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Author: 島田耕太

エクササイズ・サイエンス修士。1998年より個人、グループ、企業に向けてフィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う。

お腹の脂肪を落とす秘策!〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

🏋️お腹の脂肪を落とす秘策!🏃

ダイエットや運動をしているけれど、お腹周りの脂肪がなかなか落ちないという方は多いのではないでしょうか。今回はお腹の脂肪対策について紹介していきます。

お腹周りに脂肪が蓄積する主な原因としては、ストレスホルモンであるコルチゾールと血流の悪さが挙げられます。コルチゾールは人が活動するうえで重要なホルモンなのですが、分泌が頻繁になるとお腹周りに脂肪を蓄えてしまいます。

現代社会でストレスを解消することは難しいですよね。そこで、対策は2つ。1つ目は摂取カロリーを減らし過ぎないことです。つまり、ダイエットのために摂取カロリーを極端に減らすのは逆効果。ストレスをため過ぎると体が対応し切れないので、必要な栄養素が摂取できないまま、さらにコルチゾールをためて風邪を引く、けがをするなどの悪循環に陥ってしまいます。

ダイエットは摂取カロリーを確保しつつ、糖質を下げる、ヘルシーな脂質を取ることから始めるのがコツ。脂質は、オリーブオイル、バター、MCTオイル、卵、魚、肉類などから取り入れましょう。また、ビタミンCの摂取もコルチゾールを抑えやすくするため、野菜多めの食事が効果的。キムチや納豆などの発酵食も、腸内環境を整え、栄養素の吸収や免疫力の向上に役に立つことから、ストレスの多い方にはおすすめです。

2つ目の対策は、トレーニングをし過ぎないこと。消費カロリーを増やすために週5、6時間トレーニングをする方が多いのですが、これでは逆にストレスをため込むことに。1日30分程度の筋トレやウォーキングなどを行うほうが、ストレスをためることなく脂肪燃焼が期待できます。運動の割合としては、15分を有酸素運動、残りの15分を体の一部分の筋トレとするのが理想です。

運動以外で身体を動かすよう心がけることも重要。たとえば、買い物時にカートではなくカゴを使う、いつもより若干遠くに駐車する、階段を利用するなどの習慣付けにより、ストレスをため過ぎずに消費カロリーを増やすことが可能です。

最後に、血流の悪さも、実は日頃の姿勢で改善できます。背中を丸める動作を取り入れ、お腹や腰回りを動かすことで血行を良くしましょう。脂肪燃焼酵素も働きやすくなります。今回紹介するエクササイズはお腹全般を動かせるので、週2、3回行ってみてください。

 今月のトレーニング 

STEP 1
リバースクランチ  30回

                                        

下腹部のエクササイズです。まず、仰向けになり足を浮かせ、膝を90度くらいに曲げます。この状態から頭と肩は床に付けたまま、膝を胸に付けるイメージで体を丸めていきます。両腕を横に置くことでバランスが取りやすくなります。最後に膝を最初の位置に戻し、ゆっくり深呼吸しながら動作を繰り返します。反動を付けると腰を痛めることもあるので要注意。最初のうちは10回を3セット行うなど休憩を挟むと楽になります。難しい場合は無理をせず、膝を前後に動かすところから始めましょう。

STEP 2
クロスタッチ 左右各15回

上半身の定番エクササイズ。両手の位置は肩幅より広めに、両脚はそろえて伸ばしましょう。しんどい場合、膝は床につけても大丈夫です。上体を真っすぐに保ち、腕の力を使ってできるだけ胸を床に近付けます。それから体幹の力も活用して元の体勢に押し上げます。壁、テーブル、椅子などを使い、床より高い位置に手をつくと負荷を軽減できるので、肩や手首に違和感のある場合はお試しを。

STEP 3
クランチ 30回

腹筋の真ん中の部分にフォーカスしたエクササイズです。仰向けになり膝を曲げた状態から、腕を胸の前に交差して、顎を引きます。この姿勢から肩甲骨を床から放します。深呼吸のペースを意識して繰り返し行いましょう。ステップ1、2と同様に、体を丸めるイメージで。写真のように肩甲骨を浮かすだけでOKです。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

写真クレジット:Kota Shimada

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

Mastering Body Institute

9123 151st Ave. NE., Redmond, WA 98052 ☎571-235-8580 lifecultivation@gmail.com www.masteringbodyinstitute.com

 

 

脂肪燃焼は効率的に!〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

🏋️脂肪燃焼は効率的に!🏃

脂肪を落とすために食事や運動は重要。その中でも、どんなことにフォーカスすれば良いのかがわかれば、手っ取り早く脂肪燃焼の効率を上げられます。まずは脂肪が実際にエネルギーとして使われる過程を理解しましょう。

脂肪がエネルギーとして使われるまでには大きく「分解」、「運搬」、「変換」の3つの過程があります。

●分解:体に蓄積される中性脂肪は、脂肪分解酵素のリパーゼにより、グリセロールと脂肪酸に分解されます。このリパーゼの働きを活性化させるのが、成長ホルモンやアドレナリン。運動のほか、カフェインや唐辛子成分であるカプサイシンなどの摂取で、ホルモンの分泌を促進できます。

●運搬:脂肪酸は、アミノ酸であるカルニチンによって細胞内のミトコンドリアに運ばれます。体内でも作られるカルニチンですが、年齢を重ねると共に量が減ってくるので、カルニチンが豊富な肉、魚などの動物性タンパク質を摂取して補います。ベジタリアンの方などはサプリを摂取すると良いでしょう。

●変換:脂肪酸はミトコンドリア内で、エネルギー源となるアデノシン三リン酸(ATP:Adenosine Triphosphate)、二酸化炭素、水に変換されます。この過程で使われるのが、コエンザイムQ10や鉄分です。主に動物性タンパク質に含まれ、大豆、ブロッコリー、ホウレンソウなどの野菜からも摂取できます。コエンザイムQ10は体内でも作られるのですが、カルニチン同様に年齢を重ねると量が減ってくるようです。

以上を踏まえて実際の生活習慣を考えてみましょう。たとえば、朝にコーヒーや緑茶などを飲み、10~20分ほどのウォーキングをする、または家事をこなす。重要なのは活動的であることです。そして食事に動物性タンパク質を取り入れることで、カルニチン、コエンザイムQ10、鉄分などを摂取できます。唐辛子の入る七味やシラチャー・ソースなどで味付けするのも効果的です。

今回は家や旅先で簡単にでき、エネルギーをより多く使うエクササイズを3つ用意しました。ただし、毎日の筋トレは体にとってストレスとなり、脂肪燃焼や筋肉の発達に適していません。週2、3回、30分くらいにとどめて筋肉を回復させるのがカギ。さらに軽めのウォーキングを行うと脂肪燃焼効果が高まります。

 今月のトレーニング 

STEP 1
ランジ   左右各10回を3セット

足の強化と同時に股関節の可動域を広げる効果も期待できます。まず足を前後に開き、前脚は若干膝を曲げ、後ろ脚は膝を伸ばします。最初はバランスが取りづらいので、テーブルや壁などに手をついて行うと良いでしょう。この状態から上体を前後に動かしていきます。特に腸腰筋や大腿筋の硬い方は上体が前に倒れないように注意。上体と後ろ脚を真っすぐに保つことが大切です。10回行ったら左右の脚を入れ替えましょう。

STEP 2
腕立て伏せ 8〜12回を3セット

上半身の定番エクササイズ。両手の位置は肩幅より広めに、両脚はそろえて伸ばしましょう。しんどい場合、膝は床につけても大丈夫です。上体を真っすぐに保ち、腕の力を使ってできるだけ胸を床に近付けます。それから体幹の力も活用して元の体勢に押し上げます。壁、テーブル、椅子などを使い、床より高い位置に手をつくと負荷を軽減できるので、肩や手首に違和感のある場合はお試しを。

STEP 3
プランク・マーチ 45秒

プランクの応用エクササイズです。肩の真下で床に手をついた状態から、歩くように脚を交互に動かします。膝が胸の位置に来るくらいが目安。背中を丸めても問題ありません。膝が上がっていないほうの脚は、できるだけ真っすぐ伸ばしましょう。急がず、ゆっくり丁寧に動かすことがポイントです。姿勢を保つのが難しい場合は、ソファーなどに手をついた状態で行ってください。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

写真クレジット:Kota Shimada

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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脂肪燃焼させる生活習慣〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

脂肪燃焼させる生活習慣

夏も終わり、もう少し体重を落としたかったなと思う方も少なくはないでしょう。今からでも、ちょっとした生活習慣の修正で体脂肪を燃やしやすい体を作ることは可能です。

食べる量を減らし、運動量を増やせば一時的に体重は落ちますが、必ずしも体脂肪が落ちているとは限りません。むしろ、食べる量を減らし過ぎると、代謝の低下を招く恐れも。過度な食事制限で体が本来必要としている栄養素を得られず、体内活動(ホルモンバランスの調整、疲労回復、免疫力など)が低下します。その状態で運動量を増やせば、体に対するストレスもインスリンの分泌量も増え、逆に体脂肪を蓄積する体質へと変えてしまいます。

まずは、食事の回数を間食含め3回に見直すことが大事。インスリンの分泌頻度を制限しながら、十分な栄養により脳や免疫の活性化を促し、1日を通して行動力や判断力が向上します。チャレンジとなるポイントは、今まで間食してきたタイミングで空腹感が出てくること。食べたい欲求をぐっとこらえて、間食を極力避けるよう習慣付けましょう。3食しっかり取ることで空腹感も収まりやすくなります。

食事には自然食材を満遍なく取り入れてください。自然食材は加工食材と比べて、消化に多くのエネルギーを使います。タンパク質や食物繊維の豊富な肉、魚、野菜などを食べることで、カロリーの摂取と消費のバランスが取れます。また、食事が偏ると摂取する栄養素も偏るため、昼に肉を食べ過ぎたと感じたら、夜は野菜や魚を中心にするなどして対策を取りましょう。

もちろん、運動も大切。筋トレも悪くないのですが、毎日行うと筋肉の回復が追い付かず、逆にストレスをためる要因となり、けがにつながるなど効率は悪くなります。筋トレは週2回から始めるだけでも、結果は出ます。脂肪燃焼にフォーカスするなら、筋トレよりも毎日のウォーキングがおすすめ。1日に10~30分歩くことで、ストレス発散、脂肪燃焼、けが予防の効果も。歩行距離、速度、場所などは気にせずに、とにかく歩く習慣を付けましょう。今回紹介する、お腹周りを引き締めるエクササイズも有効です。前述の生活習慣と並行して実践することで、脂肪が落ちた時に見た目が良くなります。これは筋トレでもあるので週2回から始め、最大で週4回行いましょう。

 今月のトレーニング 

STEP 1
プランク&マーチ   30秒を3セット

       

腕立て伏せの状態から交互に足踏みをしていきます。足踏みの際、膝をできるだけ胸に近付けるようにしましょう。腕立て伏せの姿勢を維持するのが難しい場合は、テーブル、カウンター、壁などを活用して、床より高い位置に手をつくと負荷を軽減できます。呼吸は止めずに行ってください。

STEP 2
タック&ツイスト 30秒を3セット

        

1と同様に腕立て伏せの状態から右膝は左腕に、左膝は右腕に向け、交互に足踏みを行います。腰をひねりながら可能な限り膝を反対側の腕に近付けてください。腕立て伏せの姿勢を維持するのが難しい場合は、1と同じ方法で負荷を軽減できます。呼吸は止めずに行いましょう。

STEP 3
スーパーマン(ホールド) 30秒を3セット

                          

うつ伏せになり、両腕と両脚を床から放します。腰に負荷をかけないよう、背筋とお尻の筋肉を使い、周辺の筋肉を引き締めましょう。うつ伏せの状態では若干呼吸がしづらいのですが、1、2と同じく呼吸は止めずに行うことが大切です。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。                            写真クレジット:Kota Shimada

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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9123 151st Ave. NE., Redmond, WA 98052 ☎571-235-8580 lifecultivation@gmail.com www.masteringbodyinstitute.com


参考資料

 

脂肪燃焼は体内環境作りから〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

脂肪燃焼は体内環境作りから

これまでは一般的に、脂肪燃焼はカロリー計算を基準に考えられてきました。「カロリー・イン、カロリー・アウト」、つまりカロリーの摂取と使用のバランスにより体重の変動が起こるというコンセプトです。数値化すると理解しやすい、食べたり飲んだりする量をコントロールしやすいなど、さまざまなメリットがあります。問題は、人間の体はそんなに単純ではないということ。脂肪燃焼を目標として健康的に体重を落としていくためには、体内環境、特にホルモンバランスを理解する必要があります。

すい臓には、インスリンとグルカゴンという、2つの正反対の性質を持つホルモンが存在します。インスリンは「蓄え」、グルカゴンは「消費」が主な働き。インスリンがグルカゴンを分泌量で上回る場合、体はカロリーや栄養素を蓄える働きをします。一方、インスリンがグルカゴンを分泌量で下回る場合、体は消費、燃焼のプロセスを行います。どちらも、身体にとって重要な機能です。

インスリンの分泌量が増える条件としては、炭水化物の過剰摂取、頻回の食事などがあります。ただ、運動量、筋肉量、共に多い方はインスリンの受け取り可能な細胞も多いため、インスリンの分泌量が増えても糖尿病や肥満などへの影響は小さくなります。逆に、運動量、筋肉量、共に少ない方はインスリンの受け取り可能な細胞が少ないため、脂肪の蓄積が始まってしまいます。

炭水化物の摂取量と食事の頻度を制限することで、インスリン分泌を抑えることは可能です。もちろん、炭水化物は人間が生きるうえで欠かせない栄養素ですが、穀物を避けて野菜のみを摂取しても十分な量の炭水化物や糖質が得られます。運動量の多い方には足りない場合もあるので、疲労回復を目的に米や果物などで補います。食事は間食をなくし、1日3食から始めてください。食事の回数が多ければ多いほどインスリンが分泌され、落ち着く間がありません。これでは常に蓄える状態が続きます。

カロリーを消費するグルカゴンの分泌量を増やすため、週3時間は筋トレを中心とした運動を行うようにしましょう。筋トレを続けることでグルカゴンの分泌と筋肉の成長の両方を促し、2、3カ月後には脂肪が燃焼しやすい体内環境が実現します。今回はグルカゴンの分泌と筋肉の成長を考慮したエクササイズ3つを紹介します。それほど時間はかからないので、さらに10分以上のウォーキングなどをプラスしてみましょう。

 今月のトレーニング 

STEP 1
スラスター                     60秒を3セット

                              

スラスターは肩と足を同時に動かすエクササイズです。まずは、腰幅より若干広めに足を開きます。つま先も少し外に向けましょう。両腕を肩の前に構え、そのままスクワットを行います。スクワットから元の姿勢に戻る時に両腕を頭上に真っすぐ伸ばします。肩や膝に違和感や痛みのある場合はできる範囲で構いません。素手、ダンベルまたは水の入ったボトルの代用、いずれも可。ゆっくりしたペースで行いましょう。

STEP 2
開脚つま先タッチ
60秒を3セット

                       

肩幅より広めに足を開きます。バランスに自信のない方は少し狭めでもOK。この状態から右手で左足をタッチして元の体勢に戻ります。次は左手で右足、というように左右交互に繰り返します。ハムストリング、腰などの柔軟性を要するため、難しい方はすねや膝にタッチするところから始めましょう。簡単に足をタッチできるという方は、ダンベルまたは水の入ったボトルを代用して負荷をかけてみましょう。

STEP 3
腕立て伏せ
60秒を3セット

          

上半身の定番エクササイズ。両手の位置は肩幅より広めに、両足はそろえるのがポイントです。膝は床についても大丈夫。上体を真っすぐに保ち、腕の力で床にできるだけ近付けてから、体幹の力も活用して元の体勢に押し上げます。壁、テーブル、椅子などを使い、床より高い位置に手をつくようにすると負荷を軽減できるので、肩や手首に違和感のある場合は試してみましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。                            写真クレジット:Kota Shimada

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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9123 151st Ave. NE., Redmond, WA 98052 ☎571-235-8580 lifecultivation@gmail.com www.masteringbodyinstitute.com


参考資料

  1. R;, F. P. W. J. S. R. H. (n.d.). Insulin, glucagon, and somatostatin in normal physiology and diabetes mellitus. Diabetes. Retrieved July 14, 2022, from https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/992227 
  2. JO;, H. (n.d.). Exercise-induced increase in muscle insulin sensitivity. Journal of applied physiology (Bethesda, Md. : 1985). Retrieved July 14, 2022, from https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16036907
  3. JO;, G. F. R. M. J. H. R. C. H. (n.d.). Effect of training on the response of plasma glucagon to exercise. Journal of applied physiology: respiratory, environmental and exercise physiology. Retrieved July 14, 2022, from https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/893287

背中の筋肉は「芸術作品」!〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

背中の筋肉は「芸術作品」!

鏡を使ったとしても、自分で背筋を見ることはなかなか難しいかもしれません。トレーニングしている人の背筋は本当に美しいもの。筋肉配置が複雑な背筋は、トレーニングで芸術作品のような形に仕上げることも可能です。これまで筋トレマニアの間では胸筋が重要視されてきたのですが、最近は背筋の魅力を追求するためのトレーニングに切り替える人も増え始めています。

見た目以外にも、背中をしっかりトレーニングしておく利点がいくつかあります。まず、姿勢が良くなること。背筋が伸びるので、服の着こなしも歩き方もいっそう魅力が増し、自信向上にもつながります。

次に、肩こりの軽減。肩こりの理由のひとつに、肩甲骨周りの筋肉が動かず硬くなることがあります。背筋のエクササイズのほとんどが肩甲骨を動かして行うものなので、肩や首周りの血行不良が解消し、コリの軽減も期待できます。

そして、呼吸への影響も大。姿勢が良くなるため肺の運動も行いやすいのです。このほかにも、肩や腰の痛みの緩和、美容効果など、健康全般に対してうれしい改善が見られることも。そう考えると、背筋のエクササイズは重要だとわかりますね。

背筋のエクササイズを行ううえで気を付けるべき点もあります。特に心がけたいのは、肩甲骨を動かすこと。背筋では主に肩甲骨の動作が中心となり、肩甲骨は背骨に対して上下、左右に動きます。エクササイズでも意識してみましょう。

エクササイズの効率をより高めるため、事前に肩甲骨を少し動かすのもコツ。上下左右に10回ずつ動かしてあげるだけで、硬くなっていた筋肉はほぐれ、血行も良くなり、トレーニング前の準備が整います。姿勢も大事。丸まった姿勢では背筋を動かすことが難しいので、エクササイズ中は胸を張る習慣を付けましょう。

右のエクササイズは、腕だけを動かすのではなく、腕の位置と肩甲骨の動きに集中するとより効果的です。ゆっくり丁寧に行ってください。ダンベルや水の入ったペットボトルなどで負荷をかけても問題ありません。肩に違和感のある方はできる範囲で実践しましょう。

 今月のトレーニング 

STEP 1
背筋のエクササイズA
15~20回を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

 足を腰幅ほどに開いて立ち、膝を伸ばします。腕は伸ばしたまま脇から若干離し、体の横に構えます。この状態から左右の肩甲骨をくっつけるように動かします。胸をしっかり張ることで、より強く引き寄せられます。その後、腕と肩甲骨を元の位置に戻します。1回1回しっかりと肩甲骨を動かしていきましょう。

STEP 2
背筋のエクササイズT
15~20回を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

立ち方はAと同じですが、腕を肩の真横に伸ばします。胸をしっかり張らないと前傾姿勢になり、効果があまり望めません。この状態から左右の肩甲骨をくっつけるように動かした後、腕と肩甲骨を元の位置に戻します。Aより若干難易度が上がります。肩が疲れたらいったん腕を下ろし、また続けましょう。

STEP 3
背筋のエクササイズY
15~20回を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

立ち方はA、Tと同じです。腕は伸ばしたまま上に。耳の横よりも若干外に開きます。鏡で見るとちょうどYの字になります。この状態から左右の肩甲骨をくっつけるように動かした後、腕と肩甲骨を元の位置に戻します。胸をしっかり張りましょう。Yの場合は特に腕の力に頼りがちですが、しっかりと肩甲骨の動きに集中しましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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ヒップアップは骨盤から〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

ヒップアップは骨盤から

ヒップアップはきれいな姿勢を保つためにも重要です。日頃座ることが多いという方は、どうしてもお尻が垂れる傾向にあります。デスクワークなどで座ることは避けられなくても、ちょっとしたエクササイズでの気遣いで美しいヒップラインを作ることは可能です。ヒップアップは男女共に大切。見た目もさることながら腰痛緩和にも効果的なので、ぜひ実践してみましょう。 そもそも、座りっ放しだとお尻が垂れやすいのはどうしてでしょう。お尻の筋肉が垂れ下がる現象を「お尻が垂れる」と表現するなら、主な原因として考えられるのは、骨盤が前傾姿勢になることです。座り作業が長く続くと腸腰筋と太ももの筋肉が硬くなり、骨盤が前に傾いた状態が固定されます。すると、エクササイズをしてもお尻の筋肉の下部しか使えないことになり、ヒップアップの要となる上部に働きかけることができません。また、腰への負担も増えて腰痛を引き起こし、エクササイズをしているのに腰痛が改善できないという悪循環に陥ります。

エクササイズの選択にも注意点があります。座る姿勢のエクササイズが中心ではヒップアップ効果があまり望めません。たとえば、自転車型のフィットネス、座って行う筋トレマシンが挙げられます。もちろん、避ける必要はないのですが、エクササイズの8割を座らないものに置き換えると骨盤を修正しやすくなります。有酸素運動ならウォーキング、筋トレならスクワットや腕立て伏せなどが良いでしょう。

ヒップアップのためのエクササイズは、ヒップブリッジ、デッドリフト、ランジなどいろいろあります。ヒップアップにより効果的で理想の結果を得られるエクササイズを右に紹介していますので、いつものエクササイズ前にアップ感覚で行ってみてください。特にエクササイズをしていない方は、ウォーキング前や座り作業後に試してみることをおすすめします。

今回のエクササイズでは、お尻の筋肉を最大限に使えるように骨盤の前傾姿勢を修正します。前述の通り、骨盤の前傾姿勢は腸腰筋と大ももの筋肉が硬くなることが主な原因です。最初のふたつのエクササイズでは、それらの筋肉を動かしながら伸ばしていきます。そして、3つ目のエクササイズで骨盤を固定しながらお尻の筋肉を刺激します。骨盤の前傾姿勢を改めることで、腰に負担をかけることなく、ヒップアップ効果も向上できるでしょう。

 今月のトレーニング 

STEP 1
スクーピング
15回を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

 写真のように仰向けになり膝を曲げます。この姿勢から骨盤を傾けて腰を床に密着させます。この動作をヨガやピラティスではスクーピングと言い、下腹部の筋肉を活性化させるために行います。スクーピングを繰り返すと腸腰筋や大ももの筋肉が動くので、骨盤のリセットにもなります。最初のうちは練習感覚で続け、徐々に慣れていきましょう。

STEP 2
スプリット・ランジ
左右各10回を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

  本来は足を強化するエクササイズですが、今回は股関節の可動範囲を意識して行います。足を前後に開き、前脚は若干膝を曲げ、後ろ脚は膝を伸ばします。最初のうちはバランスが取りづらいので、テーブルや壁などに手をついて構いません。この状態から前脚の膝をさらに曲げて上半身を前に動かし、元に戻す動作を繰り返します。上体が前に倒れないように姿勢を保つこと、後ろ脚は真っすぐであることがポイントです。10回行ったら左右の脚を入れ替えましょう。

STEP 3
ヒップブリッジ(固定)
30~60秒を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

 ステップ1のスクーピングの状態からヒップブリッジを行ってみましょう。仰向けの状態で膝を曲げ、骨盤を傾けて腰を床に密着させてから、脚とお尻の力で腰を持ち上げていきます。いちばん高い位置で30秒から60秒、その姿勢を維持します。脚の力のみでは腰に負担がかかるので、お尻の筋肉にしっかりと力を入れましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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夏までに体を引き締める!〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

夏までに体を引き締める!

もう夏がそこまで近付いていますね。新型コロナ感染防止の規制が緩和され、旅行を計画する方も多いのではないでしょうか。気になるのは、おこもり生活でちょっと緩んでしまった体です。夏の旅行に向けて、本気で体を引き締めてみましょう。

基本となるのは食事、睡眠、そして運動です。特にこれまで外出の機会が少なかった方は、歩く習慣を作ることから始めましょう。運動不足もさることながら、太陽から得られる栄養素、ビタミンDが不足している可能性があります。サプリからでも良いのですが、自然に摂取することも重要。距離、時間、歩数などを設定してから出かけてみましょう。

食事にはできるだけ自然食材を取り入れ、カロリーの計算以上に栄養素を多く摂取することを意識してください。加工食品だけでは低カロリーであっても栄養が足りず、栄養失調になる恐れも。そうなると新陳代謝や脳の働きの低下、体のむくみにつながり、どれだけ運動を頑張っても体を引き締めることが難しくなります。カロリーを計算していても結果が伴わない場合はいったん中断し、1日2、3回の自然食材を使った食事を優先させて、間食は極力避けましょう。

また、睡眠不足は代謝、免疫、運動能力、判断力などに大きく影響します。最低でも7時間の睡眠を取れるように、スケジュール管理をしましょう。糖質、カフェイン、アルコールなどの過剰摂取は睡眠の質を低下させるので、摂取するならカフェインは就寝時刻の12時間前、アルコールは6時間前までとするのが理想です。

もうひとつ重要なのが、ストレスをため過ぎないこと。仕事や人間関係、環境など、ストレスの原因によっては避けることが難しいかもしれませんが、影響は免疫力低下、体内の炎症、脂肪の蓄積などにも及びます。1日に10分でも15分でも、ボーっとする時間を作るのも心身にとって重要。コーヒー片手にのんびり散歩するなど、自分がリラックスできる方法を見つけてください。

以上の内容を毎日実践するのは難しいという場合、平日だけでも続けると夏までに結果が出てきます。今回のエクササイズはシンプルながら、正しい姿勢と回数次第では効果てきめん。ウォーキング前に行うと筋肉痛を多少和らげることができます。週2日から始め、できれば週4日まで増やしましょう。

 今月のトレーニング 

STEP 1
長座足上げ
10〜15回を2、3セット

写真クレジット:Kota Shimada

脚の付け根周りのシェイプアップに効果的。床に長座になり、手はお尻の横辺りもしくは若干後ろに置きます。手の位置が膝に近付くほど難易度が上がるので注意。この状態から膝を伸ばしたまま片足を上げ、床に着かない位置に下げるという動作を10~15回繰り返します。後ろに倒れないように前傾姿勢を保ちましょう。逆の足も同様に行い、合計2、3セットを目標にしてください。

STEP 2
ディープ・ディップス
8〜12回を3、4セット

写真クレジット:Kota Shimada

 ディップスは主に二の腕のエクササイズ。可動範囲を広げることで、肩回りや背筋も引き締められます。まず椅子、ソファー、ベンチなどに肘を曲げずに両手を置き、腰掛けることなく足を前方に出し、膝までしっかり伸ばします。上半身の筋力に自信のない方は膝を曲げることで負荷を軽減できます。その状態から、お尻が床に着くように肘を曲げていきます。お尻を下げ切ったところで肘を伸ばし、最初の姿勢に戻します。少しずつ回数を増やし、お尻が床に着くようになるまで練習していきましょう。

STEP 3
ホローホールド
20〜30秒を2、3セット

写真クレジット:Kota Shimada

伸ばした足と肩甲骨を持ち上げて姿勢を維持し、腹筋全体を引き締めます。腰をしっかり床と密着させるのがポイント。床から離れると腹筋がうまく使えません。最初は膝を曲げ、仰向けになります。その状態から手足を浮かせて前方へ真っすぐに伸ばし、肩甲骨も床から離します。そのままの姿勢で20秒間キープしてください。徐々に30秒間まで増やせるようにしましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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睡眠習慣改善で免疫力アップ〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

睡眠習慣改善で免疫力アップ

皆さんは毎日、何時間の睡眠を取っていますか? コーヒーやカフェインに頼らずに活動ができますか? 昨今、睡眠不足は世界的に問題となっています。厚生労働省によると、日本人の平均睡眠時間は6時間以上、7時間未満とも。研究上では6時間以下の睡眠習慣は免疫力を低下させ、アルツハイマー認知症、血糖値の上昇、心肺機能低下などにもつながるというデータが出ています。学習能力も、睡眠を8時間取った人と全く取っていない人では40%もの差が開くようです。

睡眠不足は食習慣にも影響してきます。疲れたとき、なぜかいつもより食欲が増しているように感じませんか? 睡眠不足が続くとグレリンという空腹を告げるホルモンが多く分泌され、満腹を告げるレプチンというホルモンを抑制します。そのため、食べても食べても食欲が止まらないという状態に陥ります。また、食事とエクササイズに気を付けていても、睡眠が7時間を切ると脂肪燃焼率は低下し、筋肉量が減少してしまいます。

睡眠が軽視されがちなのはなぜでしょう。睡眠中は無防備となりますし、食事、仕事などの行動が一切できず達成感はとぼしいかもしれません。ほかにやりたいことがある場合、どうしても睡眠が後回しになります。しかし前述のように、睡眠不足による代償は決して小さくないのです。新型コロナウイルス感染拡大で、免疫力の低下がどれだけのリスクにつながるのか、誰もが理解したことでしょう。パンデミックが続く中で、睡眠の改善は必須と言えます。

睡眠のパターン、概日リズム(体内時計)を正常に戻すには、まず7、8時間の睡眠を習慣付けることです。改善までに時間がかかることもありますが、毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きることから始めましょう。室温が高いと眠りにくくなるというデータもあります。摂氏15〜20度(華氏60〜67度)が理想。暖房の設定温度を下げることで、睡眠に最適な体温にできるので、寝苦しいと感じた場合は確認してみましょう。糖質、カフェイン、アルコールなどの過剰摂取も概日リズムを狂わせるようです。そして、運動も大事。仕事で疲れたはずなのにうまく寝付けないことはありませんか? 1日30分でもエクササイズやウォーキングで体を動かすことで、正常な睡眠のパターンに戻すことができます。忙しい中でも時間を作って体を動かしてみましょう。

今回紹介するのは有酸素系のエクササイズです。有酸素運動では、呼吸によってストレスの素となる二酸化炭素濃度を下げるメリットもあります。ぜひ呼吸にも気を配ってみてください。

 今月のトレーニング 

STEP 1
スクワット&リーチ
30秒

写真クレジット:Kota Shimada

足は肩幅に開き、つま先を外に向け、腕は体の前に構えましょう。スクワットを行い、伸び上がると同時に片腕で拳を突き上げるようにします。スクワットをするごとに、突き上げる腕は左右交互に。最初のうちはゆっくり行い、慣れてきたらペースを上げていきましょう。スクワットは深くしゃがめなくても問題ありません。

STEP 2
ショルダータップ 
30秒

写真クレジット:Kota Shimada

 腕立ての体勢から若干お尻を上げます。そのまま右肩を左手で、左肩を右手でタップする動作を繰り返します。タップする際は体が左右に振れないように心掛けましょう。足は若干広めに開くとバランスが安定します。肩や腕の筋力に不安のある方は、椅子や壁などに手を置いて行うことで負荷が軽減されます。

STEP 3
カウチマーチ
30秒

写真クレジット:Kota Shimada

カウチ、ベンチまたは椅子などに前腕を置き、プランクの体勢になります。そのまま右膝を右肘に、左膝を左肘に触れるように交互に足踏みをします。背中を丸め、できるだけ膝が肘に触れるようにしましょう。無理のない範囲で行ってください。難しいと感じる場合は、前腕の下に来るように本などを置いて高さを調整するのも良いでしょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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(参考) 

  1. Silva ESME, Ono BHVS, Souza JC. Sleep and immunity in times of COVID-19. Rev Assoc Med Bras (1992). 2020 Sep 21;66Suppl 2(Suppl 2):143-147. doi: 10.1590/1806-9282.66.S2.143. PMID: 32965373. 
  2. Twedt R, Bradley M, Deiseroth D, Althouse A, Facco F. Sleep Duration and Blood Glucose Control in Women With Gestational Diabetes Mellitus. Obstet Gynecol. 2015 Aug;126(2):326-331. doi: 10.1097/AOG.0000000000000959. PMID: 26241422; PMCID: PMC4526115. 
  3. Narang I, Manlhiot C, Davies-Shaw J, Gibson D, Chahal N, Stearne K, Fisher A, Dobbin S, McCrindle BW. Sleep disturbance and cardiovascular risk in adolescents. CMAJ. 2012 Nov 20;184(17):E913-20. doi: 10.1503/cmaj.111589. Epub 2012 Oct 1. PMID: 23027917; PMCID: PMC3503924. 
  4. Obradovich N, Migliorini R, Mednick SC, Fowler JH. Nighttime temperature and human sleep loss in a changing climate. Sci Adv. 2017 May 26;3(5):e1601555. doi: 10.1126/sciadv.1601555. PMID: 28560320; PMCID: PMC5446217. 

エクササイズで免疫力を高める〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

エクササイズで免疫力を高める

パンデミックの影響が続く中、免疫に関するさまざまな情報がこれまで以上に出てきました。最近ではCDC(米疫病対策センター)が、人間の持つ免疫は新型コロナに対して有力であり、免疫力が高ければワクチン効果も高まると公表。このコラムでもたびたび触れてきましたが、われわれの持つ免疫は強力で、健康体であれば大抵の病気に対応できるものです。もし風邪などを発症しても、数日間安静にしていれば回復できる能力を持っています。ただし、肥満、糖尿病、高血圧、心肺機能障害などで健康とは言えない状態では免疫力が低下します。

エクササイズの免疫に対する効果についても、研究が続けられているところです。確実なことはわかっていないものの、運動することで免疫力が高められるというデータが次々と発表されています。男性と女性とでは誤差が生じることもありますが、がん、心臓や肺の病気、免疫力の衰えなどにエクササイズは効果的とされています。やはり確実ではないにしても、トレーニングを教える身として個人的に感じているのは、エクササイズをしながら程良く筋肉を付ければ、回復能力や免疫力は高められるということ。いくつかの研究結果もその可能性が高いことを示唆しています。

エクササイズを行うと体に負荷を与え、微量ながらも体は損傷を受けます。体はその損傷を修復するプロセスに入りますが、適切な食事や睡眠習慣でより効率的に行うことができます。このプロセスを繰り返すことで、同じエクササイズによる体の損傷が次第になくなり、体全体の修復能力、負荷への対応能力が高まり、免疫の強化につながります。

つまり、エクササイズで重要なのは、体に負荷や損傷を与えることと、そこから体を回復させること。毎日エクササイズを行うのは逆効果になります。最初のうちは1、2日置きに、週2、3回が目安。強度に関しては、多少筋肉痛になるくらいがちょうど良いと言えるでしょう。さじ加減が難しいのですが、徐々に学んでいくしかないようです。

たとえば、筋トレは重量を調整しながら、さまざまなメニューに挑戦すること。外でのウォーキング、ハイキング、サイクリングでは、ペースと時間、移動距離により体への負荷を調整できます。エクササイズの頻度を高めたい場合は、筋トレ、ウォーキング、ストレッチなどを交互に行うのも良いでしょう。筋肉の硬い方は、ストレッチやヨガのセッションを週に1、2回取り入れると疲労回復に役立ちます。

右に紹介するのは、体に負荷をかけるエクササイズです。これらをバランスよく行い、強過ぎず硬過ぎず筋肉が付くことが理想です。

 今月のトレーニング 

STEP 1
床タッチ
15回を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

 両膝をしっかりと伸ばしながら前屈して、背筋は丸め、床に手をつきます。足の開きは腰幅程度に。重要な点は、エクササイズ中に膝を曲げないこと。床に手がつかなくても問題ありませんが、行けるところまで行ったら、元の姿勢に戻します。膝裏をストレッチしながら腰、背筋を強化できます。ゆっくり行いましょう。手の平が床につくようになったら、ダンベルなどを手に持ち、負荷をかけます。

STEP 2
かかと上げスクワット 
15回を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

 かかとを浮かせて行う膝の屈伸運動。膝の可動域を広げながら足首と腰を強化するエクササイズです。足は腰幅程度に開き、つま先立ちになります。バランスに自信のない方は、テーブルやカウンターを活用しましょう。この体勢から背筋を真っすぐ伸ばしたままお尻をかかとに付けるように腰を落とします。膝に痛みのある場合は、くれぐれも無理のないように行うことが大切。その後、元の姿勢に戻します。

STEP 3
ショルダープレス 
15回を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

 肩と肩甲骨の可動域を広げるためのエクササイズ。足は肩幅程度に開き、肩甲骨をできるだけ引きます。写真と同じく、横から見ると手の位置が肩の横に来るようにし、この位置から腕を真っすぐ頭上に伸ばすことを繰り返します。肩甲骨を引いた状態では難しいと感じる方もいるでしょう。可能な範囲でゆっくり行ってください。肘までしっかり伸ばせるようになったら、ダンベルなどを活用しましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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(参考) 

  1. Perkins RK, Lavin KM, Raue U, Jemiolo B, Trappe SW, Trappe TA. Effects of aging and lifelong aerobic exercise on expression of innate immune components in human skeletal muscle. J Appl Physiol (1985). 2020 Dec 1;129(6):1483-1492. doi: 10.1152/japplphysiol.00615.2020. Epub 2020 Sep 24. PMID: 32969782; PMCID: PMC7792837. 
  2. Wang J, Liu S, Li G, Xiao J. Exercise Regulates the Immune System. Adv Exp Med Biol. 2020;1228:395-408. doi: 10.1007/978-981-15-1792-1_27. PMID: 32342473. 

  3. Simpson RJ, Kunz H, Agha N, Graff R. Exercise and the Regulation of Immune Functions. Prog Mol Biol Transl Sci. 2015;135:355-80. doi: 10.1016/bs.pmbts.2015.08.001. Epub 2015 Sep 5. PMID: 26477922. 

  4. Idorn M, Thor Straten P. Exercise and cancer: from “healthy” to “therapeutic”? Cancer Immunol Immunother. 2017 May;66(5):667-671. doi: 10.1007/s00262-017-1985-z. Epub 2017 Mar 21. PMID: 28324125; PMCID: PMC5406418. 

健康的な食習慣とは?〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

健康的な食習慣とは?

食習慣と聞くと、どんな食材をどのくらい食べたらいいかなどに着目する方が多いかもしれません。もちろん、それも重要なのですが、もっと気にかけて欲しいのが、食事の頻度や間隔です。

物を食べるとインスリンが分泌されます。インスリンの分泌は食事の頻度が高くなるほど増え、特に炭水化物を摂取すると、たんぱく質や脂質に比べて多くなる傾向にあります。インスリンはエネルギーや栄養素を細胞内に送り込むという大切な役割を担いますが、インスリンの数値が常に高いと細胞側が受け取れず、インスリンが血中にたまってしまいます。その状態では体脂肪をエネルギーとして使えず、体は脂肪を蓄えるように働きます。食べる量をコントロールするだけでなく、食べる頻度にも気を付けましょう。間食を含め、1日3食を目安としてください。

1日3食を実践すると、食べない時間を作ることができます。たとえば、夕食は午後8時までに済ませ、翌日の朝食を午前7時に取る場合、11時間の絶食がかないます。さらに、昼食が午後12時の場合、5時間の絶食となる計算です。インスリンは分泌後、約1、2時間は血中からなくならないので、食事の間隔が3時間以上空けば、完全にインスリンが落ち着いた頃に食事を取れます。血中のインスリンの数値が下がれば、体は蓄えたエネルギー、つまり脂肪を使い始めることができます。

インスリンの血中濃度(HbA1c)を正常値(4〜5.6)に保ち、食べた物の栄養やエネルギーを細胞が受け入れられるようになれば、血糖値、コレステロール値、血圧、体脂肪などを正常値に戻すことも可能です。また、食べた物の栄養素が細胞に送られることで、免疫細胞も活性化し、より高い免疫力が期待できます。

運動も欠かせません。特に筋肉に負荷を与えるエクササイズは、筋肉の回復のために、体に蓄積されたインスリン、糖質、栄養素をどんどん使うことから、インスリンの血中濃度ほか、血糖値、コレステロール値、血圧、体脂肪などをより早く正常値に戻せます。また、筋肉量が増えればより多くのエネルギーや栄養素が必要となるので、インスリンの分泌が多少増えても問題ありません。つまり、筋肉量によってインスリン分泌量の許容範囲が決まるというわけですね。

今回は体幹を中心に鍛えられる3種のエクササイズを紹介します。やや難易度高めですが効果は抜群。タイムは目安ですので、無理せずにできる範囲で行ってみてください。

 今月のトレーニング 

STEP 1
プランク
60秒

写真クレジット:Kota Shimada

プランクは体幹トレーニングの基礎。体幹の弱い方は20秒くらいから始めてみましょう。重要な点は体を真っすぐにすること。写真のように床に手をついて上体を持ち上げ、頭のてっぺんからかかとまでが一直線になるように、腕立ての姿勢を保ちます。お尻が上がったり、頭が垂れ下がったりしないように注意。床ではちょっときついという方は、ソファーなどを活用して高い位置に手をついた状態で行ってみましょう。

STEP 2
プランク・マーチ
60秒

写真クレジット:Kota Shimada

プランクの応用エクササイズです。肩の真下で床に手をつき、プランクの基本姿勢を保ちます。この状態から膝が腰の位置に来るように脚を交互に動かしましょう。膝を曲げていないほうの脚はできるだけ真っすぐ伸ばします。急がず、ゆっくり丁寧に動かすことが重要です。プランクと同様に、ソファーなどを活用して行うこともできます。

STEP 3
バード・ドッグ
両側各12回

写真クレジット:Kota Shimada

同じくプランクの応用エクササイズです。体幹を維持したまま腕と脚を同時に動かします。負担を和らげるため、膝用のクッションを用意しましょう(なくても問題ありません)。まずクッションに膝をつき、手も床につけます。この際、膝はお尻の下、手は肩の下に置きます。この状態から右腕と左脚を伸ばし、その姿勢を1、2秒間キープします。元の位置に戻し、逆も同じように行います。できるだけゆっくり行うと、より効果が得られます。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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2022年は生活習慣改善がテーマ〜美ボディーをつくるトレーニング

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美ボディーをつくるトレーニング

2022年は生活習慣改善がテーマ

年が明け、昨年の見直しと新年の抱負を考える時期ですね。健康面では、いまだに新型コロナの影響があり、心配は尽きません。手洗いやマスク着用などの感染対策とワクチン接種も大切ですが、体の健康管理もそれ以上に大事になってきます。

WHO(世界保健機関)の調査では、2021年6月の時点で肥満率が1975年の3倍、18歳以上の肥満率は2016年から2021年までで16%増との報告も出ています。アメリカは肥満大国というイメージがあり、肥満率の上昇傾向から見ても間違いではないのですが、世界的にはトップ10にも入らないことをご存知でしょうか。これは、アメリカ国民が痩せ始めたのではなく、世界各国の肥満率が年々上がってきているからです。この傾向は、肥満率を下げるために60年以上も信じられていた、摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やすというアドバイスが効果的ではないことを証明しています。

改善しなくてはいけないのは、カロリーのバランスではなく生活習慣です。日本では肥満を含むメタボリック症候群を生活習慣病とも呼んでいますが、これはとても適切な表現です。生活習慣は主に食事、運動、睡眠から成り立っています。肥満を問題としていた多くのクライアントは、1日に間食を含め6食から多くて11食も食べていたと報告していて、1日3食に戻しただけで減量に成功しています。摂取カロリーよりも間食回数の見直しが重要だとわかるでしょう。

運動に関しては有酸素運動を週150分、筋トレを週2回というガイドラインをCDC(米疫病対策センター)が定めています。また、CDCはアメリカの人口の35%が睡眠不足(7時間未満)と報告しています。食事は1日3食にし、間食は極力避ける。運動は週に3、4時間。睡眠は1日7時間。これらを守れば、生活習慣病の大半、特に肥満は改善できます。

2022年に生活習慣をどう改善すれば良いか、目安ができましたね。こうして健康体を作っていけば、免疫力が高くなり、感染症予防にも役立ちます。変異を重ねる新型コロナの感染者が増え続ける中では、効力を示しているとはいえ、ワクチンのみに頼るのは問題です。自己免疫力を向上させ、ワクチン効果をより高めましょう。

前述の通り、CDCは150分の有酸素運動を推奨しており、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、ハイキングなどを1日30〜60分くらい行うのが理想とされます。体力に合わせて、できることから始めていきましょう。そして、週2回の筋トレは、右に紹介する3つのエクササイズからスタート。下半身の筋力とバランス、上半身の肩の可動と筋力、そして腰周りの体幹を鍛えるエクササイズを用意しました。重要なのは、ゆっくり行うこと。けがを防止し、強化したい筋肉をより効果的に刺激できます。別のエクササイズを行う場合も、ゆっくり行ってみてください。

 今月のトレーニング 

STEP 1
ランジ
10回を4セット

写真クレジット:Kota Shimada

 太もも、内股、お尻のエクササイズ。脚を前後に開きます。前足のかかとを床から離さずに体全体を前に移動させます。この際に注意点がいくつかあります。ひとつ目は、後ろ足をできるだけ真っすぐにして、かかとを床につけないこと。ふたつ目は上体が前かがみにならず常に腰の上にあるようにすること。3つ目は、前足の膝がつま先を越すことを目安に。膝がつま先を越える際にかかとが浮かないように注意してください。難しい場合は台を使い、慣れてきたら床で行いましょう。また、バランスに自信のない方は壁や手すりを活用してもOKです。

STEP 2
スイマー・プレス
10回を4セット

写真クレジット:Kota Shimada

 胸を張り、手の平を自分に向けた状態で顎の前へ。その状態から肩甲骨を引き締めて肘を外に開き、さらに腕を頭の上に伸ばします。肘までしっかり伸ばしましょう。そこから同じ軌道で手を最初の位置に戻します。ゆっくり行うと肩関節への負担が軽減され、同時に筋肉に対しての刺激が増します。肩が痛くて腕が上がらない場合は、痛みのない範囲で。ダンベル、水の入ったボトル、缶詰などを活用して負荷をかけることも可能です。

STEP 3
スーパーマン
10回を4セット

写真クレジット:Kota Shimada

 肩甲骨とお尻の筋肉を使うエクササイズです。腕と脚を伸ばしてうつぶせになります。この状態から肘と膝は伸ばしたまま両腕両脚を浮かせます。シンプルなエクササイズですが、姿勢を正すときに使う筋肉を刺激できます。腰に若干の負荷がかかるため、ゆっくり行いましょう。10回は目安ですので、できる回数から始めてください。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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文献 

  1. World Health Organization. (n.d.). Obesity and overweight. World Health Organization. Retrieved December 9, 2021, from https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/obesity-and-overweight 
  2. Centers for Disease Control and Prevention. (2019, June 13). Trends in meeting physical activity guidelines among urban and rural dwelling adults – United States, 2008–2017. Centers for Disease Control and Prevention. Retrieved December 10, 2021, from https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6823a1.htm 
  3. Centers for Disease Control and Prevention. (2017, May 2). CDC – data and statistics – sleep and sleep disorders. Centers for Disease Control and Prevention. Retrieved December 10, 2021, from https://www.cdc.gov/sleep/data_statistics.html. 

秋冬にかけて太りやすくなる理由〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

秋冬にかけて太りやすくなる理由

サンクスギビング、クリスマス、新年とイベント目白押しで食べる機会の多いこの時期は、体重が気になりますよね。炭水化物系のイモ、カボチャなどがおいしい季節でもあります。食べ過ぎ、飲み過ぎには注意したいところですが、ダイエットを気にし過ぎるのも問題。今回は、ホリデー・シーズン中、どうしたら健康に気を付けながら、家族や友だちとの食事を楽しめるかを紹介します。

まず、炭水化物について。人間の体は炭水化物をグルコース(ブドウ糖)に分解し、筋肉、肝臓、そして脂肪に蓄えていきます。食べた炭水化物の80%以上は筋肉と肝臓に回り、すぐにエネルギーとして使える糖分の一種、グリコーゲンとして蓄えられ、残りは後に使うエネルギー源として体脂肪になります。筋肉と肝臓に蓄えられる量は限られますので、筋肉量の低い人はすぐに体脂肪への蓄積にシフトされてしまいます。「年を取ったら代謝が落ちる」という話を聞きますが、問題は年齢ではなく、筋肉量の低下や、インスリンの分泌量と頻度です。

炭水化物を過剰摂取または間食などで頻繁に摂取すると、インスリンが長期にわたって多く分泌されます。筋肉量が低下している場合、炭水化物の蓄積量も低下し、細胞がインスリンの受け入れを拒否し始め、血中のインスリン量が増えます。この状態を「インスリン抵抗性」と言います。インスリンが血中にある以上、体は常に脂肪蓄えモードになり、肥満や糖尿病などへとつながります。

秋冬にかけて太りやすくなるのは、運動量の低下と、炭水化物の摂取量が筋肉と肝臓の許容範囲を超えるためです。運動をしない期間が続けば、筋肉量も低下します。秋冬太りを避けられるよう、筋肉を刺激する運動を行い、炭水化物を摂取するタイミングをコントロールしましょう。

炭水化物を取り入れる理想的なタイミングは、運動後です。理由は、筋トレなどの運動を30分以上行うと筋肉に蓄積されていたグリコーゲンを使うため、筋肉疲労を回復させるのに炭水化物の摂取が有効となるからです。食事を伴うパーティーには運動をしてから参加することで、食べた物がまずは筋肉疲労回復のために使われ、脂肪への蓄積を減らすことができます。もちろん、食べた分体重は増えるのですが、この場合は数日で落とせます。パーティーの翌日に運動すると、再び筋肉に蓄えたグリコーゲンを使い、代謝のリセットになります。

次に運動です。ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動でも筋肉のグリコーゲンを使えるのですが、効率が悪いので筋トレのエクササイズを活用します。今回のエクササイズは筋肉を刺激するものを用意しました。指定時間内に回数をこなすことで、有酸素運動の効果も期待できます。体調と体力に合わせた範囲で行ってみてください。

 今月のトレーニング 

STEP 1
スクワット
60秒を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

スクワットは下半身エクササイズの中でより多くの筋肉を刺激できます。まずは、肩幅より若干広めに膝、つま先を外に向けるように足を開きます。次に上体は直立のまま、かかとの上に座るイメージで腰を落とします。最後に、そのまま真っすぐ立ち上がります。バランスに不安のある場合は、テーブルやカウンターにつかまりましょう。

STEP 2
腕立て伏せ(膝つき)
60秒を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

上半身エクササイズの中でより多くの筋肉を刺激できるのが、腕立て伏せです。回数が多いので、最初から膝をついて行います。両手の位置は肩幅よりも若干広めに。幅が狭くなると手首への負担が大きくなります。腕の力で上体を落としていきますが、上体が完全に床についても問題ありません。上体を落としたら、腕の力で上体を押し上げます。床では難しい場合、テーブル、カウンター、壁などを活用することで負荷を軽減できます。

STEP 3
プランク
60秒を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

プランクは体幹のみならず、エクササイズの最後に行うことでそれまで使ってきた筋肉をさらに活用できます。姿勢は腕立て伏せと似ています。腕を伸ばした状態で行うものと、肘を曲げた状態で行うものと2種類ありますので、やりやすいほうを選んでください。写真の姿勢で60秒間キープします。休みながらで良いので、できるだけ60秒間頑張りましょう。呼吸を止めないことがポイント。膝をついて、またはテーブルやカウンターを活用して行ってもOKです。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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文献 

  1. Kahn BB. Lilly lecture 1995. Glucose transport: pivotal step in insulin action. Diabetes 1996;45:1644-54. 
  1. Kahn SE, Hull RL, Utzschneider KM. Mechanisms linking obesity to insulin resistance and type 2 diabetes. Nature 2006;444:840-6. 

美脚の黄金比〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

美脚の黄金比

「美脚」の定義とは何でしょうか? さまざまなメディアで、「足が細い」、「きれいな筋肉」などのコメントが見られます。その基準はどこにあるのかと考えると、膝上と膝下の筋肉のバランスではないでしょうか。

膝下にはふくらはぎ、膝上には太ももがあり、それぞれがどのくらいのサイズかによって、見た目に影響してきます。たとえばアスリートの場合、張りのある筋肉が付き、ふくらはぎと太もものサイズが大きいため、膝のくびれも大きくなります。健康的で力強さはあるものの、美脚とはあまり言わないかもしれません。

逆に筋肉の張りがなく、血行が悪かったり、骨格がゆがんでいたりする場合は、ただの細い脚になってしまいます。ヒールの高い靴でスカートやパンツを履いていると、膝、腰周りの筋肉や骨格がしっかりとしていないため、姿勢が悪く貧弱に見えます。細ければ良いというわけではないのです。

理想の美脚の比率を紹介しましょう。まず黄金比である1:1.618を覚えてください。美術作品や建物などをより美しく見せるために使われている比率です。動物でも自然でも、美しいと思えるものは大抵、この黄金比になっているようです。これは人間の容姿にも言えます。たとえば肩幅とウエストなら、ウエスト1に対して肩幅は1.618になるのが理想で、ウエストが80センチの場合、肩幅は129センチ程度。ふくらはぎは足首1に対して1.618、太ももに関してはふくらはぎ1に対して1.618になるようにします。

筆者の場合、足首周りを測ると23センチ、対してふくらはぎ周りは38センチ、太もも周りは60センチありました。足首とふくらはぎが1:1.65、ふくらはぎと太ももが1:1.58の比率になり、ふくらはぎが大きめなので、対する太ももが若干細く、見た目が少々アンバランスと言えますね。ただ、骨格や筋肉の付き方などでも個々に違いが出てきます。数字は目安として把握することで、エクササイズやダイエットの目標設定とプランニングもしやすくなるかもしれません。

美脚を目指す方はエクササイズと同時に、食事や睡眠の習慣も見直しましょう。アルコール、菓子類、食品添加物などの頻繁な摂取と寝不足は、足のむくみや脂肪の蓄積につながり、見た目にも影響が出ます。生活習慣を整えながら、右のエクササイズを試してみてください。見た目のみならず、膝の安定も考慮しているので、膝の弱い方でも行えます。膝に違和感のある方は痛みのない範囲で。無理のない回数から始め、少しずつ増やしていきます。シンプルな動作なので、ゆっくり丁寧に。1日1セット、週3、4回が目安ですが、2日以上連続して行うとけがのリスクがあるので、最初のうちは1日置きにしましょう。

 今月のトレーニング 

STEP 1
かかとタップ
左右各25回

写真クレジット:Kota Shimada

 膝の曲げ伸ばしのエクササイズです。前に伸ばした足のかかとで床をタップするのですが、実際に負荷がかかるのは立ち脚です。立ち脚の膝を曲げることで前に出した足が床に触れ、エクササイズになります。バランスに不安のある方は壁やテーブルなどをサポートとして活用しましょう。また、立ち脚のかかとはしっかりと床につけます。痛みや違和感のある場合は少しずつ範囲を広げていきます。

STEP 2
エレファント・ウォーク
25回

写真クレジット:Kota Shimada

 ふくらはぎとハムストリングが交差する膝裏のエクササイズになります。両手を床に置いて、左右交互に膝の曲げ伸ばしをゆっくり繰り返していきます。床に手がつかない場合は、ソファーや階段を活用しましょう。背筋は曲げます。

STEP 3
レッグ・エクステンション
25回

写真クレジット:Kota Shimada

 太ももの表側のエクササイズ。椅子に座ったままで行えます。片脚ずつでも両脚同時でも可能です。椅子の高さまで足を上げ、膝をしっかりと伸ばした状態を1、2秒キープし、その後ゆっくりと足を下ろしましょう。椅子は足が床につかない高さのものが理想です。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

Mastering Body Institute

9123 151st Ave. NE., Redmond, WA 98052 ☎571-235-8580 lifecultivation@gmail.com www.masteringbodyinstitute.com

健脚はしなやかな足首から〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

健脚はしなやかな足首から

足は足首から上を29の筋肉が支えており、歩くにも、階段の上り下りをするにも必要です。そして、膝下の美容に重要。しかし、パンデミックにより座る時間が増えたこともあって、足首の筋力は衰え、むくみやすい傾向にあります。足首の健康は膝の健康にも直結しますので、階段の上りは問題ないという方も、下りで膝に違和感が出る恐れがあります。

この現象は写真で見ると一目瞭然です。上りより下りのほうが、後ろ足首の可動域が広いことがわかるでしょう。足首の可動域が狭くなると、膝により多くの負荷がかかり、膝の関節痛などにつながります。足首や膝のケガは主に足首周りの筋肉が硬い、もしくは弱いことが原因です。膝への負荷が増える山でのハイキング、急に動きを止めるプレーが多いサッカーやバスケットボール、格闘技などのスポーツで膝のケガが目立つ理由のひとつです。

足首周りの筋肉が衰えれば、見た目にも影響します。心臓から遠い位置にある足首周りの筋肉が弱いと、血行が悪くなり、むくみが生じます。自然食材を中心とした食事や水分補給で多少改善しますが、実際に足首を動かす運動をしていくことも大切です。

足首周りには大きな筋肉が3種類見られます。腓腹筋(ひふくきん)とヒラメ筋、そして前脛骨筋(ぜんけいこつきん)です。腓腹筋とヒラメ筋はふくらはぎのこと。すねの裏に位置する腓腹筋は、膝のすぐ上からかかとまでの範囲に、ヒラメ筋は膝のすぐ下からかかとまでの範囲にあります。両方ともアキレス腱を形成し、足首において動作や安定の役割を果たしています。ふくらはぎが張っている、または弱くなっている場合は、アキレス腱や膝に痛みが出る可能性が高くなります。前脛骨筋はすねの前に位置し、膝を伸ばした状態でつま先を自分の方向に向けた時に動く筋肉です。前脛骨筋とふくらはぎの筋肉を良好な状態に保つことで、階段の上り下りだけでなく、しっかりと踏み込むためのバランス感覚や膝の可動域増にも良い影響をもたらします。

今回はこの3つの筋肉を鍛えるエクササイズを紹介します。ストレッチと筋トレの両方を考慮しているので、血行を良くし、美しく健康的な膝下を作るには最適です。回数を多めに設定していますので、その達成を目標としながら、1セット週3回を目安に行ってみましょう。

 今月のトレーニング 

STEP 1
トーレイズ
25回

写真クレジット:Kota Shimada

 前脛骨筋のエクササイズです。壁に寄りかかった状態から上体を若干前に倒し、壁から背中を離します。足は腰の位置よりも若干前に出るくらいにし、膝は伸ばします。この状態からゆっくり、つま先をできるだけ持ち上げます。この際、お尻が壁から離れたり、膝を曲げたりしないように注意しましょう。また、足が壁から遠のくほど難しくなるので、最初は近いところから始めると良いでしょう。すねの辺りに圧力を感じたら成功です。

STEP 2
寄りかかりカーフレイズ
25回

写真クレジット:Kota Shimada

 主に腓腹筋のエクササイズになります。立った姿勢から両腕を伸ばして壁に手をつき、そのまま壁に寄りかかります。体のラインは真っすぐキープ。膝も伸ばして、かかとは床につけます。そして、かかとをできる限り高く上げてから、ゆっくりと床に戻します。足が壁から遠のくほど強度が増します。かかとの上げられる高さは足首の強さに応じて差が出ますが、できる範囲で行いましょう。つま先や足首に痛みがある場合は無理のないようにしてください。

STEP 3
ヒラメ・レイズ
25回

写真クレジット:Kota Shimada

 最後はヒラメ筋です。立った姿勢から胸の高さで壁に両手をつき、背筋を伸ばして、膝がつま先よりも前に来るように足を曲げます。かかとは浮いていても問題ありません。この状態からかかとのみをゆっくり上下させます。この際、膝も同時に屈伸運動にならないように注意しましょう。足首の弱い方は膝を軽く曲げた状態から始めてください。慣れない動作なので、できるだけゆっくり行います。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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Reference: 

  1. 足の筋肉https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK539705/#:~:text=There%20are%2029%20muscles%20associated,and%20help%20position%20the%20foot. 
  1. 足首の健康は膝の健康にも直結https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27686412/

話題の筋膜リリースで体のメンテナンス〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

話題の筋膜リリースで体のメンテナンス

筋膜リリースのエクササイズは、すっかり人気が定着しているようですね。筋膜とは、筋肉を包み込んでいる膜のこと。長時間動かない、あるいは偏りのある動きが続くと疲労がたまり、筋肉と同時に筋膜も硬くなる傾向にあります。また、筋膜は粘着性があり、リリースしないまま放置しておくと、他の筋肉や内臓に接着して動きにくい状態が出てきます。もちろん、体を動かしたり、食生活を見直したりすることも必要なのですが、筋膜リリースにはフォームローリングがおすすめです。体も車と同じで、メンテナンスが大切。マッサージや整体に通うのも効果的ですが、なかなか時間がないという方は、家でもできるフォームローリングで筋肉ごとほぐしましょう。

アスリートでも競技や練習以外は常に動いているわけではありません。動かない時間が増えれば筋肉や筋膜はその状態で硬くなり、また一定方向の動きに偏れば、骨格のずれやけがにつながることもあります。一定方向の動きの例には、バットやクラブ、ラケットを振る、ボールを投げる、ボールを蹴るなどが挙げられます。アスリートはストレッチやマッサージ、フォームローリングを日常的に行っています。スポーツ以外でも、仕事や車の運転、ガーデニングで座る、立つ、かがむなどの姿勢が続くと、腸腰筋、内転筋といった股関節と腰をつなぐ筋肉、または背骨を支える脊柱起立筋などが筋膜を含めて硬くなってしまいます。今は何も感じていなくても、年月が経つと少しずつ筋肉の伸縮に影響が出てきます。立つ時の重心のかけ方、カバンの持ち方、階段の昇降などにおいても、個々のクセや足の運び方があるため、動きに偏りが生じます。

フォームローラーを活用!

今回紹介するフォームローリングはフォームローラーを使って行います。背骨周り、お尻、足首の筋肉を鍛え、筋膜をリリースしていきます。フォームローラーにはいくつか種類があります。ひとつは長さです。個人的には短いほうが使い勝手が良いと感じています。次に強度。長さよりも重要な部分だと思います。筋膜が硬く、痛みを感じる場合、体が委縮して筋膜がリリースできない状態になってしまい、あまり効果がありません。まずは強度の低いフォームローラーから試すと良いでしょう。大抵は白、青、黒の順に強度が上がっていきます。
また、ボコボコした形状や振動モーター付きだと、より刺激を与えられます。

もし、フォームローラーがない場合は、きつく巻いたバスタオルで代用できます。強度を上げたい方は、間にテニスや野球のボール、缶、麺棒、水筒など、硬い物を挟んで丸めても良いでしょう。

 今月のトレーニング 

STEP 1
背骨周りの筋膜リリース
1、2分

写真クレジット:Kota Shimada

 横にしてフォームローラーを置き、その上に仰向けになります。足の力を使ってフォームローラーの上を背骨が上下するように動きます。ゆっくりと深呼吸をしながら動作を繰り返しましょう。

STEP 2
お尻の筋膜リリース
左右各1、2分

写真クレジット:Kota Shimada

 横にしてフォームローラーを置いてその上に座り、右足を左ももの上に組みます。腕と足の力を利用し、前後に体を動かします。リリースするのは右側のお尻の筋膜です。もし、体が硬くて足をしっかり組めなくても大丈夫。左側も同じように行ってください。

STEP 3
足首の筋膜リリース
左右各1、2分

写真クレジット:Kota Shimada

 横にしてフォームローラーを置き、長座になります。右足は膝を伸ばしたままフォームローラーの上に、左足は膝を伸ばしたまま右足のすねの上にのせ、圧力をかけます。足首周りが硬い方は無理のない範囲でOK。腕の力を使い、体を前後に動かします。膝下まで少しずつ、フォームローラーをずらしていきます。反対の足も同様に行いましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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「筋トレで筋肉ムキムキ」という誤解〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

「筋トレで筋肉ムキムキ」という誤解

健康的な筋肉とは、縮む性質と伸びる性質の両方を鍛えた筋肉。東京五輪が開催され、日本のメダルラッシュが話題となりましたが、アスリートの中でも五輪レベルの選手は、力がありながら柔軟性もある人たちが多く見られます。「柔軟性と強い筋肉は両立しない」とする見解は間違いです。筋トレと聞くとボディービルダーさながらに「筋肉を大きく強くする」というイメージがあるかと思いますが、それだけではないのです。

スポーツ選手など、筋トレで筋肉は付いたけれど体が重くなって逆効果だったと発言しているのを時々見かけます。それは、強化された筋肉は縮まりやすく、動きにくくなる傾向があるから。サポートの強いゴムほど伸ばすのが難しいのと同じで、筋肉が強くなると関節の動きに制限ができてしまいます。人間の動作の中で筋肉は大きく分けてふたつの性質があります。ひとつは縮む性質。筋力を最大限に引き出すために不可欠なものです。扉を開ける、物を持つ、歩く、階段を上るなどの動作は一時的に筋肉が縮むことによって可能になります。もうひとつは伸びる性質です。伸ばせない筋肉は縮む動作に制限がかかり、筋力まで制限されてしまいます。たとえば、座っている時間が長いと、股関節と背骨をつなぐ腸腰筋という筋肉の伸びる性質が失われ、縮まったままの状態に。そのまま立とうとすれば、腸腰筋が伸びないために腰に負担がかかり、腰痛の原因になります。

スポーツをする方はもちろん、オフィスワークや家事を行う方にとっても、筋トレで両方の筋肉の性質を保つことは大切です。腰痛、肩こり、膝の痛みなど、どれも筋肉に伸縮両方の性質があれば、大抵は改善が可能です。特に座る機会が多い場合は、筋肉が長時間収縮し、硬くなります。筋肉が縮めば関節の間隔も狭まり、常に骨同士が圧迫し続けることになります。これが5年、10年、20年と続けば骨格もゆがみ、何もしていないのに体が痛いという状態が生まれます。多くの場合、年齢のせいにされますが、正確に言えば、筋肉の伸びる力が劣化したということなのです。

長いこと縮まっていた筋肉を再び伸ばすことは可能です。最初は若干の痛みを伴いますが、1、2週間続けることで少しずつ関節の痛みが減り、階段の上り下りなどの生活動作に余裕が出てきます。今回紹介するエクササイズを週に1、2回行うことで、伸縮両方の力を鍛えることができます。無理せずゆっくり行い、筋肉の伸ばせる範囲を少しずつ広げていきましょう。

 今月のトレーニング 

STEP 1
ジェファーソン・カール
10回3セット
オプション:ダンベルまたは水の入ったボトル、踏み台

写真クレジット:Kota Shimada

 このエクササイズでは、背筋、お尻、太もも裏(ハムストリング)、ふくらはぎの筋肉を伸ばしていきます。写真ではダンベルを持ったまま台に立ち、前屈しているだけに見えますが、いくつかポイントがあります。まず、膝を伸ばしたままにすること。そして、前屈に入る際には背骨をゆっくりと曲げていくのですが、頭を下げ、腹筋を使って背中を丸めるように意識します。体の硬い方は、最低でも手がすねに触れるようになってからダンベルを使い始めてください。踏み台も手がつま先に触れるようになってからでOKです。

STEP 2
オーバー・ランジ
10回3セット
オプション:踏み台、手すり

写真クレジット:Kota Shimada

 膝と足首の可動域のエクササイズです。足を前後に開きます。前足のかかとを床につけたまま体全体を前に移動させます。この際の注意点が3つ。1つ目は、後ろ足をできるだけ真っすぐ保ち、膝を床につけないこと。2つ目は前かがみにならずに、上体が常に腰の上にあるように意識します。3つ目は、前足の膝がつま先より前に出ることを目安に。かかとが浮かないようにしてください。体の硬い方、膝に違和感のある方は踏み台や手すりをサポートに使いましょう。

STEP 3
サイド・ベンド
10回3セット
オプション:ダンベルまたは水の入ったボトル

写真クレジット:Kota Shimada

 腰の横の可動域を鍛えます。足は腰幅程度に開き、直立姿勢から体を横に倒し、片手が膝の横に来るようにします。この際、逆側に腰が突き出ないように注意しましょう。たとえば、右手で右膝を触る場合、腰が左に突き出ると効果がなくなります。また、体が硬いと逆の足が浮く傾向があるので、しっかり両足を地面につけること。最初は負荷なしで行い、慣れてきたらダンベルや水の入ったボトルを活用しましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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週1パウンド減チャレンジ!

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

週1パウンド減チャレンジ!

今回は食事と運動の習慣付けにクライアントに提案した週1パウンド(約0.5キロ)減チャレンジの紹介です。1、2日サボっても達成できるので、リバウンド率も減ります。続ければ1年で50パウンド(約20キロ)以上落とせることになります。必ず週1パウンド減らすことがルール。先週2パウンド落ちたから今週はいい、ということではありません。ぜひ挑戦してみてください。

体重および体脂肪はホルモンバランスの変動に応じて増減します。脂肪を減らす場合、インスリンの働きを抑えるための糖質制限が不可欠です。さらに運動で筋力や心肺機能を向上させることで基礎代謝が高まり、より結果が出やすくなります。まず、現在のホルモン状態を把握するため、医師に血液検査をお願いしましょう。血糖値はもちろん、インスリンの分泌具合がわかるHbA1c値、コレステロール値、赤血球や白血球値の情報も重要です。医師に各数値の説明を受け、理想の数値も聞いてください。最低限の数値をクリアするだけでは理想の体型は望めません。

食事に関してはケト、パレオ、ビーガンなど、自分に合う食習慣を取り入れるのが良いでしょう。間食を含め1日3食までにすること、そして肉、魚、野菜、米などの自然食材を口にすることが大切です。飲み物は水や麦茶などにして、糖質やカロリーの高いものは極力避けましょう。そのうえ、体を動かし筋肉と心肺機能を刺激することで理想の体型作りができます。筋肉が減れば代謝も低下し、脂肪が燃焼しにくくなるため、筋肉は落とせません。筋トレと有酸素運動を日替わり(同日でもOK)で行うのが減量へのいちばんの近道です。有酸素運動はウォーキング、ガーデニング、ハイキング、サイクリングなど。食べた物をどんどんエネルギーに変えましょう。

体重の測定は毎日同じ時間に同じ状態で行います。週1、2回だけ測定してもデータが少なく、体の状態を正確に把握できません。たとえば朝起きてすぐ体重計にのるという感じで、毎日記録を取りましょう。体脂肪あるいはウエストのサイズも同時に計測します。その数値が小さくなっていれば、体重に変化がなくても脂肪が減っている証拠です。

筋トレと有酸素運動の両方をカバーする右のエクササイズも行ってみてください。今回は心肺機能の回復がカギなので、休憩時間も記載しています。

 今月のトレーニング 

STEP 1
スクワット&プレス
60秒(休憩60秒)を2~4セット

写真クレジット:Kota Shimada

足は肩幅に開き、つま先を外に向けます。手は肩の前に構えます。この状態のまま腰を落としてスクワットを行い、立ち上がると同時に腕を頭上に伸ばします。膝や腰に違和感のある方は、できる範囲で行ってください。写真ではダンベルを持っていますが、水の入ったボトルで代用できます。時間が長めなので、慣れるまでは素手から始めてみましょう。

STEP 2
壁掛けカール
60秒(休憩60秒)を2~4セット

写真クレジット:Kota Shimada

壁に背中を当ててしゃがみます。しゃがんだ時に膝に痛みのある場合は、足を前に出しましょう。腰の高さは膝と同じ高さが理想ですが、きつい場合は膝より高い位置に。この状態を維持しながら肘を曲げ伸ばしして、アームカールを行います。ダンベルや水の入ったボトルを持ちながら、あるいは素手で行ってみてください。

STEP 3
ヒンジ&ロウ
60秒(休憩60秒)を2~4セット

写真クレジット:Kota Shimada

直立姿勢から膝を軽く曲げ、お尻を突き出す感じで前屈します。この際に背中が丸まらないように注意しましょう。この姿勢から肘の上下運動を行います。肘が上がった際には肩甲骨をしっかり引きましょう。また、疲れてくると背中が丸まるのでしっかり伸ばすこと。ダンベルまたは水の入ったボトルを持ちながら行います。重過ぎると、背中が丸まったり肩甲骨が引けなかったりするので、軽量の重りから試してみましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

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水分補給は水だけでは足りない

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

水分補給は水だけでは足りない

気温が高くなり、外に出る機会も多くなる夏の時期、気を付けたいことのひとつが水分補給です。人間の体は60%が水と言われます。血液は90%、筋肉は79%、骨は31%が水でできています。

毎日の生活で体の水は体温調節、脳や心臓を含む臓器の働き、筋肉の動き、そして肌の潤いなどに使われています。水分補給が十分でないと、それぞれの働きが鈍くなり、肌荒れ、筋肉疲労、高血圧、めまいなどにつながります。

水分補給では多くの場合、水を飲むことに着目しがちですが、水だけでは水分補給を効率良く行えません。ミネラルの補給も同じくらい重要です。たとえば、運動して汗をかいたときには、水以外に塩分も失います。運動後に水のみで水分補給をすると、失われた塩分が補われていないことになるわけです。個人差やエクササイズの内容にもよりますが、90分のエクササイズを行うと10グラムもの塩分を失うことも。塩分にはナトリウム(Na)とカリウム(K)が含まれますが、これらは筋肉の伸縮や心臓の働きに不可欠な成分です。運動後は水と同時に、しっかり塩分を補給することが大切です。

また、運動していないなら水分補給せずに済むかというと決してそんなことはなく、やはり水分やミネラルを補給する必要があります。普通に生活しているだけでも、体温調整、筋肉などの臓器の働き、肌つやなどに水分やミネラルが使われるので、その分補給をしないと健康面に影響が出てきます。

その補給方法ですが、ミネラルウォーターはもちろん、鶏、豚、牛、魚などのだし汁もおすすめです。日本食にはだし汁を使った料理が多いので、普段から取り入れる習慣を付ければ楽に補給できます。運動後には水のみだったとしても、そのあとの食事で塩分を摂取できれば問題ないでしょう。

夏は水分補給と一緒に、腕のエクササイズにもぜひ取り組んでみてください。半袖やノースリーブの季節、右の3種類のエクササイズで肩と腕のくびれを作りましょう。運動後は水分補給をお忘れなく。

 今月のトレーニング 

STEP 1
サイド・レイズ
15回(休憩1、2分)を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

最初に肩の横の部分を刺激します。ダンベルまたは水のボトルなどを持ちます。肩甲骨を引き、胸を張った状態で腕を両サイドから肩の高さまで上げます。この際に手ではなく肘が肩の位置に来るように心がけてください。そして、腕を元の位置まで戻します。肩に痛みが出る場合は、痛みのない範囲で行います。慌てることなく、ゆっくり繰り返すのがポイントです。

STEP 2
アーム・カール
15回(休憩1、2分)を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

次に腕の前の筋肉をターゲットにエクササイズを行います。ダンベルまたは水のボトルなどを持ちます。持った際に手の平が前に向くようにしましょう。胸を張り、肩甲骨を引くことで腕が開きやすくなります。上腕の位置をずらさずにダンベルを肩に当てるような感じで、肘を曲げながら持ち上げ、また元の位置に戻します。シンプルなエクササイズですが、焦らずゆっくり行ってください。

STEP 3
フロア・プレス
15回(休憩1、2分)を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

3つ目は主に胸のエクササイズですが、腕の裏を刺激するにも有効です。まずは、床に仰向けになります。ダンベルまたは水のボトルなどを、肘を伸ばした状態で上に持ち上げます。この際にダンベル同士をくっ付けるようにしましょう。この姿勢からゆっくりと肘を曲げながら下ろし、肘は床に付けます。その後、肘をしっかり伸ばし、再び顔の上にダンベルが来るようにします。腰痛のある方は膝を曲げて構いません。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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    参照リンク:

1.The Water in You: Water and the Human Body. (n.d.). https://www.usgs.gov/special-topic/water-science-school/science/water-you-water-and-human-body?qt-science_center_objects=0#qt-science_center_objects. 

2DiNicolantonio, J. (2017). Salt Fix: How the Experts Got It All Wrong–And Why Eating More Might Save Your Life. Potter/TenSpeed/Harmony. 

睡眠の習慣付けと就寝前ストレッチで目覚めスッキリ!

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

睡眠の習慣付けと就寝前ストレッチで目覚めスッキリ!

睡眠時間が4、5時間の男性は、男性ホルモンのテストステロンがプラス10歳の数値になるそうです。女性ホルモンもまた、睡眠時間が少ないと分泌リズムが狂い始めます。睡眠不足は肥満、免疫や集中力の低下を招くほか、アルツハイマー型認知症との関係性も指摘されています。

人間は人生の3分の1もの時間を睡眠に使いますが、普段は軽視されがち。しかし、睡眠時間が1時間変わるだけで身体に変化があることが明らかになっています。アメリカでは多くの州でデイライト・セービング・タイムがあり、春に時計の針を1時間進めますが、翌日の心筋梗塞の件数は24%増に。一方、秋に時計の針を1時間戻すと21%減とのデータが出ています。また、睡眠は脳が学んだことを整理して使える状態にするにも大切。睡眠時間が7時間以下になると、記憶力の低下につながります。

寝たくてもあまり眠れないという方は、まず習慣付けを。就寝と起床の時間を決め、しっかり守りましょう。子どもにも習慣付けさせると、運動、勉強、健康に大きな違いが出てきます。また、就寝1、2時間前にはパソコンやテレビなどの電源を切り、部屋の電気も少しずつ消していくことで「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニンの分泌が活発化し、眠気を誘います。室温はなるべく低めに設定を。脳が入眠準備に入るには、脳内温度を2、3℉(3.6〜5.4℃)下げる必要があります。寝室の温度は65℉(18.3℃)くらいが目安。暑さで寝付けなかったり夜中に起きてしまったりするのを避けるためにも、低めを心がけましょう。寝る20〜30分くらい前に熱めのシャワーを浴びると、脳内温度が下がる頃に眠くなってきます。

睡眠を妨害するものには、カフェイン、アルコール、大麻(マリファナ)も。カフェインは12時間ほど体内に残ります。コーヒーを飲んでも寝られるという人も、睡眠サイクルを狂わせている可能性が高いようです。アルコールや大麻には、睡眠サイクルのひとつのレム睡眠を飛ばす作用があります。レム睡眠、ノンレム睡眠が交互に訪れる睡眠サイクルが理想なので、就寝前にお酒を飲むのは控えましょう。

寝る1、2時間前には、腰や肩回りの筋肉をリラックスさせる右のストレッチ3つをぜひお試しください。息を止めず、ゆっくりと呼吸をしながら行うのがコツです。

 今月のトレーニング 

STEP 1
膝押し
左右各30~60秒

写真クレジット:Kota Shimada

 仰向けになり、片膝を立てます。立てた膝にストレッチする足首を当て、4の字になるようにしましょう。この状態から片腕を使って膝を前後に5回ほど動かしたら、腕を伸ばして膝を押します。この状態を30〜60秒キープ。股関節の硬い方は60秒を目安に。体をリラックスさせるのが目的なので、痛みのないように左右1回ずつ行います。

STEP 2
お尻ストレッチ
左右各30~60秒

写真クレジット:Kota Shimada

 1と同じ体勢から、ストレッチする足の膝を両手でつかみ、足と逆の肩の方向に引っ張ります。つまり、右のお尻をストレッチする場合は、右膝を左肩の方向に引っ張るわけです。引っ張る際に、右のお尻が浮かないように注意。この状態を30~60秒キープしましょう。股関節に違和感があった場合は、もう一度1のストレッチを行ってみてください。

STEP 3
肩甲骨はがし
左右各30~60秒

写真クレジット:Kota Shimada

 背筋を伸ばし、あぐらをかいて座ります。左腕を首の前に伸ばします。左肩が体の正面に来るようなイメージで、左肘を右肩に付けるように右腕で引っ張ります。この状態を30~60秒キープしましょう。背筋を伸ばし、胸骨はできるだけ天井に向くように心がけてください。左が終わったら右も行います。あぐらがかけない場合は、椅子に座ってもOKです。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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    参照リンク:
  1. Lack of sleep can lower testosterone. (2018, May 21). Retrieved April 06, 2021, from https://www.mensjournal.com/health-fitness/lack-sleep-can-lower-testosterone/ 
  1. Can daylight saving time hurt the heart? Prepare now for spring. (n.d.). Retrieved April 06, 2021, from https://www.heart.org/en/news/2018/10/26/can-daylight-saving-time-hurt-the-heart-prepare-now-for-spring#:~:text=Inspired%20by%20that%20finding%2C%20a%20group%20of%20U.S.,on%20the%20Tuesday%20after%20the%20fall%20time%20change. 
  1. Walker, M. P. (2018). Why we sleep: Unlocking the power of sleep and dreams. New York, NY: Scribner, an imprint of Simon & Schuster. 

上半身の魅力は肩!「ビーチ・ボディー」(後編) ~美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

上半身の魅力は肩!「ビーチ・ボディー」(後編)

前編から引き続き、夏に向けてビーチ・ボディー作りのエクササイズを紹介します。前回は下半身にフォーカスしましたが、今回は上半身、特に肩を中心に説明していきます。

Tシャツやタンクトップなどを着る季節は、冬場に上着で隠されていた肩が表に出ます。ボーリング玉のような大きな筋肉を付ける必要はありませんが、形の整った肩は魅力的です。

肩と言っても意外と範囲が広く、肩甲骨も鎖骨のつなぎ目辺りから肩に含まれます。エクササイズを行う際は、姿勢が重要。普段はパソコンやスマートフォン、運転、家事など、全ての動作に対して腕を前に出す必要があります。これは仕方のないことですが、腕が前に出た状態が長時間続くと、自然と肩が前に寄ります。姿勢の悪いままで肩のエクササイズを行えば、効率が悪いだけでなく、けがにつながる場合も。日常生活の中で姿勢を意識するだけでも、肩や背中の筋肉が自然と鍛えられます。

上の写真を見てください。左の写真はパソコン作業時にありがちな姿勢、右の写真は理想の姿勢です。肩の位置が違うのがわかると思います。今回紹介する3つのエクササイズも、下の写真の姿勢を意識して行ってみましょう。両肩甲骨を引き寄せ、胸を開くというイメージです。さらに胸骨を天井に向けるように意識して、姿勢を正す練習をしてみましょう。最初のうちは難しいかもしれませんが、続けていくうちに無意識でできるようになります。

姿勢に注意しながらエクササイズをゆっくりと行ってみてください。今回は腕を頭の上に持ち上げるという動作がないため、肩に違和感のある方も行いやすいでしょう。日常生活で肩の前部は意外とよく使われているため、エクササイズは肩の側部と後部に着目しています。前回の下半身のエクササイズを月、水曜日に、今回の肩のエクササイズを火、木曜日にと交互に行うことで、1週間満遍なくトレーニングできます。無理せずにしっかりと休み、週3、4日の回復期を設けつつ、夏まで継続できるといいですね。

 今月のトレーニング 

STEP 1
アップライト・ロウ  15回(休憩30~60秒)を3セット
ターゲット:肩の側部、後部

写真クレジット:Kota Shimada

 足を肩幅くらいに開いて立ち、腕は太ももの前に持ってきます。胸を開き、肩の出っ張りの部分が真横に向いている姿勢を保ちます。この状態から手をゆっくり肩の位置まで引き上げ、肘は真横に、胸もしっかり開きましょう。目線は正面よりも若干天井に向けること。そして今度はゆっくり元の位置に戻します。ダンベル、水の入ったボトルなどを持ちながらでも、何も持たない状態でも可能。姿勢とゆっくりした動作がポイントです。

STEP 2
サイド・レイズ 15回(休憩30~60秒)を3セット
ターゲット:肩の側部、後部

写真クレジット:Kota Shimada

 同じく肩幅くらいに足を広げて立ちます。腕は体の横に下ろした状態から、肘が肩の高さまで来るようにゆっくり上げ、ゆっくりまた下ろします。胸を張った姿勢を常に保つように心がけましょう。腕を上げた状態で肩甲骨の動きが感じられれば完璧。最初のうちは肩まで上がらなくても、できる範囲から行ってみましょう。痛みのある方は無理のない範囲で。こちらも、ダンベル、水の入ったボトルなどを持つか、素手でエクササイズできます。

STEP 3
ヘビー・パンツ 15回(休憩30~60秒)を3セット
ターゲット:お尻、ふくらはぎ

写真クレジット:Kota Shimada

 3つ目のエクササイズも同様に足を肩幅にそろえ、腕はサイドで構えます。この状態から肘を曲げて持ち上げ、手が胸の下に来るようにします。履いているズボンを胸まで引き上げる動作をイメージしてください。肘は真後ろではなく、若干外に向けます。上体が前に丸まる傾向がありますが、しっかりと胸を上に向け、肩のみを動かしましょう。あまり上げ過ぎると首の筋肉に影響があるので、胸の位置よりも高く上げる必要はありません。これもまた、ダンベル、水の入ったボトル、素手で行えます。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

Mastering Body Institute

9123 151st Ave. NE., Redmond, WA 98052 ☎571-235-8580 lifecultivation@gmail.com www.masteringbodyinstitute.com

下半身を美化して「ビーチ・ボディー」(前編) ~美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

下半身を美化して「ビーチ・ボディー」(前編)

「まだ3月なのに、ビーチ・ボディー?」と思われるかもしれませんが、夏まであと3カ月!
体の変化は急には起きないため、今から始めるのが得策です。エクササイズと食事で夏に輝くビーチ・ボディー作りに励みましょう。

まずは食事から。これまでも何度か紹介してきましたが、できるだけ自然食材を食べ、回数も1日3食に制限しましょう。この3食はおやつ、デザート、野菜や果物を生ジュースにして飲む「ジューシング」も含みます。自然食材は野菜、肉、魚、米、豆類など。米を敬遠する方もいるかもしれませんが、米はパンや麺類よりも加工せずに食せるので、特に運動後の食事としては肉体の疲労回復に適しています。もちろん、食べ過ぎには注意を。3食を腹八分目に抑え、カロリー摂取よりも栄養摂取に気を付けて献立を考えるようにしてください。

運動後の食事ですが、肉体の疲労回復を早めるためには、たんぱく質豊富な肉、魚、豆類、さらに野菜、米やイモ類などの炭水化物を摂取するのがおすすめ。ただし、脂肪燃焼を優先させたい場合は、炭水化物の代わりに野菜を多めに。運動をしない日は、米などの炭水化物を1食に減らし、たんぱく質と野菜のみにすることで、脂肪をエネルギーとして使用する時間を増やせます。

運動に関しては、右に紹介するエクササイズのほかに、毎日10〜20分のウォーキングも良いでしょう。ウォーキングはカロリー消費と同時に、ストレス発散の効果もあります。ストレスがたまると、どうしても甘い物、脂っこい物を欲するようになり、特にお腹回りに不必要に脂肪を蓄えてしまいます。春は雨の日も多く、なかなか外でのウォーキングを続けるのは難しいかもしれませんが、家の中を歩き回ってみるのも手です。雨具を活用して、雨のシアトルを楽しむのもいいですね。背筋を伸ばし、歩幅と腕を振る範囲を広げるのがコツです。

重要なのは、食事も運動も習慣付けること。毎日行うのが理想ですが、無理のないように、まずは週2、3回から始めてみましょう。習慣にすることで結果につながります。様子を見て、可能なら回数を徐々に増やしましょう。今回のエクササイズでいちばん集中したいのは、お尻の部分。お尻が垂れていると、どうしても下半身全体が太く見えてしまいます。次に、内ももとふくらはぎ。血行が悪くなると張ってきて、垂れた感じがする部分なので、しっかり対応しておきましょう。前編では、この3つの部分で課題を克服していきます。

 今月のトレーニング 

STEP 1
プリエ・スクワット 40秒(休憩20秒)を3セット
ターゲット:お尻、内もも、太もも表

写真クレジット:Kota Shimada

ダンス経験者にはなじみのある動きかもしれません。足を肩幅くらいに開き、つま先は外に向けて立ちます。この状態から膝を曲げ、つま先と同じ方向に押し出します。できるだけ上体を起こして繰り返し行いましょう。股関節が硬い方は可能な範囲で構いません。股関節回りの筋肉が硬いと、膝に若干の痛みを感じることがありますが、ゆっくり動かして筋肉をほぐしながら行うと良いでしょう。

STEP 2
ラテラル・ステップアップ 両足各40秒(休憩30~60秒)を3セット
ターゲット:お尻、太もも全体、ふくらはぎ

写真クレジット:Kota Shimada

膝の高さよりも低い台を用意します。階段、安定した椅子、脚立などで代用可。片足でのエクササイズなので、バランスに不安のある方はテーブル、カウンター、手すり、壁などでサポートしましょう。写真のように右足はずっと台の上に置きつつ、足の裏全体を使って台の上に乗ります。両足、背中をしっかりと伸ばしましょう。そして、ゆっくりと左足を台から下ろします。低めの台から始め、慣れてきたら高めの台で挑戦してみても良いでしょう。40秒間、この動作を繰り返してください。右足を終えたら20秒ほど休憩して、左足も行います。

STEP 3
フル・カーフレイズ 40秒(休憩30~60秒)を3セット ターゲット:お尻、ふくらはぎ

写真クレジット:Kota Shimada

 ふくらはぎのストレッチを兼ねたエクササイズです。段差が必要なので、階段や低い台などを使います。体重をかけられるよう、安定した場所で行ってください。つかまるところがあるとより安心です。まず、段差からかかとを落とします。ふくらはぎが伸びているのを感じたら、この状態からかかとを押し上げ、つま先立ちになります。重要な点は、膝をできるだけ真っすぐに伸ばすこと。つま先や足首に違和感のある方はできる範囲で行いましょう。ゆっくり動かすとより効果があるので、回数は気にせず、しっかり40秒間繰り返すことを意識しましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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脂肪燃焼をかなえるエクササイズ ~美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

脂肪燃焼をかなえるエクササイズ

年が明けた途端にどこもかしこもダイエット情報でいっぱいですね。今回はエクササイズでより効率良く脂肪を燃焼させる方法をお伝えします。

そもそも脂肪はどうやって燃焼されていくのか、と考えると、重要なのはインスリンの分泌をうまくコントロールできているかどうか。インスリンが分泌されている状態では、脂肪をエネルギーに変換できません。食後1、2時間は運動を避けたほうが良いという理由もここにあります。また、食事の回数が間食も含めて多くなると、インスリンの分泌頻度も高くなり、脂肪燃焼のできない環境を作ってしまいます。食事の回数は1日に3回で十分。まずは食事の頻度を減らし、糖質を控え、インスリンの分泌を抑えることがカギです1,2

脂肪が燃焼しやすい環境が整ったら、次はエクササイズです。エクササイズはただやればいいものではなく、目的に応じて種類や回数、頻度を変えていく必要があります。脂肪燃焼が目的の場合、できるだけ筋肉に刺激を与えるエクササイズを中心に行いましょう。もちろん、筋トレも効果がありますし、ヨガやピラティスなども筋肉の伸び縮みにより刺激を与えることができます。ただし、同じことを繰り返していると、体は順応するもの。違った刺激を与えていくことがポイントとなります3

つまり、脂肪を燃焼させるためには、数種類のエクササイズを交互に行うことが鉄則。たとえば、週3日のエクササイズに、筋トレを週2日、ピラティスやヨガを週1日という具合です。もちろん、日数の配分は変えられます。ハイキングもおすすめなのですが、同じコースばかりでは体が慣れて効果が出にくいので、頻繁にコースを変えると良いでしょう。筋トレの場合、1種類だけ長く行うよりも、3〜8種類を各40〜60秒間と短く行うほうが効率的です4

こうして肉体を刺激することで、細胞が回復のためにエネルギーや栄養素を要求してきます。この時に、インスリンを刺激しやすい糖質(果物も含む)を摂取すると、脂肪を燃焼させる環境に整えたところで無駄になってしまいます。エクササイズ後の食事は肉、魚、豆などのたんぱく質のほか、ブロッコリー、ホウレンソウ、アスパラガス、キュウリなどの野菜から炭水化物も取るようにしましょう。野菜には糖質が若干入っているのですが、菓子類、麺類、パン、米と比べれば低い数値なので、インスリンの分泌にもそれほど影響がありません。

エクササイズは右の3つを3セット、自分のペースで行い、少しずつ時間を長くして時間内に多くの回数がこなせるようにチャレンジしてみましょう。週2、3回を目安にしてください。

  1. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6194375/ 
    2.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6710763/ 
    3.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18197184/ 
    4.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29127602/ 

 今月のトレーニング 

STEP 1
スタースクワット 40秒(休憩20秒)を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

 腰幅より若干広めに両足を開き、つま先が外に向いた状態で立ち、両腕を肩幅より広めの斜め上に開いて真っすぐ伸ばします。その状態からスクワットすると同時に両腕を下ろしながら、体の横に引き寄せます。この際、背筋は丸めずできるだけ姿勢良く保ちましょう。スクワットは屈める範囲でOK。膝や腰の痛みがある場合は、無理のないように行うこと。40秒間で何回スクワットできるか記録し、回数を徐々に増やすのもおすすめです。

STEP 2
ツイストマーチ 40秒(休憩20秒)を3セット

写真クレジット:Kota Shimada

 腰幅に両足を開き、両腕を肘が直角になるようにして開き、肩の横で構えます。上体をねじりながら左膝と右肘、右膝と左肘を交互に近付けていきましょう。この際、膝は腰の高さまで持ち上げ、上げた膝と逆側の肘はへその前で合うようにします。腰痛持ちの方はゆっくりで構いません。ひねる動作は腰回りの筋肉を伸ばす効果もあり、腰を強くします。慣れてきたらペースを上げてみましょう。バランスに不安のある場合、壁や椅子のそばで行いましょう。

STEP 3
壁運転 40秒(休憩20秒)を3セット

写真クレジット:Kota Shimada
写真クレジット:Kota Shimada

壁に寄りかかり、腰を落とします。理想は腰と膝が同じ高さになること。膝に違和感のある方は膝より前で足が床につくようにすると膝への負担を軽減できます。膝はやや開き、腕は前方に真っすぐ伸ばします。両手で重りを持つと肩の筋トレにもなります。腰を落とし、腕を伸ばした状態のまま、車の運転でハンドルを握るように、40秒間腕を回します。写真ではハンドル代わりにバーベルの重りを持っていますが、本やクッションなども利用できます。1セットごとの20秒の休憩は、腕や足が疲れたら長めにしても問題ありません。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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簡単だから習慣にできる「ファスティング」

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

簡単だから習慣にできる「ファスティング」

年末年始に食べたり飲んだりの日々が続いた方は多いはず。お腹周りのたるみ、血糖値、血圧などの心配も出てくる頃ではないでしょうか? 最近はダイエット法のひとつとして「ファスティング」(絶食)が注目されています。効果とそのシンプルさで、最近はスポーツ選手もファスティングを取り入れ始めているようです。ファスティングのメリットは3つあります。

1. 体脂肪をエネルギーにできる

2. ホルモン分泌をコントロール

3. フレキシブル

以下、それぞれ具体的に説明していきます。

まず、体脂肪を落としたい方にはうれしい1つ目の効果から。これは飲食により栄養やエネルギーが得られない分、代わりに体に蓄えられている脂肪を分解し、エネルギーとするものです。また、絶食中はインスリンの活動も抑えられます。食事の回数が増えればインスリンの分泌回数も増え、肥満糖尿病などになりやすくなりますが、そのリスクを回避できるわけです。インスリンの分泌回数を減らせば、脂肪燃焼時間も増えるというメリットもあります。

2つ目は空腹ホルモンであるグレリンをコントロールできる点。前述のインスリンもそうですが、グレリンをコントロールできるのも大きなメリットです。それにより、空腹を感じることで発動する「オートファジー」の働きを促進できます。古い細胞を新しく生まれ変わらせるとして話題のオートファジーは、たとえるならば「家の改装」です。つまり、不要な物を捨て、新しく立派にリモデルするプロセスを人体で行っているということ。効果は断食開始から24〜36時間で出るとされています。

3つ目のメリットは柔軟性です。ファスティング自体にルールは特になく、体を慣らしながら絶食の時間を延ばしていくことが可能。ちなみに、絶食の世界記録は382日間で、水以外に飲食は一切しなかったところ、体重を207キロから81キロまで落とせたそうです。そこまで徹底しなくても、ファスティング自体は誰にでもできるもの。たとえば、運動をしない日は16時間断食する、忙しくて食事ができない日はついでにファスティングを行う、ということでも問題ありません。

「食べないといけない」という認識からファスティングは安全性を疑問視されがちですが、病院でも手術や検診前には「胃に何も入っていない状態で来るように」という指示を受けますよね。また、睡眠を取り過ぎた場合など、人は自然にファスティングを行っているものです。もちろん、妊娠中、授乳中、低体重の方などファスティングを勧められないケースもありますが、その他の場合は問題なく行えます。下記に3パターンの例を紹介します。

 今月のトレーニング 

STEP 1
12時間ファスティング

※イメージ

ファスティングの中でもいちばん楽にでき、取り組みやすいのが12時間ファスティングです。たとえば、夜7時に食事を終えた場合、次の食事は翌日の朝7時ということになります。最初の2週間ほどは12時間ファスティングから始めると、後に楽になってきます。このファスティングは毎日でも行えます。

STEP 2
16時間ファスティング

※イメージ

16時間ファスティングは晩ご飯後から翌日の昼ご飯前までの絶食なので、朝食を抜く形になります。昼までの間の空腹感がちょっとしたチャレンジですが、忙しく家事や仕事を行っていれば気にならないレベルです。2週間ほどすると空腹ホルモンのグレリンの分泌も落ち着き、問題なく行えます。16時間ファスティングも毎日行うことが可能ですが、運動をする前にはきちんと食べることをお勧めします。

STEP 2
24時間ファスティング

※イメージ

24時間なので、晩ご飯後から翌日の晩ご飯前まで。ある程度予定を立てたうえで行ったほうが良いでしょう。家族がいる場合、24時間以上のファスティングは家族の時間を無視する行為にもなるので、必ず同意を取り付けること。頻繁に行うものではなく、月に1、2回、多くても週に1回くらいが無理なく行える範囲。ファスティング後の食事の質は最重要です。肉、魚、野菜など自然の食材を取るように心がけてください。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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似合わない服が増えていく原因? 理想の肩にシェイプアップ!

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

肩のトレーニング

寒い冬は厚着しがちで、体のさまざまな部分が目立たなくなります。意識しないままたるんでいく体形に、薄着の季節が来てから後悔することはないですか? 今からエクササイズすることで、次の春、夏のファッションに自信が持てます。肩のシェイプアップが整うと、男性はまずスーツを着た時など見た目から違います。ムキムキになる必要はありませんが、多少の張りがあることで貫禄が出るものです。女性の場合も、肩を出したファッションのみにあらず。肩と腕のメリハリができると、着られる服のオプションが広がります。和服も肩のシェイプアップ次第で着こなしに差が出ます。

肩は突き出ている横幅に注目してしまいますが、肩をきれいに見せるためには前と後ろにも気を配る必要があります。また、自分の理想に応じてエクササイズで集中すべき部分も変わります。たとえば、男性はスーツ姿を考える場合、肩全体に膨らみを持たせたほうが良いでしょう。スーツの肩部分のパッドは主に上部だけなので、横や後ろが平らになっているとちょっと格好が付きません。女性の場合は、肩幅が広がるとムキムキ感が目立ってしまうので、横よりも前後の肩の筋肉を動かすことで、肩幅を広げずに形を整えることができます。

バランス良く肩の筋肉をエクササイズすることは、肩の可動範囲を広げ、けがの防止や生活習慣における作業の効率化にもつながります。たとえば、車の後部座席に置いたバッグを取ろうと腕を伸ばしたら肩を痛めたというケースや、洋服のかかったハンガーを上に吊るすにも肩が上がらないという問題はよく聞かれます。今回ご紹介するエクササイズは、肩のシェイプアップと同時に可動範囲も考えて選びました。特に最初に紹介するスイマーズ・プレスは、可動範囲を中心としたエクササイズなので、最初のうちは痛みを感じる方でも、続けていくと徐々に可動範囲が広がってきます。残りの2つは肩の横と後ろのパート別エクササイズです。

肩はデリケートな部分でもあるので焦らずゆっくり行いましょう。写真ではダンベルを使っていますが、水の入ったボトルや缶詰なども活用できます。また、肩の力が弱かったり、痛みがあったりする場合は、何も持たずに始めてもOK。週2回を目安に肩作りを行ってみてください。

 今月のトレーニング 

STEP 1
スイマーズ・プレス

10〜15回 2、3セット 道具:ダンベル

写真クレジット:Kota Shimada

 胸を張り、足は肩幅に開いて立ち、手の平を自分に向けた状態で顎の高さに来るように腕を曲げます。その状態から手の甲を自分に向けた状態になるよう腕をひねりながら頭の上に伸ばします。この際、肘までしっかりと伸ばしましょう。そして、腕を元の位置に戻します。ゆっくり行うほうが肩の関節への負担が軽減されます。もし肩が痛くて腕が上がらない場合は、痛みのない範囲で行いましょう。

STEP 2
サイドレイズ

15〜20回 2、3セット 道具:ダンベル

写真クレジット:Kota Shimada

 胸を張り、足は肩幅に開いて立ち、下ろした状態の腕を伸ばしたまま、体の前で手を合わせるように動かします。姿勢を保ちながら、腕を横に持ち上げます。ポイントは肘が肩の高さまで来ること。手が若干下がっていても問題ありません。肩の高さまで肘が上がったら、その状態をキープし、ゆっくり元の姿勢に戻します。回数を重ねて肘が上がらなくなったら無理に続けず、休憩を挟んで行いましょう。痛みのある場合は肘を痛みの感じない高さまで上げるようにしてみてください。

STEP 3
リアレイズ

15〜20回 2、3セット 道具:ダンベル

写真クレジット:Kota Shimada
写真クレジット:Kota Shimada

 前屈姿勢で行います。バランスが不安定、あるいは腰に痛みのある場合は、椅子やソファーに座った状態でもできます。腕を伸ばした状態でお腹の真下辺りで手をそろえます。座って行う場合は膝の下になります。この状態から姿勢を保ったまま、腕を横に肩の高さまで持ち上げます。腕を肩の高さまで上げたら、その状態をキープし、ゆっくり元に戻します。サイドレイズ同様に、肩に痛みのある方は痛みのない高さまで行いましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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食事と運動で美肌作り

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

食事と運動で美肌作り

美肌と聞くと女性をイメージしがちですが、男性も同じように肌があるわけで、重要度に変わりはないと考えます。面接や商談などでも、肌が荒れている人より肌つやの良い人のほうが好印象を与えます。日常の中で少し心がけるだけで、肌のハリ、色、つやは改善されます。特に大切なのはこの2点です。

1. 肌に栄養を行きわたらせる
2. 肌の血行を良くする

まず1について。肌の色つやは食生活によって左右されます。アメリカでは1日の食事回数が6回というデータが出ています。この食事はおやつやデザートなどの間食も含まれます。体は食事も間食も関係なく同じ反応をするため、食事の回数が多くなるとインスリンの分泌頻度も上がります。どれだけ健康的な食生活をしても、流行のダイエットを取り入れていても、食事の回数が多ければインスリンの分泌は常に高めの状態が続くことになります。インスリンの数値が高い時間が続くと血糖値が上がり、血行が悪くなって、肌どころか全身への栄養の供給が滞ります。食事の回数は、間食も含めて3回にしましょう。最初は空腹感を覚えるかもしれませんが、2〜4週間すれば落ち着きます。

野菜、魚、肉など自然食材を満遍なく食べることも重要。糖質や添加物を多く含む食材は栄養価が低いので避け、自然食材中心の食事で皮膚に必要な栄養素を取り込みましょう。自然食材を食べているのであれば、人気のケト、ビーガン、パレオなどのダイエットも自分の生活に合わせて取り入れる分には問題ないでしょう。食べる量は腹八分目に。カロリーではなく、満腹度で判断します。多少の空腹感を実感するためにもゆっくり食べ、各食事に15〜20分ほどかけましょう。食べ過ぎは消化器官のみならず体全体に負担をかけ、肌つやにも悪影響を与えます。

そして2については、体を動かすことでかないます。肌の血行が良くなれば顔色も良くなり、食べ物からの栄養素をより運びやすくなります。運動は、汗をかくまで行うのがポイント。今回は、汗をかかないという方も2〜4週間実践すれば発汗するようになるエクササイズを紹介します。汗が出ると毛穴の詰まりも運動後にシャワーを浴びて汗ごと流せるので、肌の締まりも良くなります。エクササイズは水分補給や休憩を挟んで3〜5セット、1日15〜20分ほどかけて週3回行いましょう。

 今月のトレーニング 

STEP 1
アップダウンマーチ

写真クレジット:Kota Shimada

 

ファイティングポーズを取り、拳が顎の位置に来るようにします。次に両腕を上に、肘までしっかり伸ばしましょう。そこから腕を元の位置に戻し、同時に片足を肘の位置まで引き上げます。足を交互に入れ替えながら、60秒間繰り返しましょう。ガンガンやるのもいいのですが、続けることが重要なので、回数は気にせずに自分のペースで行ってください。

STEP 2
アップダウンクロスマーチ

写真クレジット:Kota Shimada

基本動作はアップダウンマーチと同じです。違いは、腕を下ろすときに上体をひねり、右肘は左膝へ、左肘は右膝へ近付けること。交互にリズム良く行いましょう。ひねりを加えることでウエストの引き締めにも役立ちます。60秒間、アップダウンマーチと同じように自分のペースで行いましょう。

STEP 3
プリエスクワット

写真クレジット:Kota Shimada

腕を休ませ、股関節とお尻の運動です。つま先と膝は外に向け、足も肩幅より若干広めに開いて立ちます。この状態からお尻を落とします。股関節の硬い人は、最初のうちはあまりお尻を下げられないかもしれませんが、続けることで次第に柔らかくなってきます。ちょっときついですが、60秒間お尻を落とした状態を保ちましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

Mastering Body Institute
9123 151st Ave. NE., Redmond, WA 98052
☎571-235-8580
lifecultivation@gmail.com
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座りっぱなしの生活を見直して美尻&腰痛防止!

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

座りっぱなしの生活を見直して美尻&腰痛防止!

座る時間が長くなるとどうしてもお尻の筋肉が緩み、たるんでしまいます。お尻の見た目が悪くなるだけでなく、お尻の筋力が落ちると腰痛にもつながります。座った状態では、お尻の筋肉が伸び切っているため、その状態が長くなればなるほど、筋肉の張りがなくなり、筋力も落ちてしまいます。まずは、お尻の筋肉の仕組みについて説明します。

お尻の筋肉はひとつの大きな塊に見えますが、実際には9種類もの筋肉で成り立っています。お尻の筋肉の役割は大きく分けて2つ。太ももの外旋の動きと太ももの後方への動きを担っています。太ももの外旋の動きは、たとえば車に乗る時に見られます。アメリカは左ハンドルなので運転手は右足の外旋の動き、助手席の方は左足の外旋の動きで乗り込むことになります。太ももの後方の動きは少しわかりづらいのですが、座った状態から直立姿勢になる時に見られます。直立姿勢では、お尻の筋肉が最大限に活用されている状態となります。

この2つがお尻の筋肉の基本動作なので、エクササイズもまた、この2種類の動きを取り入れると良いでしょう。座る時間が長いと姿勢が悪くなり、お尻の筋肉の働きが低下します。お尻の筋肉が緩んだ状態でウォーキングをしても、効率良くお尻の筋肉が使えないため、美尻の効果も腰痛防止も難しくなってきます。実は以下のような、日頃からのちょっとした工夫だけでも、お尻の筋肉量と筋力は維持できます。

美尻を作る3つの工夫

1. 立っている時間を増やす
2. 階段をできるだけ使う
3. 歩く時に歩幅を伸ばす

さらに詳しく説明しましょう。1に関しては、立っている時のほうがお尻の筋肉を使うためです。立っている時の工夫としてはつま先を外に向け、かかと同士を付けた状態で直立姿勢を維持します。2は、階段を上る時にお尻の筋肉が使われるためです。階段を上る時のコツは、体重をつま先にではなく足の裏全体にかけること。そうすれば、太ももではなくお尻の筋肉が中心として働いてくれます。3は、歩幅を伸ばすとお尻の可動範囲が増えるためです。歩幅が短いとお尻の動きが最小限になります。最大限に筋肉を使うには、歩幅を意識して広げることです。

右に紹介するのは、お尻の筋肉をより活用するためのエクササイズです。それぞれ3セットを目安に、ぜひ続けてみてください。

 今月のTraining 

STEP 1
横ステップアップ
道具:ステップ 

写真クレジット:Kota Shimada

 

まず、ステップの横に立ちます。ステップの高さは最初のうちは低めでも問題ありませんが、最終的に膝の高さで行えるようにしましょう。次に片足をできるだけステップの真ん中に置き、その足を使ってステップの上に乗ります。ステップ上では直立姿勢をキープ。体が丸まったままだとお尻の筋肉は最大限に使えません。そして、ステップ上の足はそのままに、ゆっくりと降ります。10〜15回繰り返した後、逆の足でも行いましょう。ステップはソファー、椅子、踏み台、階段などでも問題ありません。

STEP 2
ヒップスラスター
道具:ステップ

写真クレジット:Kota Shimada

 座った状態でステップに寄りかかります。そして、足の裏全体でしっかりと踏み込み、寄りかかったままお尻を持ち上げます。その状態で2、3秒停止してから、ゆっくりとお尻を下ろします。頭の位置も重要なので、頭の位置を変えないように注意しましょう。太もも裏や腰に負担を感じる場合は、かかとに体重がかかり過ぎているかもしれません。足全体で踏み込むようにして、10~15回行いましょう。ステップはソファーなどで代用できます。慣れてきたら、片足を浮かせて挑戦してみてください。

STEP 3
クラムシェル
道具:ゴム製バンド

写真クレジット:Kota Shimada

 床に横向きに寝そべり、両足をそろえた状態から、上の足の膝を天井に向けるように曲げます。元の姿勢に戻す時、下の足の膝には付けずに、膝を再度天井に向けて曲げます。手は、片方で頭を支え、もう片方はお尻辺りに当て、ちゃんとお尻の筋肉が動いているか確認をします。20~25回行いましょう。片方の足が終わったら、体勢を入れ替えて逆の足が上になるようにして繰り返します。初めのうちはゴム製バンドを使う必要はありません。また、ゴム製バンドは長めの靴下やストッキングなどでも代用できます。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

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9123 151st Ave. NE., Redmond, WA 98052
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胃腸の環境で免疫力が変わる

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

胃腸の環境で免疫力が変わる

コロナ禍での生活が半年以上続いています。以前、インスリン抵抗が免疫力低下につながると書きましたが、今回は胃腸と免疫力の関係について紹介したいと思います。

胃腸には消化作業以外にも大事な役割があり、免疫力もそのひとつです。免疫力の7割くらいが胃腸から来ていると言われています。これは、胃腸内の細胞が免疫力の働きに大いに関わっているということ。胃腸では食べ物のみならず、ガン細胞、ウイルスなどの病原菌も通過します。健康な胃腸の場合、不要な物は廃棄される一方で、体に必要な物は胃腸の壁をすり抜けて体内に吸収されます。ただし、胃腸の健康状態が低下すると、不要な物も体内に吸収されやすくなってしまいます。その結果、風邪、アレルギー、ガン、認知症、肥満などの症状を引き起こすのです。もちろん、新型コロナウイルス感染症にも関係してきます。

健康な人も新型コロナで亡くなっているというニュースを見聞きますが、本当に健康だったのかどうかは疑問です。たとえば、日常的に運動している方で見た目が健康的でも、体内では胃腸のバランスが狂い、免疫力が低下して病気にかかりやすいのかもしれない。つまり、免疫力の低下というのは、胃腸から不要な物が体内に浸透しやすい状態のことです。

薬も体にとっては異物です。薬が消化器官に負担となり、下痢などの副作用が出ることがあります。胃腸から体内へ薬の有効成分の浸透を高めるために免疫力を低下させているのであれば理解できますが、これは病気にかかりやすい環境を作っているのと同じです。また、肥満、糖尿病などのメタボ体質の方も、ホルモンバランスの乱れで胃腸環境が悪化し、免疫力に悪影響を及ぼしていると考えるべきでしょう。ちなみに、サプリメントは薬には入りません。栄養補助剤などは指示された用法で摂取しましょう。

米疫病対策センター(CDC)の最近の研究発表によれば、メタボリック症候群またはその傾向にある場合、ワクチンが有効ではない可能性があるとのことです。これは、すでに免疫力が低下した状態でワクチンを使っても、胃腸はウイルス受け入れ状態にあるということでしょう。抗体検査も同じです。抗体ができている結果が出たとしても、食生活、睡眠、運動習慣が乱れていれば意味がありません。

では、どうしたら胃腸を健康にし、免疫力を高め、ワクチンや抗体の効果を最大限に生かせるのでしょうか。右の3つのステップを参考に、実践してみてください。

 今月のトレーニング 

STEP 1
食生活  

※イメージ

 

まずは、食生活です。野菜、豆類、魚介類、肉類など自然食材を中心に食べ、栄養価が低くカロリーの高い加工食品、菓子類、ジュース、ソーダ、アルコール類などは胃腸に負担をかけやすいので、なるべく避けましょう。また、水分補給も胃腸の掃除には重要な役割を担っています。家の大掃除同様、人間の体内をきれいにするには多くの水が必要。最低でも1日2リットルは水を飲むようにしましょう。コーヒーやエナジードリンクなどカフェインを多く含むものは、水分を体外に出す作用があるので1日1杯ほどに抑えてください。高血圧などの理由で塩分を控えている方でも、水分維持やホルモンバランスのためには塩分が不可欠。シーソルト、ピンクソルト、ケルティックソルトはミネラルが豊富で、野菜などの味付けに活用できます。

STEP 2
睡眠  

※イメージ

次に睡眠です。睡眠障害は現在では多くの方に見られますが、ほとんどの場合はストレスと悪習慣によるものです。睡眠薬やアルコールなどは睡眠のサポートとはならず、睡眠の質を低下させます。また、「カフェインを飲んでも寝れるから」と言って、夜にコーヒーを飲む方も注意が必要です。睡眠で重要なことは習慣付けです。寝る時間、起きる時間を決めて、そのルーティンに従いましょう。子どもに言い聞かせるのと同じことです。ぜひ大人もできるようにしたいものですね。また、部屋の温度を下げることも安眠につながります。華氏65度、摂氏18度くらいの室温が理想です。

STEP 3
運動    

※イメージ

最後に運動です。週に3回、1日45分ほどの負荷をかけた運動は、見た目の筋肉のみならず、心肺機能や胃腸の働きなどを活性化させます。負荷と言っても特別な道具を用意する必要はなく、自分の体重を使っての腕立て、スクワット、腹筋などで十分です。また、ハイキングやウォーキングでも上り下りのあるコースがおすすめ。最初のうちは往復で1、2マイルくらいを目安に始めるのもいいですね。手洗い、マスク、社会的距離も大事ですが、体の健康改善が今まで以上に必要になってきます。同時にシェイプアップ効果も期待できるので、毎日少しずつ改善していきましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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エクササイズで取り除く膝の痛み

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

多くの人が悩みを抱える膝の痛み。今回は、クライアントが実践しているエクササイズをご紹介します。頻繁に行えば、手術なしで痛みを和らげることができます。

膝の痛みは、次の3つの動作を行う時によく感じられます。1つ目は屈伸運動。椅子から立った時や、荷物を持ち上げるためにかがんだ状態から立った時、膝に痛みが走ります。2つ目は車に乗ったり階段を上ったりする時です。これは、1つ目と動作が似ていますが、違いは交互に足を使うこと。上段に足を乗せて踏ん張り、体を持ち上げる、支えるといった動作が痛みにつながります。3つ目は階段や坂を下りる時。上りは大丈夫でも、下りになると膝が痛むという方は多くいます。

膝が痛む理由としては、関節炎もあるのですが、筋肉の硬さや弱さにより、膝の関節がスムーズに動かなくなっているケースがよく見られます。膝の関節に必要以上の負担がかかると、関節炎で膝が痛むようになります。

前述した1つ目の動作、かがんだ時の膝の痛みは、主に太ももとふくらはぎが硬く、膝が曲げ伸ばししにくいためです。また、ハイヒールを履く方や背筋の曲がった方は足首が硬くなりがちです。

2つ目の階段を上る時の膝の痛みは、太ももやふくらはぎに加え、内ももの筋肉も硬くなっていることが理由。内ももの筋肉には、股関節付近から膝下まで届くものもあり、ここが硬くなると膝の可動範囲や片足でのバランスに悪影響を及ぼします。長時間座る作業も内ももの筋肉の硬さに大きく関係します。

3つ目の、階段を下りる時の膝の痛みは、太もも裏にあるハムストリングという筋肉が関係しています。この筋肉が硬くなることで、膝が伸ばしにくくなるのです。

つまり、太もも、ふくらはぎ、内もも、ハムストリングが弱ったり硬くなったりすると、股関節や足首も可動範囲が狭まり、膝に負担をかけ、痛みにつながります。痛みを避けるためには、膝のみならず股関節と足首を最大限に動かす必要があります。

右のエクササイズは、足首、股関節、膝周りのストレッチにより、膝の痛みを和らげます。3セット、最初のうちは時間をかけてゆっくり行ってください。膝に痛みのある方は2、3週間、毎日行いましょう。膝痛予防には週2、3回が目安。ウォーキング前などの準備運動にもぴったりです。

 今月のトレーニング 

STEP 1
ふくらはぎストレッチレイズ  
左右8回ずつ   道具:階段またはステップ

写真クレジット:Yuzu Shimada

 

膝を和らげるためのふくらはぎのストレッチ。階段やステップを使って行うとより効果的です。片方のつま先を階段、もしくはステップの端に引っかけて、かかとを落とします。3〜5秒ほどストレッチしたら、かかとを持ち上げ、つま先立ちにします。ゆっくり8回繰り返したら、逆の足も行いましょう。

STEP 2
ランジ内転筋ストレッチ  
左右10回ずつ  道具:クッション

写真クレジット:Yuzu Shimada

両脚を前後に大きく開きます。前足の膝は90度、後ろ脚の膝はできるだけ伸ばし、クッションの上に載せます。前足側の手で前足の膝を押しながら左右に動かすことで、股関節が動き、内ももの筋肉のストレッチになります。10回繰り返したら足を入れ替え、逆の足も行いましょう。膝を押している側の腕は肘までしっかり伸ばすことが目標です。

STEP 3
太もも正座ストレッチ    
12回  道具:クッション、椅子

写真クレジット:Yuzu Shimada

まず、クッションを床に置き、クッションの上に両膝をつきます。椅子のシートに両手を置き、正座するように、ゆっくりとお尻をかかとに近付けます。膝や太ももに伸びや痛みを感じたら元の姿勢に戻します。これを1回とし、ゆっくり12回行います。最終的には椅子を使わずにできるようになりましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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3つのストレッチで肩こり解消

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

3つのストレッチで肩こり解消

人間は作業するときに腕を使います。長時間にわたって作業すると同じ姿勢が続き、血行が悪くなって肩こりにもつながります。パソコンやスマートフォンの使用、家事、運転など、日常でどうしてもやらなくてはいけない行動が肩こりを招き、偏頭痛や腰痛などを引き起こします。肩こりが原因で病院に行くことはまれですが、それでも日常生活に支障が出るのは確かです。

では、肩こり自体はどうして起こるのでしょうか? 血行が悪いこと以外にも、肩こりの人に共通している点が3つあります。1つ目は肩こりの症状である「コリ」の位置です。それは僧帽筋(そうぼうきん)の上部分。肩こりの人は、ここが固くなっています。

2つ目は、この僧帽筋がつながる関節部分である肩甲骨の可動範囲が制限されている点。同じ姿勢の作業、特に座り作業を長時間行うと姿勢が前かがみになります。頭と肩の重さで僧帽筋が収縮したような状態になると、肩が耳の位置まで上がり、その結果、肩甲骨の可動範囲が狭まります。

また、僧帽筋は頭蓋骨下部にもつながっています。この頭蓋骨の可動範囲が制限されているのが、3つ目の共通点です。肩こりで僧帽筋が固くなると、前述の通り肩が耳に近付くと同時に、あごが前に突き出た姿勢となり、首の可動範囲が狭まります。

もともと姿勢が正しい人でも、肩を下げ、顎を引いた姿勢を長時間維持できるでしょうか。人体の構造上、よほど意識をしていない限りは難しいようです。肩こり解消のためには、首と肩甲骨の可動範囲を広げ、僧帽筋周りの血行を良くすることです。今回は首と肩甲骨を動かしていくエクササイズを3つ用意したので、ぜひお試しください。

右のエクササイズは血行を促し、筋肉や関節の動きを正常に戻すために行います。1日の終わりに1、2セット行えば十分です。たくさんやり過ぎると疲労がたまってしまうので、注意しましょう。シャワーを浴び、体が温まってリラックスした状態で行うのが理想です。

コロナ禍でのリモートワークが長期にわたり、肩こりが気になるという方は少なくないのではないでしょうか。肩こりのひどい人は、ほぐすのに時間がかかりますが、1、2週間続ければ、効果が実感できるでしょう。

 今月のトレーニング 

STEP 1
首下げストレッチ 60秒

写真クレジット:Mami Shimada

 

このストレッチは、頭の重さを利用して首周りの筋肉と脊椎間を伸ばします。まずは、ソファーやベッドの端に仰向けの状態に寝ます。頭から肩まで端からはみ出るようにしたら、そのまま頭を落とし、首周りをストレッチします。写真の姿勢で60秒間キープしましょう。頭に血が上る状態となるので、最初のうちは10秒から始めてください。

STEP 2
頭抱えストレッチ  60秒

写真クレジット:Mami Shimada

楽な姿勢で座ります。あごを引き、両手で頭を抱え込むようにして前に頭を下げます。この際、両手は髪の生え際辺りに当て、頭を首から引き離すイメージで軽く引っ張りましょう。ストレッチの際、背筋が曲がっていても問題ありません。

STEP 3
ATYエクササイズ   12回ずつ

肩甲骨を3つのアルファベットの形状に沿って腕を動かしながら可動範囲を広げるエクササイズです。肩甲骨がしっかりと動いていることを確認しながら行ってみてください。

写真クレジット:Mami Shimada

●A:腕は体から若干離し、真っすぐ伸ばしてAをイメージした姿勢に。そのまま腕を前から後ろに動かします。腕を後ろに持ってくる際に、肩甲骨が動いていることを確認しましょう。

写真クレジット:Mami Shimada

●T:肩の高さで腕を真っすぐ伸ばして、Tをイメージした姿勢に。そのまま腕を前から後ろに動かします。Aと同様に、腕が後方に回っている時の肩甲骨の動きを意識しながら行いましょう。

写真クレジット:Mami Shimada

●Y:Yをイメージして両腕を上げた状態から肩甲骨を前後に動かします。腕は頭から若干離すと、肩への負荷が軽減されます。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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家でできるストレッチで腰痛を改善

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

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家でできるストレッチで腰痛を改善

多くの方が悩みを抱えるのが、腰痛。その痛みが理由で、仕事が満足にできなかったり、通院する頻度が増えたりと、生活にも支障が出てきます。さまざまなケースがある中でも多く見られるのが、骨盤前傾です。

骨盤前傾とは、骨盤が前に傾いた状態。常に腰椎を圧迫するために腰痛が絶えません。パソコン作業や車の運転などで座る時間が長い方、スポーツで前かがみの姿勢が多い方は、以下の骨盤前傾の仕組みを学び、改善することで腰痛が和らぐかもしれません。

●骨盤が前に傾く仕組み

写真クレジット:Mami Shimada

腰筋ようきん大腿四頭筋だいたいしとうきん内転筋ないてんきんが硬くなると、骨盤が前に傾きます。座ることが多い現代では、よく見られる症状です。右の座っている写真を見てください。①は理想の姿勢です。②は悪い姿勢ですよね。③の姿勢は、腰痛を軽減すると言われている座り方です。しかし、いずれも骨盤前傾の状態になっているため、長時間続けると腰痛を引き起こす原因になります。

座った状態が続けば、膝が腰と同じ高さにある時点で腰筋は縮まった状態に。②は一目瞭然ですが、③もかなり腰筋が縮まっています。③の座り方で最初は腰痛が楽になるかもしれませんが、それは腰筋の緊張が緩むため。これが習慣になってしまうと、腰筋がさらに縮まり、骨盤前傾が悪化していきます。

大腿四頭筋はどうでしょう。骨盤の前の腰骨辺りから始まり、膝蓋骨しつがいこつにつながっている大腿四頭筋は、太ももの上下運動に関わる筋肉です。腰筋ほどではなくても、立っている状態と比べると座ったときに短くなります。①と②は膝の位置があまり変わりませんが、③は膝の位置が上がっていますね。③の姿勢を長時間続けると、縮んだ状態で硬くなります。

最後に内転筋について。膝を閉じて座るのが一般的かもしれませんが、実は膝を閉じたり、足を組んだりしたまま座ると、内転筋が縮まります。この習慣を10年も続けていれば、当然骨盤もズレます。つまり、どのような姿勢であっても、長時間座っていると骨盤の傾きや歪みを作り、腰痛へとつながるわけです。

このコロナ禍で大人はリモートワーク、子どもは遠隔学習と、座る機会が多くなっている今、右欄で紹介する3つのストレッチで腰痛を予防、改善しましょう。どれも、問題視した3つの筋肉を伸ばす効果があり、3分ほどで終わります。できれば毎日行うのが理想ですが、週に3回くらいでもOK。腰痛は、改善されると信じられないほど楽になりますので、ぜひお試しください!

 

 今月のトレーニング 

STEP 1
大腿四頭筋ストレッチ 左右45~60 秒ずつ

写真クレジット:Mami Shimada

 

ストレッチは3つの筋肉の中でいちばん強い大腿四頭筋から始めましょう。足首を手でつかみ、かかとをお尻に付けるイメージで後ろに持ち上げます。膝が床に向くように調整を。慣れてきたら膝を前後に動かしながら、ストレッチの可動範囲を広げていきます。もし太ももが硬く、足首を持ち上げるのが難しい場合は、ソファーなどに載せるようにしましょう。この場合、前後に動かすのは膝ではなく腰になります。

STEP 2
内転筋ストレッチ 左右45~60 秒ずつ

写真クレジット:Mami Shimada

次に内転筋です。クッションの上に片膝をつき、もう片方の足は真っすぐ横に伸ばします。そしてバランスを取るために、床またはソファーなど前方に手をつきます。この状態から上体を前後に揺らし、股関節の可動範囲を広げます。

STEP 3
腰筋ストレッチ 左右45~60 秒ずつ

写真クレジット:Mami Shimada

 

最後は腰筋です。大腿四頭筋と同じように見えますが、違いは足首の位置が膝の高さと同じという点。へそを上に向け、骨盤をすくうイメージで行います。前足で体を前後に動かし、腰筋の可動範囲を広げてきます。

 

 

 

 

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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