日本文化会館の「Omoide」プログラムは、強制収容の歴史を経験者自らが自身のストーリーとして伝えていくプロジェクトです。JACLでも同様の活動があり、そこでは「The Power of Words」と呼ばれています。あえて「強制収容」とか「撤去」という言葉を使わないのは、そうした直接的な言葉を使えば、逆に誤解を招くからです。「Omoide」は、過去の経験を気兼ねなく語れる場です。(注:Omoideで語られるストーリーは、北米報知新聞の毎月第1木曜日号に掲載されている)
最近の新しい動きとして「Friends of Japantown」も会合を行っています。かつて栄えた日本町を残し伝えていこうという試みです。ウィングルーク美術館では、日本町のツアープログラムも開始されました。8月26日には「Nihonmachi Night」のお祭りも開催予定です。日本町の中心に位置するパナマ・ホテルは現オーナーが売却を予定していますが、同ホテル内にある銭湯跡などは何かしらの形で残されるはずです。
7月にはサマーキャンプを開催して、日本文化に興味を持つ子どもや若者を受け入れます。8月は「All Things Japanese sale」も開催します。同セールスイベントでの売り上げは文化会館の運営資金になりますので、日本に関連する品なら、ぜひ何でも寄付してください。本当に素晴らしい寄付品が毎日のように持ち運ばれてきています。ある男性は鋳鉄製鍋を20点以上も届けてくれました。大量に寄付いただいた漆椀には、「Made in Occupied Japan(占領下日本)」の印がありました。歴史と、人と、コミュニティーとつながりを深められるこの仕事は、私の天職です。
ワシントン州日本文化会館
Japanese Cultural and Community Center of Washington(JCCCW)
住所:1414 S Weller St, Seattle
詳細:www.jcccw.org
ここ数年の不動産ブームで、急激に変化するシアトルの町並み。そんな中、ジャクソン・ストリートに昔ながらの趣を残すビルがある。「KOBO at Higo」「Momo」「かなめ居酒屋」などがテナントとして入り、日本町の中心になっているジャクソン・ビルだ。同ビルオーナーのポール・ムラカミさんに、ビルの歴史や、日本町への想いを語ってもらった。
戦時中、私の両親はミニドカ強制収容所へ行きました。父は第442連隊戦闘団へ志願して、ヨーロッパ戦線に参加しました。父は戦争前にはSand Point Naval Base(シアトルにかつて存在した海軍基地)で働いていたんです。しかし戦争がはじまると解雇されたので怒りを感じ、強制収容所へ入れられるとすぐに兵役志願をしたそうです。祖母と叔母たちは、志願を取り消すように試行錯誤したらしいのですが。
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