビンとは別にボーナス・ルームも設置されており、そこでお菓子をつまみながらボードゲームやパズル、ビリヤードに興じるのもまた、至福のひととき。

レーニア山ハイキングへGO 

レーニア山は遠くから眺めるのも素晴らしいが、国立公園内へ入るとまた見どころが盛りだくさん。ということで、寄り道しながら観光名所のパラダイスを目指す。 

最初の立ち寄りスポットは、コメット滝。三筋に分かれており、そのうち小さな筋は車道からすぐ見つかる。時間に余裕があれば、駐車場の登山口から2.6マイル歩き、大瀑布を上からのぞいてみては。次に足を向けたのは、ニスカリー川に架かる橋。園内最古の橋のひとつで、周りの樹木とのコントラストを前に、自分が何かの物語の中に入り込んだ気持ちになる。そこからさらに車を走らせ、絵画のような美しさで有名なナラダ滝へ。滝の上の石橋は絶好の撮影場所だ。 

ボーナス・ルームにはビリヤード台もある
おいしい空気と一緒に味わうBBQは最高!
大きな窓ガラス越しに庭を望めるダイニング・スペース
屋外でリラックスしたい時はデッキやジャクジーへ直行
いったん車を降りて、コメット滝をパチリ

そしてたどり着いたパラダイスは見事な快晴の空と相まって、名前の通り、本当の楽園を思わせる美しさ。前年4月に訪れた際は、雲と雪で全く山が見えなかったので、ようやく念願の絶景を拝めた。案内所、カフェ、土産屋なども並び、寒い日でも満足感は十分。誰にとっても思い出に残ること間違いなし! 

雪道の運転を避けるなら、6月中旬から10月上旬までがレーニア山観光のベスト・シーズン。2024年の旅行プランに、早速加えてみてはいかが?

 

地元大学のアメフト・チームを応援!ワシントン大学ハスキーズ〜特別レポート

地元大学のアメフト・チームを応援!
ワシントン大学ハスキーズ

アメフトのシーズン真っ只中! プロはもちろん、大学生がプレーするカレッジ・フットボール(大学アメフト)も白熱しています。われらがワシントン大学(以下UW)はCFPランキング2位につけ、2024年1月1日(月)、オールステート・シュガー・ボウルでのプレーオフ準決勝に進出! カンファレンス優勝の直前、11月11日にシアトルで観戦したホーム試合は、一風変わった展開となりました。

取材・文:白木満海

入り口の前からファンの熱気が伝わるハスキー・スタジアム

UWハスキーズは、ハスキー・スタジアムが本拠地。試合開始の約1時間半前から、すでにドラムラインの演奏でかなり盛り上がっており、UWファンたちはノリノリで会場に向かう。中に入ると、チーム・カラーの紫の衣装を身に着けた観客で超満員。一方、この日の対戦相手、ユタ大学ユーツは赤いタカをイメージしたマスコット・キャラクターのスウープと赤のジャージで対抗。こちらも負けず劣らず目立っていた。

試合前のセレモニーでは、ベテランズ・デー(退役軍人の日)ということで、戦闘機の飛行に加え、200人以上とおぼしきマーチング・バンドがフィールドを行進し、息の合ったパフォーマンスを披露。音楽の力はすごい。観客と選手、チアリーダーや学生たちも一気に団結したのを肌で感じられた。

ドラムラインが観客を出迎える

試合の序盤はどちらのチームもなかなかディフェンスが成り立たず、お互いにスコアが入りまくりでヒヤヒヤ。タイムアウトのたび「ゴー! ハスキーズ!」と大歓声がとどろく。スタジアムの片側から「ゴー!」と呼びかけると、違う側が「ハスキーズ!」と叫び返すところが面白い。UWがディフェンス中はドラムの音が鳴り響くと同時に、学生たちが白い布を頭の上で振り、シンクロしながら応援。相手チームがタッチダウン、もしくは点が入りそうな時はブーイングの嵐となる。アメフトに詳しくなくても、思わず一緒に興奮してしまう。

試合前、マーチング・バンドを見下ろすように舞う戦闘機

ハーフタイムには、フィールドに本物のハスキー犬が登場。チアリーディングやマーチング・バンドによるショーもあり、試合以外にも見どころ盛りだくさん。最終的にはUWのクオーターバックとワイドレシーバーの活躍により35対28で勝利した。

タッチダウンを生で何回も目撃するというレアな経験もできて大満足。今季のホーム試合は終了しているが、来年に観戦するなら、雨具と防寒対策は必須だ。筆者は家から毛布にクッション、レインコートを持参して備えた。食べ物の持ち込みもOKなので、準備して出かけるのがおすすめ!

 

目と鼻の先で大迫力のプレーが繰り広げられた


Husky Stadium

3800 Montlake Blvd. NE., Seattle, WA 98105
☎206-543-2210
https://gohuskies.com

UW Huskies

https://gohuskies.com/sports/football

 
 
 
 

今月の紹介者 ベンチャワン・ティガンさん〜シアトライトを直撃!

取材・文:白木満海

今月の紹介者

ベンチャワン・ティガンさん

タイ出身で、愛称はメイ。シアトルに住み始めて約7年。デジタル・マーケティング・スペシャリストとしてタイ料理店で働いた後、ベルビュー・カレッジへ進み、デジタル・マーケティングの学士号を取得見込み。

 

グルメ​​

イタリア料理が大好き! お気に入りのレストランは、カークランドのダウンタウンにあるリストランテ・パラディーゾです。ランチもディナーも、パスタなどの本格イタリアンが比 較 的、手 頃な価格でそろいます。

■Ristorante Paradiso
https://ristoranteparadiso.com

 

ショッピング

ファッションには目がありません。最近購入したアイテムは、メイドウェルのライトブルーがきれいなシャツ。サステナブルな取り組みに力を入れているブランドなので、今後もサポートしていきたいですね。

■Madewell
www.madewell.com

 

最近ハマっていること

カントリーダンスに興味があり、近所のリトル・レッド・ヘンというカントリーダンスが習えるバーに通っています。共通の趣味を持つ人たちと、つながれるのもうれしい!

■Little Red Hen
http://littleredhen.com

 

お出かけ

おすすめの小旅行先は、エドモンズからフェリーでキングストンに渡った先にある、「リトル・ノルウェー」として名高いポールズボーの町。スルイス・ポールズボー・ベーカリーなど、個性あふれるショップがたくさん並びます。

■Sluys Poulsbo Bakery
https://sluyspoulsbobakery.com

シアトル水族館と任天堂「あつまれ どうぶつの森」がコラボ!〜イベントクローズアップ

シアトル水族館と任天堂
「あつまれ どうぶつの森」がコラボ!

Nintendo Switch(以下スイッチ)の大ヒット・ゲーム「あつまれ どうぶつの森」。人気キャラクターの一部がこの秋から、シアトル水族館でお出迎え! ファンにとって夢のようなイベントが、年内12月31日(日)まで開催中です。イベントクローズアップ取

取材・文:白木満海

入り口の大きなキャラクター看板に、早速気分もアガる。美しい海沿いの街の背景が水族館にお似合い

ゲームでおなじみのキャラクターが水族館の至るところに顔を出すコラボ企画が幕開け。館内各所にゲームのキャラクターや、ビンゴ・スカベンジャーハントのQRコードが配されている。スイッチのオンライン・アカウントがあれば、自分のスマホでQRコードを読み取り、ビンゴ・スカベンジャーハントがプレーできる仕掛けだ。博物館の館長で知識が豊富な「フータ」も大活躍! 実際のゲームから引用した情報で、それぞれのテーマに沿って海洋生物の説明を行う展示物、解説板も興味深い。

巨大水槽の前では、しずえが案内

中へ進むと、巨大水槽のそばに「しずえ」が。そしてウェットスーツを着たダイバーが、来場者の質問に答えたり、魚の説明をしたりしている。次のタッチ・タンク・エリアで、イソギンチャク、ウニ、ナマコがいっぱいの水槽に手を入れ、しばし戯れる時間を過ごしたら、その先のクラゲの水槽へ。ゆったりしたクラゲの動きと眠気眼の「たぬきち」に癒やされる。いったん外に出て、今度は愛嬌たっぷりのアシカやラッコが泳ぐエリアに移動。お楽しみはまだまだ続く。

中には見逃しやすいポイントもあったが、かわいいキャラクターはもちろん、海の生き物に囲まれてオール・グッド! 11月24日(金)~26日(日)、12月29日(金)~31日(日)にはスタンプラリーも実施する(金曜日は午後3時半から)。ウェブサイトから、よりお得なワシントン州居住者オンライン価格でチケットを予約しよう。

中でクラゲがふわふわ漂う幻想的なトンネルに、たぬきちを発見!
フータの登場する解説板があちらこちらに。海の生き物について学べる

ギフト・ショップでキャラクターの限定グッズやぬいぐるみを買うのもお忘れなく

Seattle Aquarium

1483 Alaskan Way, Pier 59, Seattle, WA 98101
開催時間:9:30am~5pm ※6pmまで開館
入館料:一般$23.95~、4~12歳$16.95~、
    3歳以下無料 ※イベント料金込み
☎️206-386-4300
www.seattleaquarium.org

 
 

 

マウンテニアリング・クラブ/Mountaineering Club〜人気のお店訪問


ホテル最上階に位置するルーフトップ・バー。シアトルの絶景とナイトライフを楽しみに、足を運んでみませんか?

取材・文:白木満海

マウンテニアリング・クラブ/Mountaineering Club

ワインで乾杯! シアトル市内を一望する大パノラマは感動ものだ

ユニバーシティー・ディストリクトのグラデュエート・ホテル16 階に誕生した新たな展望スポットが、このバー。すぐそばのワシントン大学キャンパスを始め、シアトルの景色を堪能できる。開放的な屋外の空間に設けられたテラス席と屋内ラウンジがつながり、居心地は抜群。レーニア山、ピュージェット湾、そしてシアトルのダウンタウンの素晴らしい眺めに、思わず見とれてしまう。
 
メニューも多彩。地元ノースウエストの食材を使った料理のほか、遊び心のあるカクテル(各$16)もおすすめだ。季節によってラインナップが異なり、取材日に試したのは、さわやかさの中に予想外の風味が感じられる「レーニア・ローズ」に加え、冒険心に満ちた新感覚の「ビターベリー・ナンバー・ツー」や「ウッドベイ・アイランド・アイスティー」の3種類。カラフルでユニークなフレーバーだらけのカクテルが舌を喜ばせる。
 
華やかなカクテルが並び、気分もアガる

ワインも豊富。やはりこちらも訪れる時期によって種類が異なる。この日のチョイスは「ノ・エス・ピテゥコ・ロゼ」(ボトル$40)と「グレープ・アブダクション・ロゼ」(ボトル$55、グラス$12)。どちらもさっぱりして、ほのかな甘みが伝 わる。おつまみは「バター・ビーン・ハマス」($14)がベスト・マッチ!
 
週末は人気のため、予約をするのが確実。家族やパートナー、仲間と一緒にスペシャルな時間を過ごそう。
 

マウンテニアリング・クラブ
Mountaineering Club

4507 Brooklyn Ave. NE., Seattle, WA 98105
営業時間:火〜木3pm〜12am、金土3pm〜1am、日月3pm〜10pm
※21歳以上のみ6pm〜☎️206-634-2000
info@themountaineeringclub.com
www.themountaineeringclub.com

入店の受け付けはホテル・ロビーのある1階で
16階から見下ろすシアトルの夜景

今月の紹介者ナイリ・ハーナンデスさん〜シアトライトを直撃!

取材・文:白木満海

今月の紹介者

ナイリ・ハーナンデスさん

ロサンゼルス出身、シアトルに来て約2年。現在は大学の国際部門でSNS運営のインターンを務めるほか、スペイン語講師、カークランドにあるファン・タン・アジアン・カフェのウエートレスとして働く。

 

グルメ​​

好き嫌いはなし! 大好物は母が作るメキシコ伝統のビリア。牛の塊肉をスパイスと共に長時間煮込み、パクチー、ライムを加えたスープです。肉は柔らかく溶けるよう。辛さの中にもおいしさがギュッと詰まった最高のご褒美。

 

ショッピング

スリフト・ストアで掘り出し物をハンティング! お値打ちで良い品を見つけるのが、私流の買い物の仕方。おすすめは、シアトルなど州内8カ所にあるグッドウィルのアウトレット、ザ・ビンズ。大きな倉庫で、衣類、電化製品、おもちゃなどを安く量り売りしています。仕分けされていない商品でいっぱいの大きな青いビンから探すのはひと苦労ですが、珍しい物も発見できるかも?

■Goodwill Outlets
https://goodwilloutlets.com

 

最近ハマっていること

自炊を学び中。グローサリー・アウトレットで肉、野菜、乳製品などを割安で購入し、ネットでいろいろ研究しながらストリート・タコス作りに挑戦しています。「オールレシピズ」のウェブサイトを参考に、鶏肉、トルティーヤ、玉ネギ、パクチー、市販のサルサやホットソースを使って、簡単に出来上がります!

■Allrecipes
www.allrecipes.com/easy-chicken-street-tacos-recipe-7564448

 

お出かけ

今年の夏、メキシコからの留学生のスーパーバイザーを務めました。学生と一緒にシアトル観光ツアーで、ワシントン大学、スペース・ニードルなどを満喫。カナダにも足を延ばしました。そして、学割でお得なチケットをゲットし、シアトル・マリナーズの試合観戦へ。球場内から見た、いつもとは違うシアトルの景色は格別でした。

■T-Mobile Park
www.mlb.com/mariners/ballpark

ウォーター ·ランタン ·フェスティバル〜Editor’s Note スタッフこぼれ話

ウォーター ·ランタン ·フェスティバル

灯籠流しで平和に思いを馳せるひとときを

ウォーター·ランタン·フェスティバル」は、灯籠をグリーン·レイクの湖上に浮かべるイベント。今年は10月7日に開催された。 友人を連れて会場に到着したのは、サンセット前の午後5時半。すでにフード・トラックの前は多くの人であふれ返り、ライブ・ミュージックも聞こえてくる。私たちは大行列のフード・トラックを諦め、近所のカリブ海レストラン、ボンゴスに足を運んで腹ごしらえをすることに。屋外席で食べるジューシーで少しスモーキーな風味のチキン・プレートは、クオリティー100点のおいしさだった。 
 
会場に戻ってチェックインをすると、灯籠キット、紙、ペン、ライト、トランプカード、メッセージカードがもらえる。同伴者との仲を深める小さなギフトに、心が温かくなった。組み立てた灯籠には、自分なりの思いや願いを込めて、ペンでメッセージを入れる。イラストを描く人もいる。だんだんと会場は暗くなり、参加者は次々と灯籠を水の上に放っていく。水面に浮かぶ数多の灯籠が光り輝き、今まで見たことのない幻想的なグリーン・レイクの風景が目の前に出現した。 
自分だけのオリジナル・デザイン&メッセージを灯籠に託して

 

ボンゴスのカリブ海料理は、サイドのライスやビーンズ、コールスロー、プランテンまで絶品!
 
地域の人たちと交流し、自分自身の心と向き合う機会にもなった今回のイベントでは、とても良い体験ができた。前日·当日券は少し高めなので、来年参加するなら早割でのチケット購入がおすすめだ。
 

今月の紹介者ケビン・ギーティングさん〜シアトライトを直撃!

取材・文:白木満海

今月の紹介者

ケビン・ギーティングさん

ブラジル出身、シアトルに住み約5年。カルフォルニアで大学を卒業後、現在は任天堂のアメリカ法人でソフトウェアエンジニアとして働く。

 

グルメ​​

シアトルとベルビューに3店舗あるビーガンの人気タイ料理店、アラヤズ・プレイスがおすすめ。今やロサンゼルスにも支店を持ちます。どれもおいしくて、肉がなくても満足感たっぷり!

■Araya’sPlace  
www.arayasplace.com

ショッピング

普段は自炊していて、メキシコ料理をよく作ります。パイク・プレイス・マーケット内のエル・メルカド・ラティーノは、メキシコの味覚に欠かせない調味料やスパイスがそろっているので、お気に入りです。

■ElMercadoLatino
www.pikeplacemarket.org/vendor/el-mercado-latino

最近ハマっていること

とにかく音楽が大好きなので、ライブ・ミュージックを聴きに出かけます。自分で演奏するならベース。ラウンジなどでジャミングをすることもあります。

 

お出かけ

クライミング・ジム通いに夢中。近頃は毎週のようにエッジワークスのクライミング・ウォールを訪れています。初心者から上級者までさまざまなスタイルで楽しめ、この冬に拡張してグランド・オープン予定です。

■Edgeworks Bellevue
https://edgeworksclimbing.com/bellevue

ワシントン州日米協会100周年記念の和食イベントシアトルを代表するシェフと日本文化のコラボレーション!〜特別レポート

ワシントン州日米協会100周年記念の和食イベント
シアトルを代表するシェフと日本文化の
コラボレーション!

8月27日、ワシントン州日米協会の主催で「和食を祝う」をテーマに掲げたイベントが行われました。伝統的な日本の食や文化、地元の食材と味覚、プレゼンテーションを体感する素晴らしい機会となりました。

取材・文:白木満海

2013年に世界遺産登録された「和食」は、ここシアトルでも多くのアメリカ人に親しまれている。100周年を迎えたワシントン州日米協会では、特別イベントとして日本の伝統と次世代をつなぐ和食文化を紹介。会場は、ウディンビルにあるマシューズ・ワイナリーだ。

夏のシアトルらしい青空が広がり、絶好のイベント日和となった

入り口では、ワシントン州日米協会メンバーがゲストをお出迎え。チェックインして、早速ウェルカム・シャンパンをいただく。ワイナリーの開放感あふれるオープンエアの空間を目の前に、胸がときめく。テーブル席ではおしゃべりが始まり、それぞれのグループで盛り上がっていた。

イベントは稲垣久生総領事の挨拶で幕開け。場がなごんだところで、マシューズ・ワイナリーを経営するブライアン・オティスさんのスピーチが続く。次にマイクが渡されたのは、加柴司郎さん。パイク・プレイス・マーケットで寿司かしばを営む司郎さんは、言わずと知れたシアトルの寿司文化のパイオニア。日本の江戸前スタイルの食べ方などをレクチャーした。同時に用意されたのは、司郎さんによる3種のにぎり、マグロ、サーモン、ニシン。ペアリングのワインは、ジェイン・コテージ・リザーブ・ブラン・ド・ブラン(2020年)というフルーティーなスパークリング・ワインだ。意外なコンビネーションに思えたが、これが相性抜群だった。

稲垣総領事の挨拶に聞き入る参加者たち

そして、パイオニアスクエアに店を構える84 イェスラーのオーナー、高橋 進さんとシェフのクリスティーナ・シグールさんが、和食に対しての情熱に加え、同店がコンセプトとしている「国境のない食」を伝える。「いただきます」と「ごちそうさま」の意味の説明もあった。そこで運ばれてきたのは、だしがしみた大根と、タラのみそ漬け、漬物の盛り合わせ。スパイシーでやや酸味が強いマシューズ・リザーブ・ソーヴィニヨン・ブラン(2021年)が、タラのみそ漬けのコク深さを引き立てる。

寿司かしばのにぎり3種
84 イェスラーからは、シェフのクリスティーナさんが調理した総菜が
おいしい和食とワインを囲む至福の時間

そのあとに振る舞われたのは、レントンに立地するおまかせ寿司の藤原特製ちらし弁当。シイタケ、かんぴょう、さやえんどう、酢漬けレンコン、ゴボウ、錦糸卵のちらしと、さわやかさの中にテクスチャーが感じられるマシューズ・コロンビア・バレー・ソーヴィニヨン・ブラン(2022年)との組み合わせが絶妙なバランスだ。デザートはフランズのチョコレート。山田平安堂の漆の菊皿に美しいトリュフが映え、贅沢感いっぱいである。

シアトルの食材とワインに、日本伝統の和食や文化を融合したダイバースな体験は、とても貴重。このような場に参加できてうれしく思う。

藤原が提供するちらしは、見た目も華やか
宮内庁御用達漆器店、山田平安堂による菊皿にフランズのチョコレートを載せて

 
ワシントン州日米協会

1923年、日本とワシントン州の友好と相互理解のために設立された非営利団体。日米交流イベントを多数開催する。また、教育分野でもボランティア活動を通して地域社会に貢献している。寄付やボランティア参加者を募集中。2021年よりワシントン州商務省とパートナーシップを結び、日系中小企業・小規模事業を日本語でサポートするスモール・ビジネス・リジリエンシー・プログラムが発足。

Japan-America Society of the State of Washington
3010 77th Ave. SE., #102, Mercer Island, WA 98040
☎206-374-0180 
https://jassw.org

 

シアトルの日本人サッカー・サークルサムライ FC〜あんなグループこんなグループ

取材・文:白木満海

シアトルの日本人サッカー・サークル
サムライ FC

結成11年となるサッカー好きのための日本人サークルは、学生・社会人混合。レベルは初心者から上級者までさまざまで、リーダーの新保航介さん、副リーダーの青山拓充さんが仕切り役だ。昨年のシーズンは地元リーグで優勝した実績を持つ。日本人が中心となるが、日本語を学びたい、日本文化に親しみたいというプレーヤーも歓迎している。

学生にとっては、他校に通う学生を含め友だちを作ったり、社会人との関わりができたりと、日系コミュニティーの中で交流を深められる絶好の機会に。社会人もまた、若い学生たちからエネルギーをもらうことができ、他の社会人プレーヤーとの意見交換やたわいのない会話がリフレッシュになる。サッカーの練習や試合後にはバーベキュー、飲み会、ボードゲームなどのアクティビティーで盛り上がっているそう。

練習の場は、ワシントン大学ボセル・キャンパス、レドモンドのグラス・ローン・パーク、キャピトルヒルのカル・アンダーソン・パークなど
ディスクゴルフに興じる学生たち

練習では、各自のウォームアップから始まり、パス、トリカゴ、シュート、センタリングと続く。さらに3対3、5対5、ミニゲームと試合も行う。7月2日にはOG、OB合同チームとの紅白戦があり、約30人のプレーヤーが集結した。また、この夏はキャンプやウォーター・アクティビティー、ディスクゴルフなども楽しんだという。

近頃は、子どもやユースの日本人サッカー・チームが結成されるなど、新たな動きも出てきている。ますます多様化するシアトルの日本人チームを応援していきたい。

 
 
9月10日からは、毎週日曜日に開催の地元リーグのシーズン。昨年の打ち上げにて
Samurai FC

日程:水7pm〜(屋外練習)、金8pm〜10pm(インドア・サッカー)、
   日(地元リーグ戦日程による)
集合場所:シアトル、イーストサイド周辺(練習やリーグ戦開催地による)
会費:練習参加無料、リーグ戦参加は学生$75、社会人$140、ユニフォーム$40
問い合わせ:akayamapeaceke@gmail.com(青山拓充)

 

シアトルの日本人クリスチャン・コミュニティー JXJ 〜あんなグループこんなグループ

取材・文:白木満海

シアトルの日本人クリスチャン・コミュニティー
JXJ

シアトルに住む日本人クリスチャンが主体となるJXJでは、おいしい日本食やデザートを味わいながら、ゲームや会話を通して親交を深める交流会を月に1回、第3土曜日に開催。リーダーとしてイベントを取り仕切るのは、杉本悠太郎さんだ。

2006年 か ら ス タ ー ト し、コ ロ ナ 下 もZoomイベントを通して活動を継続してきた。今では日本人の老若男女、そして日本人以外のクリスチャンも大勢集まる。多い時では30~40人規模にもなるそう。

初めての参加者には、まず長く通うメンバーたちが元気に自己紹介。早速、歓迎ムードでいっぱいだ。賛美歌に始まり、15分ほどのアイスブレイクのゲームで場の空気が和んだところで、お祈り後に夕食をみんなでいただく。その頃には、全員がすっかり打ち解けているのがわかる。最後にスイーツを頬張り、新しくできた友だちとおしゃべりをしているうちに日も暮れていく。

プールヌードルを使ってゲーム。外で思いっきり体を動かし、コミュニティーで仲間作りを
この日の献立はJXJメンバー、高嶋純子さん手作りのカツカレーとパスタ・サラダ

8月の訪問時は、イスラム教徒からクリスチャンに改宗したジョシュア・ラヒンザデさんのテスティモニー(自分がなぜクリスチャンになったのか話すこと)も行われた。ジョシュアさんは、イランを出てトルコに渡り、日本に着いた。その時に原宿で日本人クリスチャンから手紙を受け取り、新約聖書を学び始めたのだとか。貴重な話を聞かせてもらった。

終始アットホームで、クリスチャンになじみがない人でも気軽に参加できる雰囲気。日本語、英語を学び、ネットワークを広げたい人にもおすすめだ。個人的にとても楽しめたので、ぜひまた顔を出してみたい。

テスティモニーに臨むジョシュアさん(左)と日本語で通訳する悠太郎さん
JxJ (Japanese x Jesus)
日程:
毎月第3土曜日4:30pm~集合
場所:
シアトル市内
会費:
無料
問い合わせ:
jjseattle210@gmail.com
詳細:
@jxjseattle
 

84 イェスラー/84 Yesler〜人気のお店訪問

2020年、パイオニアスクエアにオープンした日本人オーナーが営む料理店のコンセプトは、「国境なきレストラン」。地産の食材をふんだんに使ったクオリティーの高い品々を、美しいプレゼンテーションで提供しています。シェフにも密着! おすすめメニューと併せてご紹介します。                       

  取材・文:白木満海 写真提供:84 Yesler

84 イェスラー/84 Yesler

経験を生かし、シアトルで唯一無二の店に

高橋さん夫妻。レストラン業界で多くのビジネスを手掛けてきた高橋さんは、ずっと裏で支えてきた妻の勝子さんの偉大さにも言及する

オーナーの高橋 進さんは、これまでレストラン・プロデューサーとして、いくつもの日本食レストランをシアトルで成功させてきた。「誰もやっていないことに挑戦したい」と、満を持して新たなレストラン経営に挑む。

店に足を一歩踏み入れると、高橋さんの故郷への思いを形にしたエントランス空間が広がる。和の要素を取り入れたアートの装飾は、どこか温かい雰囲気をまとう。次に目に飛び込んで来るのは、上品なバー・カウンター。また、仕切りのないオープン・キッチンは開放感があり、シェフとの距離が縮まるように感じられる。壁を取り払ったサービスと料理は、まさに国境なきもの。実際に調理の様子を客席から目視でき、料理人と客のそれぞれが食のコミュニケーションを通してつながっていく。

コース仕立てのテイスティング・メニューは、どの皿も繊細な仕上がりで、ワインとのマッチングも完璧。シアトルでしか食べられない、ノースウエストの季節折々の珍味も含まれる。アラカルト・メニューは人気のシーフードだけではなく、野菜や肉類のオプションが豊富。オリジナル・カクテルとの相性も抜群だ。リラックスして、ここだけの味覚を心ゆくまで楽しみたい。

和風に彩られた店のエントランスで、和食ワールドチャレンジ入賞の賞状を披露するシェフのクリスティーナさん
客席とキッチンが一体化する広々とした店内
ぬくもりあふれるインテリア。奥にはバー・カウンターも
パイオニアスクエアの好立地に出店

至極のメニューをワインとペアリングで

取材時に試食させてもらったのは、パスタ料理の「ファイン・ハーブス・パパーデル」。クリーミーでコク深いブールブラン・ソースはレモンの酸味がほんのりさわやかで、ダンジネス・クラブの赤い色がアクセントに。緑色のハーブ・オイルは、もちもちの生パスタにも練り込まれ、見た目も味もバランスが絶妙。ほかにはない逸品だ。

2品目に登場したのは、「カーマン・ランチ・リブアイ」。きめ細かくサシの入った霜降り肉は、脂身と赤身の割合がちょうど良く、甘酸っぱいハックルベリー・ソースが肉のうま味を引き立てる。付け合わせの野菜は、チッポリーニと呼ばれる小ぶりでやや平べったい玉ネギと、葉がギザギザで菜の花によく似たラピーニ。香ばしく焼かれたチッポリーニは甘みが強く、とろけるほどの柔らかさだ。ほのかな苦みを持つラピーニは、ジューシーな肉と最高のコンビネーション。赤ワインがよく進む。

新鮮な食材はもとより、丁寧な仕上がりと心遣いに日本のおもてなし文化をしっかり感じ取れた。多くの人に同店での貴重な体験を堪能して欲しいと思う。

オーナーとシェフのおすすめ

パスタ

Fine Herbs Pappardelle $32

ステーキ

Carman Ranch Ribeye $60

84 Yesler
Way, Seattle, WA 98104
営業時間:4pm ~ 9pm 定休:日~火
☎206-624-1111
www.84-yesler.com

私たちの身直で感じる日系アメリカ人の歴史〜特別レポート

私たちの身直で感じる
日系アメリカ人の歴史

19世紀末から20世紀初頭にかけて日本からの移民が増え、シアトル周辺各地でコミュニティーを形成していました。日本人にあまり知られていない過去の出来事を振り返ります。

取材・文:白木満海

ワシントン州に移民した多くの日本人は農業、漁業、鉄道、鉱山などの主要な産業の働き手となり、地域の発展に貢献。しかし、第二次世界大戦に突入し、日米開戦に伴い日本人は差別され、やがて大統領令により強制収容が行われた。 

そんな苦しい過去を経て、戦後は日本とアメリカの関係が改善され、両国間の交流が進んだ。日本食レストランや日本文化に親しめるイベントもすっかり浸透し、そこにはたくさんのアメリカ人の姿が見られる。 

太平洋戦争の終結から78年経つが、私たちが平和への意識を持ち続けるためにできることは何だろうか。シアトル周辺には現在に至るまでの日系史を学べる場所がいくつかある。そのうち3つのエリアに絞り、日系人の忘れられた物語や知られざる歴史の一端を取り上げたい。

「二度とないように」と刻まれた石碑が設置されているジャパニーズ・アメリカン・エクスクルージョン・メモリアル

日系人の強制収容はここから始まった
ベインブリッジ島

シアトルからフェリーで約 30分、気軽に行ける観光地として人気のベインブリッジ島。ここは戦前、日本人の主な移民先となった場所のひとつだ。第一次世界大戦前、島では日本ほか、スカンジナビア、南ヨーロッパ、ハワイ、中国などからの労働者が木材工場で働いていた。初めての日本人島民は1880 年代から住み着いたとされる。当初、日本からの移民は男性ばかりだったが、彼らは仕事が安定すると家族を呼び寄せ、50 世帯以上が島に暮らすようになった。

 

 

強制収容所で少女が感じていた思いとは

中にはイチゴ栽培を始める日本人もいた。島最大の産業にまでイチゴ栽培を発展させた1 世たちだ。島民からは誇りに思われていたそうである。それが、第二次世界大戦が始まると状況は一変。農作業に使う道具などは没収され、農園所有者の多くが連行された。ついに1942 年 3月30日の朝、ベインブリッジ島民227人が強制収容へと送り出される。 

以降、西海岸から強制収容となった日本人、日系人は12 万人を超える。その3 分の2がアメリカ市民だ。ほとんどは終戦後にようやく解放され、西海岸に戻ることができた。ベインブリッジ島の歴史博物館では、このような強制収容に関する歴史を豊富な展示を通して学べる。また、そこから車で約10分の場所に建設されたジャパニーズ・アメリカン・エクスクルージョン・メモリアルからは、当時の日系人たちの思い、彼らが築き上げてきた生活が見て取れる。アートワークも見ごたえがあり、戦争と平和について改めて考えさせられる。ベインブリッジ島を訪れた際は、ぜひ足を運んでみて欲しい。

Bainbridge Island Historical Museum
215EricksenAve.NE.,BainbridgeIsland,WA98110
開館時間:10am~4pm 定休:月火 料金:無料
☎︎206-842-2773
https://bainbridgehistory.org

Bainbridge Island Japanese American Exclusion Memorial(PritchardPark内)
4192EagleHarborDr.NE.,BainbridgeIsland,WA98110
☎︎360-386-2114 
http://bijaema.org

 


米国鉄道の労働力となった出稼ぎ日本人工夫たち
スノコルミー

スノコルミーでレールを敷く日本人鉄道工夫たち(1930年)                                                                           Snoqualmie Valley Historical MuseumPO.040.1357

絶景の滝で有名なスノコルミー。過去には鉄道建設に従事する日本人労働者たちがいた。日本に仕送りをするため故郷を離れたが、長く働くうち定住するようになる。19世紀後半から始まったグレート・ノーザン鉄道事業には、ワシントン州カスケード区域だけで800人近くの労働者が雇用され、その多くは日系移民だった。労働環境は厳しく、1日10時間働いて1ドルがやっと。有蓋車を寝所としたと話す人もいる。 

山間部の線路の維持は困難を極めた。冬の間は雪かきをして列車を動かし続けなければならない。1910年のウェリントン列車雪崩事故では日系移民も犠牲となった。そして​​第二次世界大戦中には、ほかの日系人と同じく、強制的に人里離れた収容施設に送られる。戦後、一部はスノコルミーに戻ったが、差別や偏見は残ったままだったという。 

今ではたくさんのアジア人が住み、観光地化したスノコルミーで、そのような歴史的背景に触れる機会は少なくなっている。同地にあるノースウエスト鉄道博物館やスノコルミー・バレー歴史博物館では、苦労を重ねた彼らの日常を目の当たりにできる。

Northwest Railway Museum, Snoqualmie Depot38625SE.KingSt.,Snoqualmie,WA98065
開館時間:10am~5pm 
料金:無料
☎425-888-3030 
www.trainmuseum.org

Snoqualmie Valley Historical Museum
320BendigoBlvd.S.,NorthBend,WA98045
開館時間:1pm~5pm 定休:水~金 ※11~3月は月火のみ開館
料金:無料 
☎︎425-888-3200 
https://snoqualmievalleymuseum.org

 



日系移民の開拓した土地が農園からIT都市へ
ベルビュー

活気に満ちたモダンな街、ベルビュー。シアトルに住む私たち日本人にとってなじみが深い。アジア系人口が約4割を占め、日本人は3,500人に上る。 

メデイナ近くにある苗床にて
©Wing Luke MuseumObject ID 2007.036.015
イチゴ農園で働く人々。ほとんどが家族経営だった
©Wing Luke MuseumObject ID: 2000.015.080

戦前、ベルビューの経済は農業を中心に回っていた。辺り一面が果樹園や農園。そんなベルビューへと変化させたのが、日系移民たちだ。特にイチゴ栽培が成功し、日本から家族や知り合いを次々に呼び寄せた1世たちは、農業用の土地を購入して野菜やフルーツの栽培を拡大。大規模な農場経営は日系社会を潤した。当時、約300人の日系人が住んでいたとされる。1925年からは毎年、ストロベリー・フェスティバルが催され、近隣から大勢の参加者が集まり、イチゴのショートケーキなどを楽しんだ。 

そんな伝統もにぎわいも、日系人が強制収容所に送られることで一切が途絶えた。終戦からしばらくして家族と合流できた者もいたものの、土地はなくなり、家は荒れ果てていた。自分たちの土地と生活を取り戻すのは容易ではなかった。苦難を乗り越え、新たな日系社会が築かれた今、ベルビューは多様性と豊かな文化を持つコミュニティーとして成長している。 

ベルビュー含め、シアトル界隈の日系史は、インターナショナル・ディストリクトのウィング・ルーク博物館が詳しい。シアトルにおけるアジア系コミュニティーの歴史を伝える常設展をチェックしてみよう。

Wing Luke Museum
719S.KingSt.,Seattle,WA98104 
開館時間:10am~5pm 定休:火
料金:一般$17、62歳以上$15、13~18歳$12.50、5~12歳$10、4歳以下無料☎︎206-623-5124 
www.wingluke.org

ウォーリングフォード・ポーチフェスト〜行ってきました

地元でライブ・ミュージックをはしご!
ウォーリングフォード・
ポーチフェスト

取材・文:白木満海

6月24日、地元のアーティストが参加する無料のコミュニティー・イベントが行われ、会場となったウォーリングフォード界隈は、音楽を通じて一体感に包まれました。

ウォーリングフォード・ポーチフェスト」は、ロックやパンクからブルーグラスまで、さまざまなジャンルの音楽を演奏するローカル・バンドが、ウォーリングフォードの家々のポーチでパフォーマンスを披露するというユニークなイベント。コロナ禍でも安全と感じられる方法でライブ・ミュージックを届け、地元を盛り上げようと2021年に始まった。観客は会場となる家の前の芝生や歩道に座り、音楽に親しみながら、ちょっとしたお祭り気分も味わえる。

ポーチフェストはもともと、あるバンドが練習中、近所の人々が集まって聴き始めたのをきっかけに、コミュニティーをベースに生演奏を聴けるようにすることで近所の絆を深め、街を活気付けようと始まったそう。今年、ウォーリングフォードではポーチ9カ所に17組のバンドが集結。正午から夜8時半までの長丁場となった。

当日はウォーリングフォードの一画で車が通行止めとなり、多くの人であふれかえった。ポーチの前でビールを片手に友人、家族と会話をしながら生演奏を楽しむ人たちの様子は、アメリカの映画やドラマに出てくる風景そのものだ。そばでは犬がくつろぎ、子どもたちも大はしゃぎ。初夏のシアトルでアフターコロナの晴れやかさを共有しながら、人々の距離がぐっと近付いたように見える。タコスやTシャツ、アートなどの販売もあった。

パフォーマンスに合わせて人だかりができ、路上さえ埋まる勢い
舞台となるポーチは、ライトできらびやかにデコレーションされていた

 

それぞれのバンドが個性的なステージで観客を魅了したが、特に感動を覚えたのはヒップホップ・アーティストのJ-Marだ。キャッチーなメロディーと歌詞は、思わず口ずさんでしまうほど。人々はダンスをし始め、手拍子や合いの手もどんどん増え、会場は大きく沸いた。

新たな音楽やアーティストとつながる、開放的で心地良い非日常の空間。ポーチフェストは誰にとっても、ワクワクする体験となるはず。ぜひ来年も訪れたいものだ。