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Author: 横畠 文美

一般社団法人Hearth(ハース)代表理事。国際介護アナリスト。ベネッセスタイルケアにて高齢者住宅の立ち上げや広告宣伝等に携わった後、41歳で退社し、夫婦で7カ月かけて世界各国の高齢者施設200カ所以上を訪問。これまでに取材した高齢者やその家族は2,000人を超える。「介護を通じて日本と世界を幸せに」をモットーに活動中。 サロンドハース @salon_de_hearth

第41回 日本に本帰国したい。そして、アメリカ在住の母を日本に呼び寄せたい①環境づくり〜日本の親は大丈夫?アメリカからの遠隔介護

アメリカ在住者に向けて日本の介護・お役立ち情報をお届け!

第41回 日本に本帰国したい。そして、アメリカ在住の母を日本に呼び寄せたい   ①環境づくり

アメリカの物価高や介護・医療面の不安から、日本への本帰国を考える人が増えています。ただ、長くアメリカで暮らしていると「日本の環境になじめるのか」と不安を抱く人も少なくありません。今回はアメリカ在住の母と息子が日本への本帰国を進め、母が老人ホームに入居するまでの事例をもとに、本帰国に向けてどのような準備が必要になるのか、日本ならではの社会の仕組みや手続きとあわせて、3回に分けてご紹介します。

ニューヨーク在住の息子。
日本に本帰国し、アメリカ在住の母を呼び寄せたい

Aさん(40代)はニューヨーク在住30年以上。母は70代後半で在米歴は50年以上です。現在はマイアミで娘家族の近くで一人暮らしをしています。数年前から母に認知症の症状が見られるようになり、泣きながらAさんに電話をかけてくることも増えてきました。Aさんは「これから母をどう支えればよいのか」と悩み続けた末、一度専門家に相談してみようと弊社団に相談がありました。Aさんの希望は「母に安全で安心できる環境で穏やかに暮らしてほしい」ということでした。一方、Aさん自身も最近の急激な物価高や医療費・介護費の高騰を受け、自分の老後や暮らし方を見つめ直すようになっていました。「日本に本帰国するのも一つの選択肢かもしれない」と考え始めたのです。ただ、Aさんは15歳でアメリカに渡り、その後、日本に一時帰国したのは一度きりでした。「日本の環境になじめるだろうか」という不安は大きかったそうです。そこで、私たち専門家とオンラインでのミーティングを重ね、日本の介護事情や医療面を含む生活環境を確かめるため、一時帰国することになりました。

日本では身元保証人が必須。
母を日本に呼び寄せるため、Aさんの生活基盤を築く

Aさんが一時帰国する前に、まずはAさん専属の専門家チームづくりからスタート。

在宅介護や老人ホーム探しに詳しい介護相談員

国際相続やビザに強い行政書士

シニア対応に特化した身元保証会社

専門家全体の調整を担うプロデューサー

4者で連携し、Aさんと母をトータルで支える体制を整えました。その後、Aさんは2カ月間、日本に一時帰国。母のための老人ホームを3カ所見学し、自身が暮らす場所を探すため日本各地を訪れました。生活環境や仕事の条件、賃貸住宅の相場などを確認したうえで、Aさんは「日本への本帰国」を決めました。「母にはやさしい日本語で話してもらえる環境の中で、湯船にゆったりとつかれる暮らしをしてほしい」。それがAさんの希望でした。

日本では、入院や施設入居の場面で、身元保証人や身元引受人、緊急連絡先などを求められることが少なくありません。アメリカ暮らしが長かったAさんには、日本で頼れる親族は母の妹、つまり叔母しかいませんでした。ただ、叔母も高齢のため気軽に頼める状況ではありません。身元保証人は金銭面での責任を負い、身元引受人は緊急時に24時間365日駆け付ける必要があります。そのためAさんは自分ができる限りその役目を担うことを前提に動くことにしました。ニューヨークでの生活を整理するため、いったんアメリカに戻り、その1カ月後に再び日本へ。ここから各種手続きや日本ならではの社会の仕組みによる壁が次々と立ちはだかってきます。

時代は変わりました。家族だけで介護を抱える時代ではありません。自分だけで悩まず、専門家のチカラを借りてチームを組んで前に進んでいきましょう。私たちはあなたの応援団です。いつも全力で応援しています。

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第40回 アメリカにいながら、日本にいる親を老人ホームに入居 させることはできる?〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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第40回 アメリカにいながら、日本にいる親を老人ホームに入居 させることはできる?

日本にいる親を老人ホームに入居させたいという相談は年々増えています。しかし、家族はアメリカに住み、仕事もしているため、日本に一時帰国できない。そんなとき、親を日本の老人ホームに入居させるにはどうすればいいのか。今回は実際のケースを基に、遠隔で入居を進める際の手続きを紹介します。

一時帰国せずに、
日本にいる母親の老人ホーム入居を進めたい

娘のAさんはアメリカ在住30年以上。80代の母親は認知症が進み、自宅で転倒したため入院していました。ただ、日本の病院は「長期療養の場から治療の場」へと移りつつあるため、長期入院は難しいのが現状です。そのため、退院後の母親の「生活の場」を探す必要がありました。母親の体の状態では自宅での一人暮らしは困難です。そこでAさんは老人ホームへの入居を検討しました。以前、Aさんが日本に一時帰国した際、今後を見据えてすでに数件の老人ホームを見学していました。そして、Aさんがアメリカに帰国した後に母親が転倒して入院。以前見学した老人ホームの中から、母親の体の状態に対応でき、本人の希望にも合うホームを選びました。こうして、専門家がチームを組み、連携しながら、Aさんの母親の老人ホーム入居に向けた手続きがスタートしました。

各分野の専門家と連携すれば、
遠隔でも日本の老人ホーム入居手続きが可能

日本在住者であっても老人ホーム入居には各分野の専門家との連携が欠かせません。今回のケースでは、Aさんがアメリカ在住で日本に一時帰国できないため、母親の老人ホーム入居に向けた各種手続きを、以下の専門家が連携して進めました。

ホームを選ぶ際には、少なくとも以下の9項目の確認が必要です。

  • 入院先の病院の担当医師
  • 医療ソーシャルワーカー(MSW:Medical Social Worker)
  • 主治医(かかりつけ医)
  • 老人ホームの施設長
  • 老人ホームのお客様相談担当
  • ケアマネジャー
  • 入居相談員
  • 身元保証会社(身元保証人・身元引受人の代行)
  • 行政書士
  • トータルサポート相談員

老人ホームに入居するには、本人との面談を通したアセスメントや入居審査など、多くのステップを踏みます。また、診療情報提供書、健康診断書、介護保険被保険者証、住民票や戸籍関係書類などの提出を求めまれます。これらをそろえるだけでもかなりの時間と労力がかかります。さらに、手続きを進める際には各分野の専門家が連携し、逐一家族の承諾を得ながら進めていくことになります。今回のケースからも分かるように、家族がアメリカにいながら日本にいる親の老人ホーム入居を進めることは可能です。ただし、そのためには各分野の専門家とチームを組み、連携しながら進めることが欠かせません。

※老人ホーム入居に必要な書類は各老人ホームによって異なります。詳細は入居を希望するホームにお問い合わせください。

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第39回 親が認知症になったら、家族でも資産を動かせなくな るの?〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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第39回 親が認知症になったら、家族でも資産を動かせなくなるの?

超高齢化社会となった日本。政府の将来推計によると、2030年には65歳以上が総人口の約3割を占め、認知症の高齢者数も今後、増加傾向にあります。厚生労働省の研究班による推計では、2040年には認知症及び軽度認知障害(MCI)の高齢者数は合計約1,200万人(認知症約584万人、MCI約613万人)に達するとされています。認知症は他人事ではなく、身近な課題です。日本社会ではさまざまな取り組みが進められています。今回は日本にいる親が認知症になった場合、社会的な制度としてどのようなことが起こるか、一例をご紹介します。
 
2040年、認知症およびMCIは約1,200万人に。
その時、何が起こるのか?
 
超高齢化社会となった日本では、高齢者人口の増加に伴い、認知症疾患者の人口も増加しています。現在の日本社会では認知症疾患者を犯罪やトラブルから守るため、さまざまな制度が整備されています。例えば、認知症と診断され、本人の判断能力が十分でないと判断された場合、本人名義の銀行口座は凍結されることがあり、不動産の売買などの契約行為も制限されます。家族であっても、親の資産を自由に動かすことは原則としてできません。
 
認知症と診断されたらできなくなることの一例を挙げると、次のようなものがあります。
  • 自分名義の銀行預金の引き出し
  • 投資信託・株式など金融商品の売却・購入(NISAなど含む)
  • 自宅やその他不動産資産の売却やリフォーム契約
  • 賃貸不動産の新規契約や修繕契約
  • 保険や介護施設入居契約
  • 遺言書の作成(公正証書など)
  • 遺産分割協議や放棄手続き
上記はあくまで代表例です。こうした制限は、認知症の人が金融詐欺や契約トラブルの被害に遭うケースが増えていることを背景に設けられています。本人保護の観点から、銀行や企業側でも取引確認を厳格にするなど、対応ルールの整備が進んでいます。その結果、成年後見制度など公的な手続きが必要になる場合があります。
 
認知症発症後、家族でも資産を動かせなくなる。
その前にやっておくことは? 
 
こうした事態を避けるために大切なのが、認知症が進む前の「事前準備」です。将来、介護度が進み高齢者向け施設(いわゆる老人ホーム)に入居する可能性を見据え、身元保証人や身元引受人を決めておくこと。遺言書を作成し、公正証書にしておくこと。水道光熱費や保険料など日々の金銭管理を信頼できる家族や専門家に任せられる体制を整えておくことも重要です。生前贈与や相続、財産管理、不動産の扱いについても、早めに専門家に相談しておくことをお勧めします。認知症は徐々に進んでいく病気です。「あれ?うちの親、ちょっと変かも」と感じたときが、備えを始めるタイミングかもしれません。親が長年大切に築いてきた資産を、家族で揉めることなく円滑に守っていきたいですね。 
 
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第38回 日本から呼び寄せた母の認知症が進み、 アメリカでの暮らしが困難に②

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第38回 日本から米国に呼び寄せた母の認知症が進み、米国での暮らしが困難に②

海外在住の家族が日本から高齢の親をアメリカに呼び寄せ一緒に暮らすことを、私たちは「呼び寄せ」と表現しています。今回も前回に続き、母親をアメリカに呼び寄せて介護していた方の事例を取り上げ、アメリカでの同居をやめ、日本の老人ホームへの入居を選んだ過程とその後の動きを紹介します。

一時帰国前の準備、老人ホームの選定

アメリカで40年以上暮らしているAさん。アメリカに呼び寄せた母親は認知症が進み、自宅でひとりで過ごす時間が増えてきました。「このままでは母の認知症がさらに進んでいく」「生まれ育った日本で暮らす方が母にとっては良いのでは」そう思ったAさんは、母親のために日本の老人ホームを探したいとサロンドハースに相談しました。

まずは一時帰国前に、母親やAさんの希望に合う老人ホーム(以下、「ホーム」)選びからスタートしました。今はインターネットで検索すれば、たくさんの情報が出てきます。ただ、ここで気をつけておきたいのは「永く住む家」として安心して母親が暮らせるのかという観点で探すことです。

ホームを選ぶ際には、少なくとも以下の9項目は確認が必要です。

運営会社の経営状況

運営会社の企業理念とトップの考え方

スタッフの離職率

スタッフの研修制度

サービス内容の詳細(重要事項説明書の確認)

利用料(一時金払い形式の場合の初期償却と償却期間)

利用料に含まれるもの、含まれないもの

提携医療機関と医師の往診体制

緊急時の対応と各協力体制

これらの項目を基準にホームをリストアップし、Aさんと共に母親に合う施設を検討した結果、最終的に3つのホームに絞りました。

事前準備の大切さ、限られた一時帰国での
ホーム見学と現地確認

その後、Aさんが一時帰国した際、事前に選んだ3つのホームを見学しました。ホームの雰囲気やスタッフの対応、入居者の様子に加え、周辺環境も「これから暮らす家」として大切な判断材料です。

 一時帰国では時間が限られているため、Aさんとのコミュニケーションにはスピードが求められます。「このホームあまり好みではないので、ほかのホームも見学したい」といった要望にもLINEのグループチャットを活用して即座に対応しました。

 最終的にAさんは母親の入居先の見学から入居契約までを一時帰国の間に完了しました。通常、ホームへの入居には、各種書類の準備や手続きに1カ月から1カ月半を要します。Aさんが短期間で母親の入居手続きを進められたのは事前準備をしていたためです。

 現在、Aさんの母親はボランティアの人と趣味のテニスを楽しむ日々を送っています。「アメリカにいたときより、母は生き生きしています」とAさん。その人にとっての幸せな暮らしを専門家と一緒につくっていくことが、家族にとっての幸せにもつながると私は考えています。

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第37回  日本から米国に呼び寄せた母の認知症が進み、米国での暮 らしが困難に①

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第37回 日本から米国に呼び寄せた母の認知症が進み、米国での暮らしが困難に①

海外在住の家族が日本から高齢の親をアメリカに呼び寄せ一緒に暮らすことを、私たちは「呼び寄せ」と表現しています。今回は、実際に母親をアメリカに呼び寄せて介護をしていた方の事例をもとに、親の認知症が進んだとき、どのようなことが起こったのかを2回にわたって紹介します。

日本で父が他界。
母をアメリカに呼び寄せて一緒に暮らしていたけれど

アメリカで40年以上暮らしているAさん。両親は日本の実家で夫婦で暮らしていましたが、父が病気で他界。残された母は70代後半。姉は病気で亡くなっていたため、Aさんは実質的に一人っ子状態でした。Aさんは母の今後を考え、実家を売却し、その資金を母の老後資金に充てることに。そしてAさん家族が住むアメリカに母を呼び寄せました。当初は孫と一緒に過ごせるうれしさやアメリカでの生活を楽しんでいましたが、次第に不便さを感じるようになっていきます。英語が話せず車の運転もできない母は、ス―パーマーケットやドラッグストアなど、ちょっとした買い物や外出にもAさんの付き添いが必要でした。一方でアメリカに来たばかりの頃は幼児だった孫も成長し、学校や習い事で忙しくなっていきます。そんな中、Aさんは母の日々の行動に少しずつ変化を感じ始めました。「あれ? なんだか少しおかしいかも」と思う場面が増えていったのです。テニスが大好きで毎週通っていたテニススクールにも行くことを嫌がるようになりました。医療関係の仕事に就いていたAさんは、母の様子から認知症の初期症状ではないかと思い始めます。

米国に呼び寄せたAさんの母。
認知症が進み、このままアメリカで暮らすのは限界か!

その後、母の認知症状は徐々に進行していきました。Aさんが仕事で家を空けている間、母は自室にこもりがちになっていきます。外出はいつもAさんと一緒だったため、一人で外に出ることに不安を感じていたようです。成長した孫は友達が増え、以前のように「おばあちゃん、今日は何して遊ぶ?」と駆け寄ってくることも少なくなりました。やがて、母は1分前の出来事さえ忘れるようになり、Aさんが帰宅しても部屋から出てこなくなります。日中も外に出ることなく、誰とも話さず、自室で一人で過ごす時間はますます増えていきました。このままでは精神面や身体面の衰えが加速し、認知症の進行も早まってしまいます。 

そこでAさんは「このまま母とアメリカで暮らし続けることが本当に母のためなのだろうか。いっそのこと日本の高齢者向け施設、いわゆる老人ホームに入居し、日本語が通じる環境で生活したほうがよいのではないか」と考えるようになりました。そして、Aさんはサロンドハースに相談し、日本での母の入居先探しを始めました。(次回・後編に続く) 

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第36回 日本にいる父は自宅から緊急搬送。母は在宅介護で認知症③ 最終編〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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第36回日本にいる父は自宅から緊急搬送。
母は在宅介護で認知症③ 最終編

今年に入り、海外在住者から日本で暮らす親の緊急対応についての相談が増えています。本シリーズでは、全3回にわたり「どのような壁が訪れるのか」を実例を交えて紹介してきました。最終回となる今回は、日本で必要になる行政手続きと相続についてお伝えします。

日本はまだペーパーワークが多い社会。
父の他界、そして母の対応

アメリカで30年以上暮らすAさん。認知症の母を父が在宅介護していましたが、父が自宅で倒れ緊急搬送され、Aさんは急遽日本へ帰国しました。約1カ月後、父は病院で他界。Aさんは再度の帰国となりました。そこで待ち受けていたのが行政や銀行などへの各種手続きです。ペーパーレス化が進んでいるとはいいますが、日本の社会、特に行政や銀行の各種機関はまだ書類が必要な場面が多くあります。Aさんは前回の一時帰国の経験から「自分一人で進めるのは難しい」と判断し、行政書士と事前に契約していました。そのため本籍地での戸籍謄本・附表の取得や、父親名義の銀行口座の解約など、山ほどあるペーパーワークを行政書士に代行してもらうことができました。また、認知症の母の生活環境も整える必要がありました。父が搬送されてから母は行政が運営する施設に入居していましたが、父の葬儀後、生きる気力を失い食事を拒否するようになったため、施設から病院へ移ることになりました。

入院中の母のこれからと、日米をまたぐ相続手続き

Aさんは今後もアメリカで暮らすため、日本で暮らす母が今後も安全で安心に過ごせるよう、24時間看護師が在中する老人ホームを探し始めます。病院は「治療の場」、老人ホームは「生活の場」です。病院で経管栄養(チューブなどを使って胃に栄養を送る方法)をしていた人がホーム入居後に体調が回復する事例は山ほどあります。ただ今回はスケジュールが合わなかったため、ホーム入所は次回帰国時に検討することにしました。さらに、家財整理(実家の荷物の整理)や相続手続きなどやるべきことは多くあります。一般の人がこれらに対応するのはかなり大変です。そのためAさんは行政書士や司法書士、会計士、税理士など国際相続に詳しい専門家チームと契約して進めています。ここでポイントとなるのは母が認知症であることです。認知症の場合、意思表示が可能か、医師から正式な診断を受けているかが判断材料になります。幸い、Aさんの父は生前に公正証書遺言を残していました。これはとても重要で、公正遺言書の有無によって相続手続きの進み方は大きく変わります。Aさんは父の他界から5カ月が経った今も、アメリカと日本の専門家と連絡を取りながら対応を続けています。 

親の他界後、家族は悲む暇もないほどフル回転で動き続けなければならない状況になることがあります。一人で抱え込まず、専門家に相談しながら進めることを強くお勧めします。 

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第35回日本にいる父は自宅から緊急搬送。母は在宅介護で認知症②さらなる壁編〜日本の親は大丈夫?アメリカからの遠隔介護

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第35回日本にいる父は自宅から緊急搬送。
母は在宅介護で認知症 ②さらなる壁編

今年に入り、海外在住者から日本で暮らす親の緊急対応についての相談が増えています。前回から3回シリーズで「どのような壁が訪れるのか」を実例を交えて紹介しています。2回目となる今回は日本の社会で起こる「コミュニケーションギャップ」についてお伝えします。

日本の社会で次々と訪れる壁。
その一つは「コミュニケーションギャップ」

アメリカで30年以上暮らしているAさん。母は認知症で在宅介護。父が母の介護をしていました。ところが、父が自宅で倒れて緊急搬送されたため、Aさんは日本へ緊急帰国しました。父は意識を取り戻したものの、言葉による意思疎通ができなくなり、Aさんは病院や老人ホーム、銀行や行政などとのやり取りを始めました。

Aさんは日本語の読み書きは問題なくできますが、各所の窓口で交渉を始めると、どうしてもうまくいきません。自分の意思や希望が担当者に伝わらず手続きが止まってしまうのです。その原因の一つに「コミュニケーションギャップ」がありました。Aさんは普段、英語を使う環境で生活しているため、知らず知らずのうちに頭の中が英語の文法や表現方法を使う「英語脳」になっていたのです。英語は「主語→述語」の文法構造で、結論を先に示し、その後に理由を述べます。そして、自分の意思や希望をはっきりと明確に伝えるのが一般的。一方、日本の社会では(ビジネスシーンでも同じように)、結論は最後、もしくは話の途中に紛れ込んでいて表現もあいまいです。直接的な表現は避ける傾向にあり、結論が分かりにくい。「英語脳」と「日本語脳」を意識せずにやり取りすると、お互いに正しく伝わらなくなり、そこに「コミュニケーションギャップ」が生じます。

日本独特な慣習や社会のルールを踏まえて交渉する

世界のどの国にもそれぞれの慣習や社会のルールがあります。たとえ日本語が理解できていても、日本の慣習や社会のルールに沿って物事を進めていかなければうまくいきません。日本語の言葉選びや伝える順序、専門用語など、表現方法も独特であるため、Aさんの場合は、行政や銀行、法律関連は専門家である行政書士が代行し、医師やソーシャルワーカー、ケアマネジャーなどとのやり取りは専任の介護相談員のアドバイスのもとで調整を進めました。すると、Aさんが一人で対応していたときにはうまくいかなかったことがスムーズに進み始めたのです。世界ではデジタル化が進んでいますが、日本はまだ紙の書類が必要です。いわゆる「ペーパーワーク」が山ほどあり、それらの対応にかなりの時間を費やします。しかも各種書類は普段使わない専門用語ばかり。行政や銀行、法律関連、医療・介護関連は専門家に任せ、家族は親との貴重な時間を大切にすることをおすすめします。 

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第34回 日本にいる父は自宅から緊急搬送。 母は在宅介護で認知症 ①初期対応編〜日本の親は大丈夫?アメリカからの遠隔介護

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第34回 日本にいる父は自宅から緊急搬送。
母は在宅介護で認知症 ①初期対応編

今年に入り、海外在住者から日本で暮らす親の緊急対応についての相談が増えています。日本在住者と異なり、海外在住者は日本の銀行や行政、病院など、さまざまな場面で次々と壁が立ちはだかります。それはどのような壁なのか、また、そのような時にどう対応すればよいのか。実例を交えて3回シリーズで紹介します。

日本で暮らす両親。父が緊急搬送、母は認知症。
娘がアメリカから急きょ帰国

アメリカで30年以上暮らしているAさん。日本の親族とは疎遠になり、姉はすでに他界しているため、一人っ子のような状況です。日本で暮らす両親は、父96歳、母84歳。母は認知症のため日中はデイサービスを利用し、在宅時には父が介護をしていました。金銭管理から日々の食事、洗濯、掃除、ゴミ出し、買い物まで、家事全般も父が担っていました。Aさんが今年の春に一時帰国した際には、父はまだまだ元気で、サロンドハースのウェビナーを観ても「うちの親は、まだ大丈夫」と思っていたそうです。ところがその暮らしがある日一変しました。Aさんのもとに日本の救急隊から「父が自宅で倒れているので救急搬送する」と電話が入ったのです。Aさんは急きょ飛行機を予約し、2日後には日本に到着。父は意識を取り戻していたものの、言葉が出ず、会話による意思疎通ができない状態でした。そして、そこには日本独特のルールが待ち受けていました。

これができていないと、
日本ではスタートラインに立つことさえできない

Aさんが病院で説明されたのは「身元保証人・身元引受人がいなければ入院できない」ということでした。「身元保証人」とは、本人を信用できると保証し、損害を担う役割を持つ人です。要は本人に代わり金銭的な保証をする人。「身元引受人」とは、本人が病院や施設を退所するときの引き受けや、亡くなった後の手続きなどを行う人です。日常的なサポートを求められることもあります。Aさんの場合、母は認知症のため、母が安心して暮らせる生活の場を見つけることも必須条件でした。それらを解決するには、次のような要件が必要になります。

• 身元保証人、身元引受人
• 日本の銀行口座
• 行政関連の各種書類(戸籍抄本など)
• 印鑑証明など  

しかし実際には、日本の親族とは疎遠なため身元保証人や身元引受人になってくれる人はいない。両親の銀行口座はあるが、通帳の届出印が分からない。行政関連の書類を取得するための両親のマイナンバーカードはあるが暗証番号が分からない。と、多くの問題がありました。そこで、私たちは3つの分野の専門家でチームを組み、対応をスタート。①身元保証会社、②士業(行政書士)、③介護(老人ホーム紹介の専門相談員)。Aさんの一時帰国期間は10日間。この限られた期間で迅速に動き、通常2カ月から3カ月かかる手続きを10日間で完了することができました。これはまさに神業。まるで100メートル走を1,000本走るような感覚だったと振り返ります(笑)。 

時代は変わりました。「家族だけで介護を抱える時代ではありません。自分だけで悩まず、専門家のチカラを借りてチームを組んで前に進んでいきましょう。私たちはあなたの応援団です。いつも全力で応援しています。

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第33回 日本の親が自宅での介護を希望。何をどうすればいいの?③見守りサービス編〜日本の親は大丈夫?アメリカからの遠隔介護

アメリカ在住者に向けて日本の介護・お役立ち情報をお届け!

第33回 日本の親が自宅での介護を希望。
何をどうすればいいの?③見守りサービス編

全3回シリーズでお届けしている自宅での介護(以下、在宅介護と表記)について、私は在宅介護には限界がくると痛感しています。しかし、今もなお自宅での介護を望まれる方は少なくありません。在宅介護の場合は環境整備が重要で、前回は自宅の改修(ハード面)について解説しました。シリーズ3回目となる今回は見守りサービスなどソフト面での各種サービスについてご紹介します。

遠くに住む親の安否を確認できる
高齢者「見守りサービス」タイプ5つ

高齢者の独り暮らしが増えるに伴い、親の安否を確認するための「見守りサービス」も多様化しています。大きく分けると次の5つです。

① 訪問型:郵便局や電気、水道会社などの局員や検針員が訪問し、健康状態などを確認
② センサー型:ガス、電気湯沸かしポット、照明、トイレ、浴室、冷蔵庫などにセンサーを設置して 
 
確認
③ オート電話・オートメール型:自動配信の電話やメールを通じて安否を確認
④ カメラ型:自宅にカメラを設置し、24時間365日の見守りや緊急時SOSにも対応
⑤ 宅配型:セブンイレブン、ローソン等のコンビニやヤクルトなど、食事や飲料の宅配を通じて高齢
 者への声かけなどを実施 

行政や民間、ボランティア団体などがさまざまな見守りサービスを提供していますので、ぜひ、活用することをおすすめします。

SNSの活用で家族の負担を減らし、
社会とのつながりを保つ工夫を

日々の安否確認やコミュニケーションの手段として、ショートメールやラインなどのSNSを活用し、決まった時間に親と連絡を取る習慣を持つと急な異変に気付きやすくなります。高齢の親がラインの使い方が分からない場合は、携帯電話会社が定期的に開催する勉強会や、出張で教えてくれるサービスを活用するのもひとつの手段です。高齢者にとってメールやラインは難しいと思われがちですが、孫と頻繁に連絡が取れるようになったり、趣味の仲間との交流に使うなど、日々の暮らしの楽しみになっているケースも多くみられます。また、SNSの活用は高齢者にとって新たな挑戦となり、脳に刺激を与えるため認知症予防にも効果的です。「新しいことができた」という達成感は生きる意欲にもつながります。 
 
たとえ家族と同居していたとしても、24時間365日親を見守ることは不可能です。「見守りサービス」には無料で利用できるものや各自治体が一部費用を補助しているものもありますので、上手に活用してみましょう。詳しくは、担当のケアマネジャーやお住まいの地域包括支援センターにご相談ください。 
 
時代は変わりました。「家族だけで介護を抱える時代」ではありません。自分だけで悩まず、専門家のチカラを借りてチームを組んで前に進んでいきましょう。私たちはあなたの応援団です。いつも全力で応援しています。
 
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51回サロンドハースウェビナー  
「体験談!アメリカから認知症のお母様を日本の老人ホームへ」

日程:10月23日(木)6pm~7pm
料金:$10(経費を除き海外在住の子どもやシニアの支援団体に寄付される)
   ※参加者には後日、アーカイブ動画と講師使用資料をプレゼント
申し込み・支払い:www.paypal.com/ncp/payment/82FQ2TZ59WCVA
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第32回日本の親が自宅での介護を希望。何をどうすればいいの? ②環境整備編〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

アメリカ在住者に向けて日本の介護・お役立ち情報をお届け!

第32回 日本の親が自宅での介護を希望。
何をどうすればいいの? ②環境整備編

前回から全3回でお届けしている自宅での介護(以下、在宅介護)について解説します。在宅介護では、環境整備がとても重要になります。環境整備には、自宅の改修などのハード面と、各種サービスの活用といったソフト面がありますが、シリーズ2回目となる今回は住宅改修に焦点を当てます。中でも、高齢者の住環境整備にかかる費用の一部を助成する「高齢者住宅改修費用助成制度」について紹介します。

全ての要件を満たせば、工事費用を上限20万円まで助成

自宅での生活に支障が出たり、介護が必要になった場合、自宅を改修するための費用に対して、介護保険制度による補助を受けられる場合があります。これが「高齢者住宅改修費用助成制度」です。在宅で生活する65歳以上の高齢者で、住宅改修が必要と認められた場合、上限20万円までの工事費用が助成されます。ただし、この制度を利用するには、いくつかの要件を満たす必要があります。

【給付要件】

• 要支援または要介護認定を受けていること
• 改修対象の住宅と被保険者証の住所が同一であること
• 本人が実際にその住所に居住していること

対象となる工事内容】

• 手すりの取り付け
• 床段差の解消
• 滑り防止や移動の円滑化のための床材の変更
• 開き戸から引き戸などへの扉の取り替え
• 和式便器から洋式便器への取り替え
※道路から玄関までの屋外部分の工事も対象になります 

なお、給付を受けるためには、工事前に申請手続きが必要です。また、ケアマネジャーに改修理由書を作成してもらう必要があります。その他の条件や提出書類など、詳しくは地域包括支援センターや担当ケアマネジャーに相談しましょう。

「高齢者住宅改修費用助成制度」の
申請手続きと全体の流れ

この制度を利用するには、申請が必要となります。おおまかな全体の流れは次の通りです。
 
① 要介護・要支援認定を受ける
② ケアマネジャーまたは地域包括支援センターに相談
③ 住宅改修の申請
④ 市区町村による審査
⑤ 給付の可否決定
⑥ 工事開始
⑦ 工事完了後、必要書類を提出
⑧ 給付金の支給
 
工事完了後の必要書類に不備がなければ、給付限度額20万円の範囲内で、工事費の一部が市区町村から給付されます。所得に応じて自己負担割合は1割・2割・3割に区分されており、例えば1割負担の場合は工事費の90パーセントが支給され、自己負担は10パーセント(20万円の工事なら2万円)となります。2割負担であれば80パーセント、3割負担であれば70パーセントが支給されます。なお、自治体によっては独自の支援制度を設けている場合もありますので、詳細については担当のケアマネジャーや、お住まいの地域の高齢福祉課にお問い合わせください。
 
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第50回サロンドハースウェビナー 「日本で必須の身元保証人と身元引受人とは?」 講師:よこばたけあやみ(国際介護アナリスト) 「親の介護、そして他界。家族との関係は?」

※参加者には後日、アーカイブ動画と講師使用資料をプレゼント
特典:次のアーカイブも追加でプレゼント!

座談会・息子の気持ちを聞いてみました
「親の介護、そして他界。家族との関係は?」
日程:9月18日(木)6pm~7pm
料金:$10(経費を除き海外在住の子どもやシニアの支援団体に寄付される)
※参加者には後日、アーカイブ動画と講師使用資料をプレゼント
※追加特典:座談会 
息子の気持ちを聞いてみました「親の介護、そして他界。家族との関係は?」
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第31回 日本の親が自宅での介護を希望。何をどうすればいいの?①データ編〜日本の親は大丈夫?アメリカからの遠隔介護

アメリカ在住者に向けて日本の介護・お役立ち情報をお届け!

第31回 日本の親が自宅での介護を希望。
何をどうすればいいの? ①データ編

親が高齢になり介護が必要になると、介護の場は大きく自宅(在宅介護)と施設の2つに分かれます。私は在宅介護には限界がくると実感していますが、「やはり自宅がイチバン」という思いは80代以上の人には今も根強くあります。そこで今回は自宅での介護(以下、在宅介護)を選んだ場合に留意すべきポイントについて、各種データを交えながら全3回で紹介します。

イチバン危険なのは自宅。
高齢者の転倒事故の5割以上が「住宅内」で発生

超高齢化社会となった日本。高齢者の事故も年々増えています。東京消防庁のデータによると高齢者が救急搬送される原因の第1位は「ころぶ事故(転倒)」で、全体の約80パーセント以上。年齢が高くなるほどその割合は増加しており、80歳以上では特に目立っています。また、転倒事故の発生場所をみると「住宅等居住場所」が全体の60パーセント以上と最も多く、住宅内における事故の多い場所上位5つは次のようになっています。

住宅等での高齢者の転ぶ事故発生場所

① 居室・寝室 (22,333人)
② 玄関・勝手口等 (2,988人)
③ 廊下・縁側・通路 (2,059人)
④ トイレ・洗面所 (955人)
⑤ 台所・調理場・ダイニング・食堂 (889人)

*出典・参考:東京消防庁「救急搬送データからみる高齢者の事故」(令和3年中)
www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/nichijo/kkhansoudeta.html

自宅には危険が潜んでいる。
イチバン気を付けたいのは2階建ての一軒家

先ほどのデータからもわかるように、高齢者の転倒事故は自宅(住宅内)で発生しているものが60パーセント以上を占めています。また、介護が始まる典型的な流れは「転倒→骨折→入院→介護」です。特に入院が長引くと筋力が急激に低下し、高齢者では2週間の入院で下肢筋肉量が大きく減少するという報告もあります。また、日本の住宅事情にも注意が必要です。アメリカと比べて日本の住宅は平米数が小規模で、2階建ての一軒家が多く、その階段はしばしば狭く急勾配です。足腰が弱くなった高齢者にとって、階段の上り下りは大きな負担になります。さらに、玄関前のわずか2段の階段でも転倒リスクが高まっており、事故も増加傾向にあります。その結果、住み慣れた一軒家から駅近のマンションやサービス付き高齢者向け住宅などに移り住むことを、多くの人が選択しています。それでも「どうしても思い出の詰まった自宅(一軒家)で暮らしたい」という希望が強い場合は、住宅のバリアフリー改修などのハード面やデイサービス利用や訪問介護などソフト面での環境整備が必須となります。 
 
次回はバリアフリーへの住宅改修について、日本の介護保険で費用の一部をカバーする制度の要件や手続き方法を含めて紹介します。 
 
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4周年記念!今回だけアーカイブ無料配信中!
合計90分(通常1,500円)

【タイムテーブル】
①「日本に本帰国するときの相続や行政の手続きについて」(約30分)
②「日本の高齢者向け施設に入居するには?」(約15分)
③ 提携企業&スペシャリストの皆様をご紹介(約10分)
④ 遠隔介護・介護体験談!(約30分)
叔母が他界、ニューヨーク在住のいとこが緊急帰国、父親が入院、ホーム入居、母一人の自宅

※今回は特別企画のため、講師の資料は差し上げられません。
※2025年3月7日時点の情報です。詳細については専門家にご相談ください
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第29回 久しぶりに日本へ一時帰国。高齢の親のこと、いまのうちにやっておきたいことは?〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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第29回 久しぶりに日本へ一時帰国。高齢の親のこと、いまのうちにやっておきたいことは?

夏にかけて日本へ一時帰国する人が多くなる時期です。久しぶりに日本の家族に会ったとき、親の「老い」を目の当たりにすることもあるでしょう。普段の生活では気づきにくい「老化のサイン」。一時帰国で滞在期間が限られているからこそ、「これだけはやっておきたい」高齢の親への対応について紹介します。

通販の品物が山積み! 請求書があちらこちらに散乱! お金の管理はできていますか?

久しぶりに独り暮らしの親が住む実家へ行ってみると、通販で購入したサプリメントや食品の段ボール箱が山積みされている。到底一人では食べきれない大量のお菓子の箱が押し入れから出てきた。それらの請求書は整理できておらず、衣類の中に紛れていたり、支払いが滞って督促状が届いていたりすることも。こうしたケースは高齢による物忘れや認知症の初期サインである可能性があります。公共料金や保険、税金の支払い、通帳や印鑑の保管など「お金の管理」がきちんとできているかを確認してみましょう。これらは「介護が必要か否か」を見極めるための氷山の一角であり、ほかの症状が潜んでいることもあります。

人間ドックや脳ドックで検査を!
早期発見で今後の対策を考える

認知症は早期発見・早期対応をすることで進行を遅らせることができ、家族もこれからの対応を具体的に考えることができます。そのためにも早めに専門医を受診し、物忘れ外来や脳ドックの検査を受けておきましょう。また、高齢者は内臓機能や手足の筋力、視力や聴力といった身体能力も年齢とともに衰えてきます。これは自然なことですが、この機会に人間ドックを受けて現在の健康状態を把握しておくことも大切です。かかりつけ医だけでなく、専門医を受診することにより、普段は気づかない「ちょっとした変化」「何かおかしい」というサインに医師が気づいてくれるケースも多くみられます。人間ドックや脳ドックは検査を受けてから結果が出るまでに2週間から3週間かかりますので、一時帰国の際はできるだけ早い段階で親と一緒に受診することをおすすめします。検査に抵抗を示す親も多くいますが、無理に説得するのではなく「健康で長生きしてほしいから」「検査が終わったら一緒においしいご飯を食べに行こう」など楽しい話題に結びつけながら話してみましょう。
 
一時帰国中は、親はうれしさのあまり普段よりも元気にふるまい、高齢による日常生活の不便さを見せないようにしてしまいがちです。ちょっとした変化を早めに察知し安全で快適な暮らしをサポートしていきたいですね。 
 
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「リタイア後、日本で暮らすにはどれくらいのお金が必要?」

日程:6月26日(木)6~7pm
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第28回うちの親がこんな乱暴に? 親の様子がちょっとヘン!?〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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第28回うちの親がこんな乱暴に? 
親の様子がちょっとヘン!?

夏休みに向けて日本に一時帰国するシーズンになってきましたね。実家に帰省して、久しぶりに会った親の様子が「去年とはちょっと違うかも?」と感じた人もいるのではないでしょうか。高齢の親のちょっとした変化に気づくことはとても大切です。今回は離れて暮らす親の変化とその対応について紹介します。

言葉がキツイ。行動が荒々しい。
もしかしたら認知症の初期症状かも

日本では、認知症の患者数が年々増加しています。厚生労働省の調査によると、2025年には700万人を超え、65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症になるとされています。それに伴い、認知症チェックシートなども普及し、インターネットですぐに調べることができます。「うちの親、なんだか様子が変かも?」と感じたとき、こうしたチェックシートが役に立ちます。ただし、認知症はゆっくりと進行するため、日々接していてもなかなか気づきにくいものです。

親が家族に暴言を吐いたり、暴力的な言動をみせたりすることはありませんか? 例えば、実の娘など身近な存在に対して、言葉で攻撃したり、不快な言葉で責めてきたり、物を投げたり壊したりといった行動です。これらは、認知症の症状である可能性があります。脳の認知機能が低下することで、感情をうまくコントロールできなくなっているのです。

認知症による暴言や暴力は身近な家族に向けられやすい。早めの相談がカギ

認知症による暴言や暴力には、れっきとした原因があります。脳の機能に障害が出ると、感情のコントロールが難しくなり、不安や怒りをうまく表現できずに暴言や暴力といった行動につながるのです。認知症の種類によっても症状は異なります。例えば、前頭側頭型認知症では、これまでは穏やかだった人が突然怒りっぽくなることがあります。また、レビー小体型認知症では幻覚が現れることがあり、恐怖や不安から乱暴な行動を取ってしまうこともあります。
 
そして、こうした暴言や暴力は、最も身近な存在である家族に向けられやすい傾向があります。介護スタッフや看護師など、他人には感情を抑えられても、家族に対してはストレートにぶつけてしまうのです。その結果、家族(特に介護を担っている人)は、暴言や暴力を受け続けることで精神的に追い詰められ、自律神経のバランスを崩してしまうこともあります。 
 
まず大切なのは、その行動が「本人の意思」ではなく「病気の症状」であることを理解しましょう。家族を傷つけるためにやっているわけではありません。そして、無理に我慢し続ける必要はありません。物理的にも、精神的にも、いったん距離を取ってください。さらに、できるだけ早めに専門家に相談しましょう。介護のプロは、さまざまなケースに対応してきた経験があります。家族にとって最適な方法を一緒に考え、アドバイスをしてくれるはずです。介護者も人間です。自分ひとりで親からの暴言や暴力を抱え込んでしまうと、心も体も壊れてしまいます。日本には、高齢者や家族を支えるサービスがたくさんあります。遠慮せず、積極的に利用していきましょう
 
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「体験談!アメリカ在住の母を日本の老人ホームに入居させるには?」

日程::5月22日(木)6pm~7pm
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第27回 日本に本帰国するときに必要な手続きは? 何をどうすればいいの?〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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日本に本帰国するときに必要な手続きは? 
何をどうすればいいの?

円安の影響もあってか、最近は日本に本帰国したいという相談が増えてきました。ただし、家族は30年以上、本人は50年以上もアメリカで生活しており、いざ帰国となると「何をどうすればいいのか?」「手続きが全く分からない」と戸惑う声が多く寄せられます。今回は日本での生活に必要な行政手続きについて紹介します。

まずは日本国籍の有無を確認! 
ここがスタートライン

リタイア後に日本で暮らしたいと考える人は増えていますが、まず確認したいのは「日本国籍があるか、ないか」です。この違いによって手続きが大きく変わります。日本国籍がある場合は、各種手続きを済ませればすぐに日本での生活を始めることができます。一方、日本国籍を持たずに日本で暮らしたい場合は、在留資格(中長期滞在ビザ)の取得が必要です。この手続きは少なくとも半年以上かかり、費用も約25万円から30万円が必要になります。さらに、準備期間も含めると通常1年半以上かかることが多いです。こうした手続きは専門的な知識を要するため行政書士や弁護士などの専門家に早めに相談することをおすすめします。

日本での生活開始には行政への手続きが必要

最近は日本の高齢者向け住宅(いわゆる老人ホーム)にアメリカから帰国後すぐに入居するケースも増えています。ただし老人ホームによっては、日本の行政機関での手続きが全て完了してからでないと入居できないところもあります。それでは、日本で暮らし始めるために必要な手続きにはどのようなものがあるのでしょうか。
 
日本で暮らすために必要な行政手続き】

① 住民票の取得
② 国民健康保険の申請
③ 介護保険の申請
④ 介護保険認定の申請
⑤ 介護保険の認定調査

⑥ 要介護度の確認

 
上記は必要な手続きの一部であり、それぞれ申請機関や必要書類は異なります。例えば、戸籍抄本や戸籍附表の提出が求められることもあります。これらの手続きは想像以上に時間がかかるため、早めの準備をおすすめします。家族や本人以外でも、保証会社などが代理申請を行うこともできるため、詳しくはお問い合わせください。 
 
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第26回 日本にいる親の家(実家)からマンションに住み替えたい〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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日本にいる親の家(実家)から
マンションに住み替えたい

高齢になるにつれ、階段や段差がつらくなってきます。昔から住んでいる家は戸建ての一軒家。家の外では玄関にたどり着くまでに階段があったり、家の中では洗濯物の干し場は2階にあったりと、階段や段差が日常生活の負担になることも珍しくありません。最近では、高齢による身体機能の低下から移動が厳しくなり、段差のないマンションへ住み替える選択をする高齢者が増えています。今回は、一軒家からマンションへの住み替えについて実例を交えて紹介します。

夫の他界後、
一人暮らしだった母親が選んだマンション暮らし

Aさんの母親は夫の他界後、一人で暮らしていました。子どもたちはすでに独立し、それぞれ持ち家に住んでいます。実家は高台にあり、眺望の良い庭付きの一軒家。ただ、母親が70代後半になった頃から階段の上り下りが大変になり、日々の暮らしで不便を感じるようになりました。買い物や病院へ行くのも高台にある家から徒歩で移動するのはひと苦労。家の中では洗濯物の干し場は2階にあり、階段には手すりをつけていますが、「転倒」が心配になります。高齢者が転倒すると「転倒→骨折→入院→介護」という負の連鎖に陥るリスクが高まります。

そんな時、一時帰国した娘のAさん。母親の暮らしぶりを見て、駅前の平坦な土地にあるマンション暮らしを母親に勧めました。一緒に物件を見学したところ、段差のない室内、病院、銀行、スーパーマーケットなどへのアクセスの良さに母親もとても気に入り、マンションへの住み替えを決断しました。

現在、母親が住むマンションは全てバリアフリー化され、手すりなどの安全設備も整っており、安心・安全な環境で快適な暮らしを送っているそうです。

実家の売却資金を活用して実現する安心な暮らし

Aさんの母親のように、高齢になってから戸建てからマンションへ住み替えるケースはとても増えています。実家を売却してマンションへ住み替える際に注意したいポイントがあります。まずは、実家を売却の全体の流れを見てみましょう。
 
【実家の売却プロセス】

① 無料査定(売却金額のおおよその確認)
② 現地査定(詳しい売却金額の確認)
③ 媒介契約(不動産会社の選定)
④ 売却
⑤ 引き渡し・決済(売却金額の受け取り)

 
このプロセスは通常2~3カ月。場合によっては1年以上かかることもあります。ここで注意したいのが新たに住むマンションへの入居と実家の売却のタイミング。これは専門家にサポートを依頼することをおすすめします。各種手続きや行政とのやり取り、税金関連、家財整理や引っ越しなどなど、一人で進めるには時間と手間、労力がかかり過ぎます。全体を俯瞰ふかんして効率的に進めることができる経験豊富な専門家に力を借りると安心です。
 
人が生きていられる「時間」には限りがあります。家族も親もそれぞれの人生を謳歌できるように、安心で安全な暮らしをつくっていけたらと願っています。自分や家族だけで悩まず、専門家のチカラを借りて支援を受けながらチームを組んで前に進んでいきましょう。私たちはあなたの応援団です。いつも全力で応援しています。
 
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「日本の介護保険でできること。サービスとは?」
日程
:3月29日(土)6pm~7:30pm
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   *参加者には後日、アーカイブと講師が使った資料をプレゼント
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第25回 アメリカに呼び寄せた母を日本の施設に入れてあげたい〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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アメリカに呼び寄せた母を日本の施設に入れてあげたい

高齢の親を日本からアメリカに呼び寄せている人は多くいます。ただ、高齢になってからアメリカに来た親の場合、英語ができないというケースも。アメリカにも日本語が使えて日本食が食べられる施設はありますが、高額なため、この先10年、20年と支払いを続けることは難しい場合もあります。ならば、「日本の施設に入居させたほうが良いのでは」と考える人も増えています。

実際、今年に入ってから「アメリカにいる親を日本の施設に入居させたい」という相談が増加しています。今回はこのようなケースについて事例を交えながら紹介します。

父親が他界後、アメリカに母親を呼び寄せたAさん。
その後、母親の認知症が進行して

Aさんは一人っ子で、父親が他界した後、母親を日本からアメリカに呼び寄せました。しかし、Aさんはフルタイムで働いており、家族も仕事や学校で日中は家にいません。そのため、英語ができない母親は外出する機会がほとんどなく、家にひとりでいる時間が長くなりました。そのような暮らしを数年間続けた結果、母親に認知症状が現れ、最近では症状がさらに進行しています。

このような中、Aさんは「この環境が母にとって望ましいとは思えない。このままでは認知症がさらに進んでしまうのでは」と不安を抱き、アメリカで日本語や日本食を提供している施設は数が少なく費用も高額なため、「日本の施設に入れてあげたい」と希望しました。

早速、AさんとZoomでミーティングを重ね、専門の介護相談員にもチームに入ってもらい希望に合う施設をリストアップ。そこから絞り込んでいき、まずはAさんが施設見学。その後、母親にも実際に見てもらう流れを作りました。そして、保証会社をつけて施設との契約。本格的な入居の準備を進めています。

族の負担を減らし安心感を得る「施設入居」という選択

施設入居を選択をした場合の最も大きな利点は精神的な安心感です。介護のプロによる身体介護、夜間や緊急時の対応、同世代の入居者との交流など、入居者にとっても安心感のある環境で自分らしい暮らしを作ることができます。ただし、施設には今までの住み慣れた環境とは異なり、それぞれ異なるルールやサービスがありますので、入居前に必ず施設見学を行い、入居要項や契約書、経営母体の財務状況を細かく確認することが求められます。 
 
また、入居金や月額利用料に何が含まれるか、介護度が重くなった際にも住み続けられるかなど、「終の住処終の住処つい すみか」として適切かを見極めることが重要です。悩んだときには、自分や家族だけで解決しようとせず、専門家の力を借りて支援を受けながらチームを組んで前に進んでいきましょう。私たちはあなたの応援団です。いつも全力で応援しています。
 
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第24回 母と娘の関係がうまくいかない。親を重く感じてしまう。どうすればいいの?〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

アメリカ在住者に向けて日本の介護・お役立ち情報をお届け!

母と娘の関係がうまくいかない。
親を重く感じてしまう。どうすればいいの?

アメリカと日本間で遠距離介護を行ったり、日本からアメリカに親を呼び寄せて介護をしたりするケースが増えています。その際、主介護者(家族内で中心的な役割を担う人)となるのは実の娘ということがとても多いです。しかし、母と娘の関係がうまくいかないという事例も多々見受けられます。今回は主介護者としての負担について実例を交えて紹介します。

相談者の99パーセントが娘。
主介護者は娘のケースが多い

2021年にサロンドハースを立ち上げて以来、日本で暮らしている親に関する相談を多く受けています。その中でわかったことは相談者の99パーセントは娘であるということです。例えば、娘がシカゴに住み、弟が日本に住んでいる場合でも、主介護者は娘というケースがほとんどです。もちろん、息子が対応することもありますが、母親の場合は「やはり娘に頼りたくなる」というのが実情です。そのため、母と娘には遠慮がなく、実母の体力が衰えたり、認知症状の兆候が出たり、これからの暮らしに対する不安を感じたりすると、娘に対してつらく当たることがあります。昔は「親の介護=長男の嫁」という図式がありましたが、これは昭和の話。今では女性も仕事を持ち、専業主婦が少なくなっています。家庭と仕事の両立に加え、50代女性は更年期の症状にも悩まされ、体調も万全ではありません。その上、高齢の親の介護が始まると、身も心も壊れてしまうことも少なくありません。実際、主介護者として高齢の親の介護をしている多くの女性が、自律神経のバランスを崩し、日々の暮らしに支障をきたしています。

家族だけで介護をする時代は終わり。
主介護者がつらい思いをしないよう専門家に相談を

先に紹介したように、昭和と現在では生活様式や家族構成が大きく異なります。昔は多世代家族で暮らしていましたが、今は核家族化が進んでいます。親と子どもが別々の家で生活し、ライフスタイルも異なります。あるデータによると、20代で持ち家を購入しているのは30パーセント以上、30代から40代では50パーセント以上と言われています。そのため、高齢になった親は伴侶に先立たれると「独り暮らし」をするというケースが増えています。たとえ家族が近くに住んでいたとしても毎日、親の介護を24時間体制で行うのは現実的に難しいのが現状です。高齢の介護には、「呼び寄せ介護」「在宅介護」「施設入居」と3つの選択肢がありますが、どの方法を選ぶにせよ、今は支援サービスが充実しています。特に80歳以上の方々は「施設=姥捨て山」という誤ったイメージを持っていることが多いですが、日本には5万以上の高齢者向け施設があり、サービス内容や料金も各々の希望に合わせて選べるようになっています。また、各地域の行政機関では、お買い物代行や送迎サービス、訪問理美容、認知症予防運動なども提供されています。これらをうまく活用することをおすすめします。
 
時代は確実に変わりました。自分や家族だけで悩まず、専門家のチカラを借りて、支援を受けながらチームを組んで前に進んでいきましょう。私たちはあなたの応援団です。いつも全力で応援しています。
 
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1月22日(水)6pm~7:30pm
料金:¥1,500(経費を除き子ども&シニア支援団体に寄付される)
*参加者には後日、アーカイブと講師が使った資料をプレゼント

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第23回 親の介護で私はボロボロ。夜も眠れない。どうすればいいの?〜日本の親は大丈夫?アメリカからの遠隔介護

アメリカ在住者に向けて日本の介護・お役立ち情報をお届け!

親の介護で私はボロボロ。夜も眠れない。
どうすればいいの?

介護期間は平均すると約10年にも及ぶといわれています。その長い時間、家族は親の介護に向き合い続けなければなりません。身体介護や買い物代行などさまざまなサービスを利用できるとはいっても、それらを取捨選択して決定していくのは家族の役割です。親の希望や意向に耳を傾けるといった家族にしかできないことがあります。その間、家族の気持ちは大きく揺れ動きます。今回は親の介護に向き合う家族が経験する心の変化に焦点を当ててみましょう。

60代の父親が脳疾患で倒れて入院。
その後の対応に困る30代のAさん

Aさんの父親は60代後半。数年前に妻を亡くし、名古屋で一人暮らしをしていました。Aさんを含む3人の娘たちは皆海外で生活しています。父親も海外生活が長く、退職後もコンサルタントとして活躍を続けていたので、まだまだ元気だと誰もが信じていました。しかしある日、突然父親が脳梗塞で倒れ、入院。リハビリを必要とする認知症状が現れ、Aさんたち娘3人は、急な父親の介護に直面することになりました。遠く離れた場所で、何をどうすれば良いのか全く分からず、途方に暮れていたAさんは「藁をもつかむ思いでサロンドハースにたどり着きました」と相談を寄せてくれました。

親の介護をする家族に必ず訪れる心の波

Aさんのように、親の介護が突如として始まるケースは少なくなりません。一般的に親の介護は親が80代から90代、子ども(家族)が40代後半から60代の時期に始まり、介護期間は平均10年続くとされています。この長い期間、家族は家族はさまざまな感情の波に飲み込まれます。

【家族の心理の変化】

① 混乱期  ② 負担期  ③ 安定期  ④ 取り期間

 
上記のように家族の心理状態は段階的に変化していきますが、特に「混乱期」と「負担期」は、多くの感情が入り乱れる最も困難な時期です。この時期には、怒り、悲しみ、驚き、むなしさ、切なさ、否定、無力感、罪悪感、疲労感などの感情がぐるぐると渦巻きます。親の介護に向き合う家族の多くが経験するものであり、まさに誰もが通る道といえるでしょう。この心理的な負担期を乗り越えるには、情報収集をし、取捨選択し、決断を下していくというプロセスが必要です。
 
介護中の家族の心を健康に保つため、
「安定期」を長くする秘訣
 
家族の気持ちは、繰り返し「混乱期」や「負担期」に揺れ動きます。私が提案したいのはこれらを短くし「安定期」を長くすること。家族の心が安定していれば物事もスムーズに進みますし、自分も平穏でいられます。特に、家族が自分の限界を超えて介護を抱え込むと、心身が壊れてしまう可能性があります。そこで重要なのは、専門家のサポートを上手に活用することです。親の介護を家族だけで背負う時代は終わりつつあります。専門家の力を借りて介護のチームを組み、一緒に進んでいきましょう。サポートを得ながら介護を続けることで、家族の心も守ることができるのです。
 
私たちはあなたの応援団です。陰ながらいつも応援しています。
 
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今回だけ無料!4社合同ハイブリッドセミナー
「介護はチームプレー! 介護の不安を安心に変えるコツ」

日程:11月29日(金)5:30pm~7:00pm [太平洋時間]
   11月30日(土)10:30am~12:00pm [日本時間]
参加費:
無料 
主催:一般社団法人Hearth(ハース)
共催:野村不動産ソリューションズ(株)、(株)あいらいふ、
  (有)野口商事不動産部
問い合わせ・詳細:hearth777@gmail.com
申し込み:www.nomu.com/form/index/action/SeminarInput/?id=90924(対面)
    www.nomu.com/form/index/action/SeminarInput/?id=90925(WEBセミナー)

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今だからこそ知りたい!日本の介護・不動産情報「国際相続について」
日程:12月18日(水)6pm~7:30pm 
料金:¥1,500(経費を除き海外在住の子ども&シニア支援団体に寄付される)
   *参加者には後日、アーカイブと講師が使った資料をプレゼント
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第22回 こんなとき、どうする?「親が日本へ本帰国したいと言い始めた。どうすればいいの?」〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

アメリカ在住者に向けて日本の介護・お役立ち情報をお届け!

こんなとき、どうする?「親が日本へ本帰国したいと言い始めた。どうすればいいの?」

アメリカでの医療費や介護費用への不安、そして円安の影響により、日本への本帰国についてのご相談が増えてきました。40年・50年とアメリカで生活してきた人にとって「リタイア後は日本で暮らす」という決断は大きなものです。今回は本帰国に伴う住居探しについて、実際の事例を交えながら紹介します。

南カリフォルニアから本帰国された80代のA様夫妻

夫84歳、妻82歳のAさん夫妻。50年以上南カリフォルニアで生活し、自宅も所有していました。しかし、高齢に伴う将来への不安が募り始めたのです。「英語を話すのが億劫になってきた」「車に乗れなくなったら生活が不便になる」「もし認知症になってしまったらどうしよう」「子どもには迷惑をかけたくない」など、さまざまな懸念が浮かびました。そんな中、子どもからご相談があり、日本への本帰国に向けた準備が始まりました。まず、どの地域に住むか、住居の形態や予算などを決めるため、事前にオンラインで何度も打ち合わせを重ねました。その後、妻と子どもが日本へ一時帰国し、希望条件に合う物件を数件見学してアメリカに戻りました。帰国後もオンラインで調整を続け、現在は夫妻で日本のサービス付き高齢者向け住宅に暮らしています。周辺にはスーパーマーケット、薬局、病院、郵便局、銀行がそろい、電車移動でどこにでも行ける環境を気に入っているようです。「日本は車がなくても電車とバスが充実しているので非常に便利です」とのことです。

日本の高齢者向け施設は全国に5万以上で種類も多様! 
選ぶ時は専門家に相談を

日本に本帰国する場合、住まい探しが重要です。超高齢化社会となった日本では高齢者向け施設(いわゆる老人ホーム)が5万以上あり、種類も多様です。施設は行政関連や医療法人、民間企業など、運営母体によっても異なります。ここでは、代表的な5種の施設をご紹介します。

本の高齢者向け施設の種類

①特別養護老人ホーム(特養)
②介護老人保健施設(老健)
③グループホーム
④有料老人ホーム
⑤サービス付き高齢者向け住宅(サ付き・サ高住)

 
特に最近増えてきたのが、サービス付き高齢者向け住宅(サ付き・サ高住)です。これらの施設はサービス内容や利用料、契約形態も千差万別です。スタッフの人員体制や企業理念、運営母体の経営状況、スタッフの教育体制、重要事項説明書などを深く理解した上で選ぶことが大切です。入居してから、「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、高齢者向け施設を選ぶ際は「これから永く住む家」として専門家に相談することを強くおすすめします。家族やご自身だけで悩まず、専門家の力を上手に使いながらチームを組んで前に進んできましょう。
 
にとっても家族にとっても最善の選択ができるように願っています。
 
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新コーナー!毎月第4水曜日サロンドハース・ウェビナー
親子の在り方・家族の関係を考える「体験談!娘の気持ち・息子の気持ち」

11月27日(水)6pm~7:30pm
料金:¥1,500(経費を除き子ども&シニア支援団体に寄付される)
    ※令和6年能登半島地震の被災地への支援:下記サイトからの申し込み1件当たり1円を寄付
    *参加者には後日、アーカイブと講師が使った資料をプレゼント
申し込み・問い合わせ:hearth777@gmail.com

\予告!/ 4社合同ハイブリッドセミナー 
「介護はチームプレー! 介護の不安を安心に変えるコツ」
日程:11月30日(土)10:30am~12pm(予定)
料金:無料 
主催:一般社団法人Hearth(ハース)
共催:野村不動産ソリューションズ(株)、(株)あいらいふ、(有)野口商事不動産部

 

第21回日本にいる親の遠隔介護 もう限界かも? 家族は疲労困憊〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

アメリカ在住者に向けて日本の介護・お役立ち情報をお届け!

日本にいる親の遠隔介護 もう限界かも? 
家族は疲労困憊

アメリカと日本。国をまたいで時差もあるなか、日本にいる高齢の親の遠距離介護をする人からの相談が増えています。例えば、認知症の初期症状が出始めた親の介護をアメリカにいる家族が対応するのは、身体的にも精神的にも大きな負担となります。今回は、遠距離介護の不安を安心に変えるコツについて事例を交えながら紹介します。

日本で独り暮らしをする母親
アメリカからの遠距離介護で10キロ痩せてしまったAさん

Aさんの母親は東京で独り暮らしをしています。Aさんは、アメリカに住みながら1年ほど前から認知症状が出始めた母親の遠距離介護をしています。毎日電話で連絡を取り合っていましたが、ふと「何かがおかしい」と母親の様子に異変を感じ、すぐに日本へ飛びました。すると、冷蔵庫の中には同じ食材が山ほど入っていたり、未払いの請求書がたまっていたりと、認知症の初期症状がみられました。そこでAさんはアメリカと日本での遠距離介護の体制を整え始めます。しかし、時差がある介護は次第にAさんの体力を奪っていきました。例えば、「ガスが止まったからガス会社に連絡して」「今日は病院に行く日だけど診察券が見当たらない」など、時差を考えずに、アメリカ時間の午前2時や3時に母親から電話がかかってくることが増えました。こうしてAさんは母親の対応をしてから仮眠を取り、家族の食事を用意して仕事に出かけるという生活を1年続けた結果、10キロ痩せてしまいました。

親と子どもは別人格
親には親の人生があり、子どもには子どもの人生がある

親の介護を海外から行うことは、Aさんのケースのように非常に大きな負担となります。「いつも親のことが頭から離れず、気持ちが重い」「睡眠薬を飲まないと眠れなくなった」「日本の親族から、あなたは子どもなんだから日本に帰って親の面倒を見なさいと言われる」といった相談が多く寄せられます。もちろん、本人が希望するなら日本に帰国して親の介護をするのも一つの選択です。しかし、私はおすすめしません。これまで築き上げてきた海外での仕事や生活を全て放棄していいのでしょうか? 

「親と子どもは別人格」「親には親の人生があり、子どもには子どもの人生がある」と考え方を持つことが大切です。

海外在住だからこそできることがある
遠距離介護はチームプレーがカギ!

サロンドハースに相談することで、海外在住という利点を生かし、日本にいる親の介護を続けている人が多くいます。家族だけで親の介護をすることは難しく、お互いに疲弊してしまう可能性があります。現在の日本には利用可能なサービスが豊富にそろっています。これらを上手に活用することで、親の安全で安心な生活をサポートすることができます。スペシャリストとチームを組んで、今後の生活を整えていきましょう。

親にとっても家族にとっても最善の選択ができることを願っています。

 
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第45回 「親子の在り方・家族の関係を考える~体験談!娘の気持ち・息子の気持ち」
10月24日(木) 6pm~7:30pm
料金$10(経費を除き子ども&シニア支援団体に寄付される)
       ※令和6年能登半島地震の被災地への支援:下記サイトからの申し込み
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日程:11月30日(土)10:30am~12pm(予定)
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第20回 米国で同居している親が認知症かも?日本の老人ホームに入居させたい〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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米国で同居している親が認知症かも?
日本の老人ホームに入居させたい

今年に入って「老後は日本で暮らしたい」「日本の老人ホームを見学したい」という相談が増えています。アメリカでの医療費や介護費用、言語や食事、老後のことなど、そして、最近の円安を考えると日本に本帰国した方が良いかもと捉える人が増えてきたのでしょう。今回はアメリカで認知症になるとどうなるのか、そして日本の老人ホーム探しについてご紹介します。

認知症になると後から入れた言語(=英語)を忘れる 
米国のケアホームに入居したAさんの場合

認知症は徐々に進行していく脳の病気です。加齢による物忘れとは異なり、認知症の場合はスッポリと記憶が抜け落ちます。例えば、後から学んだ言語を忘れてしまうケースが大変多くみられます。50年以上米国で暮らしていたAさんは認知症状が出始めて自宅での介護が困難になったため、米国のケアホームに入居しました。ホームではアメリカ人のケアスタッフがAさんの介護をしていましたが、英語をすっかり忘れてしまったAさんは気付くと6カ月間誰とも話していませんでした。ある日、様子を聞いた日本人のボランティアスタッフがそのホームへ出向き、日本語で声をかけましたがAさんは反応せず、ボーっとしていたそうです。6カ月もの長い間、誰とも話していなかったため徐々に日本語までも忘れ始めていたのでしょう。その後、日本人ボランティアスタッフが定期的に通って話しかけることで、Aさんは徐々に日本語を思い出してきたとのこと。米国のケアホームへの入居のみならず、独り暮らしをしている高齢者にとっても同様の事例がみられます。

日本の老人ホームへの入居を希望する場合、
ホーム選びはプロに任せ、必ず事前に見学を!

超高齢化社会となった日本には、高齢者向け施設・住宅(以下老人ホーム)は、現在日本全国に5万件以上あります。サービスや料金、利用方法など多種多様。老人ホームを選ぶときには、「永く住み続ける家」として選ぶことが重要です。その際には、スタッフの人員体制や教育制度、施設長の人柄や方針、企業理念や経営状況、医療体制や介護サービスの詳細、入居金の償却期間、利用料に含まれるもの、自己負担となるものなど、細かい部分まで確認します。「こんなはずじゃなかった!」と後で後悔しないように、慎重に選びましょう。インターネットには、さまざまな情報があふれていますが、確かな情報を得るのは困難です。ホーム選びは経験豊富な専門家に任せることをおすすめします。また、事前にホーム見学をして、実際のホームの様子を確かめることは必須です。

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第44回 「日本にいる親の安心・安全を考える」
9月26日(木)6pm~7pm
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日程:11月30日(土)10:30am~12pm(予定)
料金:無料 
主催:一般社団法人Hearth(ハース)
共催:野村不動産ソリューションズ(株)、(株)あいらいふ、(有)野口商事不動産部

 

第19回 日本にいる親が倒れて緊急入院。何をどうすればいいの?〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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日本にいる親が倒れて緊急入院。
何をどうすればいいの?

高齢者に多いのが、転倒によるけがや病気での入院です。入院がきっかけとなり、急激な筋力の低下や精神面における健康の悪化などによって介護が必要になるケースがあります。今回は日本にいる親が緊急入院した場合の相談先などをご紹介します。

日本の病院は退院までの期間が想像以上に短い
入院中に今後の生活の準備をスタート

入院しているうちに、今後の介護生活の準備を始め、介護保険申請などを進めておくことで、自身の仕事や家庭と介護の両立を図ることができます。急病やケガでまず運ばれるのは「急性期病院」。ここは主に集中治療する場で、平均的な在院日数は約18日。長期入院はできないため、親が入院した時点で退院後の受け入れ体制を準備しておく必要があります。退院後の選択肢は大きく分けて次の3つです。

① リハビリ専門の病院などへの「転院」
② 介護保険を使って老人保健施設などへの「施設入居」
③ ホームヘルパーサービスを利用して自宅介護する「在宅復帰」そのほかにも、介護保険による補助金を受け、手すりの設置や段差の解消等の介護リフォームをしたり、老人福祉施設等に短期間入所するショートステイ(短期入所生活介護)を利用したりなど、さまざまなサービスがあります。

病院内には相談窓口があります
入院中に「これからの暮らし」について相談

主な病院には相談窓口が設置されています。入院費用や退院後の生活、患者本人の心配事だけでなく、家族の相談にも応えてくれるのが医療ソーシャルワーカーです。入院中に医療ソーシャルワーカーに気軽に相談しましょう。例えば、こんな相談ができます。

・ 父の入院中、一人で暮らしている母が心配です・ 介護保険の申請はどのようにすればいいですか?
・ 入院費用が高くて、払えるか不安です
・ 遠方に住んでいるので、家族は親の介護をできません

親が元気なうちに「もしも介護が必要になったら、どのような暮らしを望むのか」、家族で話し合い、本人も家族もお互いに納得できる「介護のある暮らし」をつくっていくことをおすすめします。

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■ 野村不動産ソリューションズとのコラボ企画 
 今のうちに知りたい!親の介護×不動産セミナー 

※お休み中(夏に再開予定)

毎月第4木曜日サロンドハース・ウェビナー 
第43回「夏休みスペシャル! 一時帰国の時にやっておきたいこと 離れて暮らす高齢の親のこと、どうする?」

8月22日(木) 6pm~7pm
料金:$10(経費を除き子ども&シニア支援団体に寄付される)
        
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第18回 高齢者向け施設への入居、親にどうやって切り出せば?〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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高齢者向け施設への入居、親にどうやって切り出せば?

コロナ禍も落ち着きを見せ、日本へ一時帰国する人が増えてきました。久しぶりに会った高齢の親の身体の状態や生活の様子から、何か起こったときや緊急時の対応を心配し「施設に入居してほしい」と願う声を多く耳にします。今回は日本の高齢者向け施設の種類と施設への入居について親にどのように切り出すか、そのポイントを紹介します。

日本の高齢者向け施設は種類がたくさん!
サービスや入居要件で大きく分けると5種類

超高齢化社会となった日本では、高齢者向け施設や住宅は増え続け、日本全国に4万件以上の施設があり*、サービスの種類や入居要件によって大きく5種類に分けられます。

これらは受けられるサービスもさまざまで、入居者の希望に合わせて選ぶことができます。

親に施設入居の話をどのように切り出すか? 
ポイントは3つ

遠方に住むなどの理由で、親が急に倒れたときにすぐに駆け付けることができない方から、夜間や緊急時でも親が安心して暮らせるように「施設に入居してほしい」という声を多く聞きます。それと同時に、「施設入居のことを親に切り出すのが難しい」との声も。そんなときは、次の3つのポイントを取り入れてみましょう。

季節を理由にする➡「夏の猛暑を乗り切るため」「極寒の冬を安心して暮らせるように」など
親の希望を最優先して、話のスピードを合わせる ➡ゆっくりと話して、必ず親の意思を確認しながら進める
感情を入れずに話す ➡感情的にならずに冷静に優しく話す

心配なあまり、急ピッチで話を進めようとしたり、「どうしてわかってくれないの!」などと感情的な口調で話すとうまく話が進みません。また、意思や希望をその都度確認することにより、「自分で選んでここに来た」と親も思えるようになります。深刻に話すのではなく、季節を理由にして軽やかに優しく話すと最初の一歩を踏み出しやすくなります。 

遠く離れているからこそできることが、必ずあります。親も自身も、これからの人生、より良い選択をしていきたいですね。

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※お休み中(夏に再開予定)

毎月第4木曜日サロンドハース・ウェビナー 
  第41回
「もしかして、日本の実家が空き家?
              ご近所に迷惑かけているかも」

6月27日(木)6pm~7pm
料金:$10(経費を除き子ども&シニア支援団体に寄付される)
         ※令和6年能登半島地震の被災地への支援:下記サイトからの申し込み 
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詳細:https://peatix.com/event/4005779/view

 
 
参考文献


第2パラグラフ:日本全国に4万件以上の施設*があり *2019年10月1日時点 

第17回 親の介護って、どれくらいのお金がかかるの?〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

アメリカ在住者に向けて日本の介護・お役立ち情報をお届け!

親の介護って、どれくらいのお金がかかるの?

2020年からのコロナ禍により、日本では今年3年ぶりに実家へ帰省した人も多くみられました。久しぶりに親と会い、家族で集う楽しい時間。ただ、高齢の親の老いを感じたという声も多く聞かれます。そんな時、家族で話題になるのは高齢の親のこれからの暮らし。介護はだれもが通る道です。では、介護って、一体どれくらいの費用が必要になるのでしょう。今回は介護にまつわるお金について解説いたします。

介護期間は平均すると約10年間
一時的にかかる介護費用と毎月の介護費用は?

厚生労働省のデータ※1によると、平均の介護期間は男性が9.79年、女性が12.93年。平均すると介護期間は約10年間と言われています。このデータは平均寿命から健康寿命を引いた期間を平均介護期間としています。では、介護にかかる費用はどうでしょうか。生命保険文化センターのデータ※2によると、一時的にかかった介護費用は平均69万円、毎月かかる介護費用は平均7万8千円。算出すると4年7か月で1人当たりの介護費用が約500万円かかるとされています。これらには住宅費や水道光熱費、食費などの生活費は含まれていません。

まずは、親の現在の資産を確認!
介護がある暮らしの計画を早めに立てましょう

親にお金の話を切り出すのは、ちょっと気が引けてしまうものですが、今の資産を知ることでこれからの資金計画が立てられます。親の資産がどれくらいあるかご存じですか。日本にある実家の資産価値、どの銀行のどの口座にいくら入っているのか、入っている保険の種類、株や投資など。意外と親の資産は知らないものです。実家の資産価値は不動産会社に無料査定を依頼すればすぐにわかります。通帳や印鑑の保管場所を確認しておくことも大切です。また、高齢になったら民間の医療保険や介護保険に入るなど、保険の見直しをすることで、いざというときの備えになります。

親の介護における家族の役割とは、親の懐に介入していくことだと私は痛感しています。寄り添うだけでは物事は解決しません。「いつか」ではなく「いま」行動しましょう。親と家族にとって最善の選択をするために早めに行動することをおすすめします。

*1厚生労働省「平成28年簡易生命表の概況」、「健康寿命の指標化に関する研究-健康日本21(第二次)等の健康寿命の検討-(平成27年度分担研究報告書)」*2生命保険文化センター「平成30年度生命保険に関する全国実態調査〈速報版〉」

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※お休み中(夏に再開予定)

毎月第4木曜日サロンドハース・ウェビナー 
  第40回 「自宅での介護が限界に!
              日本の高齢者向け施設の種類と選び方は?」

5月23日(木)6pm~7pm
料金:$10(経費を除き子ども&シニア支援団体に寄付される)
      ※令和6年能登半島地震の被災地への支援:下記サイトからの申し込み 1件当たり1円を寄付問い合わせ:hearth777@gmail.com
詳細:https://peatix.com/event/3938815/view

第16回 もしかしたら、親が認知症かも?〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

アメリカ在住者に向けて日本の介護・お役立ち情報をお届け!

もしかしたら、親が認知症かも?

現在、日本では認知症患者が500万人、600万人とも言われ、来年の2025年には700万人を超え、65歳以上の高齢者のうち「5人に1人が認知症」になると予測されています。認知症は突然発症するものではなく、徐々に症状が進むため、家族や周りにいる人が気付きにくいという側面も。親と遠く離れ、アメリカで暮らしている方は、より心配が募るかもしれません。それでも、早めに察知して早期に治療することは可能です。今回は日々の生活の中でできる「認知症チェック」のポイントをご紹介します。

「あれ? ちょっとおかしい」のサイン

元気に暮らしていると思っていても、親のちょっとした変化を見過ごしていることがあります。普段の暮らしの中で、次の項目についてチェックしてみましょう。

【こんな変化があれば要注意】

□同じ話や質問を繰り返す
□おしゃれをしなくなった
□手紙やメモなど文字を書かなくなった
□真夜中に電話をかけてくる
□冷蔵庫に同じ食材ばかり入っている
□通院する曜日を間違える
□ゴミが何日分もたまっている
□財布が小銭でパンパン
□最近、料理をしなくなった
□冷蔵庫に洗剤を入れている
□笑わなくなった
□季節に合わない服を着ている
□外出をいやがる

これらの項目に一つでも当てはまるものがあれば、早めに医師に相談しましょう。ただ、夏休みや年末年始など、一時的に家族が集まる時は親も気を張っています。日本に帰省する際、家族や周りの人に、変化が見られればすぐに連絡してもらうように伝えておきましょう。意外と近所の人が変化に気付くケースは多いものです。

物忘れと認知症は違う

「人の名前が思い出せない」、「物をどこにしまったのか忘れた」などは、歳を重ねると誰にでも起こること。認知症は、そのような加齢による物忘れとは異なり、「日常生活に支障をきたす状態」を言います。脳の細胞が損傷を受け、働きが悪くなったために認知機能が低下してしまうのです。

【認知症と単なる物忘れの違い】

◆物忘れ・体験の一部を忘れる・ヒントがあれば思い出せる
例:食べたメニューを思い出せない、外出先で人と会ったことを忘れる

◆認知症・体験したこと自体を忘れる・ヒントがあっても思い出せない
例:食事や外出をしたこと自体を忘れてしまう 

認知症は早期発見により、治療やケアの選択肢が広がります。だからこそ、日頃の周囲の見守りが肝心。「なんだか変?」と思ったら、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。 

疑問や不安があれば、私たちサロンドハースのスペシャリスト集団に連絡してください。家族全員が安心・安全な暮らしができるよう、解決に導きます。

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  第39回 「介護にかかるお金、日本ではいくら必要なの?」

4月25日(木)6pm~7pm
料金:$10(経費を除き子ども&シニア支援団体に寄付される)
     ※令和6年能登半島地震の被災地への支援:下記サイトからの申し込み 1件当たり1円を寄付
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詳細:https://peatix.com/event/3904785/view

第15回 日本の家族とコミュニケーションが取れない〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

アメリカ在住者に向けて日本の介護・お役立ち情報をお届け!

日本の家族とコミュニケーションが取れない

サロンドハースは2021年2月にスタート以来、海外からたくさんの介護相談を受けています。時差があり、国境をまたぎ、親に何かあってもすぐに駆け付けることはできない、遠距離介護ならではの切実な思い。どうすればいい? 不安を抱えて暮らす方々の心痛はいかばかりか。今回は「日本の家族とコミュニケーションが取りにくい」という多くの声に応え、解決の糸口を探っていけたらと思います。

海外在住日本人は思考、コミュニケーション方法が違う

20年、30年とアメリカに長く住む人々は、普段はアメリカの慣習の中にいます。すっかり「英語脳」となり、日本語を話すにも、その英語脳を使うことに。英語のように、まずは結論から言い、次に理由を説明します。日本語は先に理由、最後に結論なので、逆ですね。

また、アメリカでは自分の意見をハッキリ伝えることが基本。私はこうしたい、これはやりたくありません、このように考えます、など。厳しい言い方をすれば、自分の意見を言わない人は存在しないのと同じ、YESかNOを伝えないと相手は自分の意見に同意したと捉えます。一方、日本では周りの空気を読んで行動します。雰囲気が悪くなるかなぁ、先輩より先に言えないよなぁ、などと考え、自ら進んで意見を述べる人は少ないのです。

さらに、英語は腹式呼吸。お腹の底から発声します。アメリカ在住者は日本語でも声が大きくなります。日本在住者は腹式呼吸を使わないので、声も小さくなりがちです。

日本在住者との間で起こるすれ違い 

アメリカでの生活が長くなると、本人も気付かないうちに思考回路や行動が変わってきます。ここに海外在住日本人と日本在住者とのコミュニケーションギャップが生まれる原因があります。 

家族間に限らず、日本の企業からも「海外在住のお客さまとスムーズに話が進みません」と、よく聞きます。それは、前述のコミュニケーション方法の違いからと言えるでしょう。 

例えば、日本の高齢の親について家族で話し合っていると、「たまに日本に帰って来た人間がズバズバ言うな」、「話が堂々めぐりじゃないか、そろそろ結論を出そうよ」と、お互いにイライラしてしまうことも。日本の企業にしても、アメリカから問い合わせのメールをすると、「あまりにも長文でどこに結論があるのかわからない。時候の挨拶なんて要らないんだけど」、「結果だけを書いてくれればいいのに」などと感じるかもしれません。

日本にいる家族と上手に話すには 

日本の家族とは、お互いにコミュニケーション方法が違うことを認識したうえで、物事を進めていくようにしましょう。離れて暮らすならなおさら、日本の家族と良好な関係を築き、円滑なコミュニケーションを取ることは重要です。 

それにはまず、「家族はチーム」と捉えましょう。そして、それぞれの家族の役割分担を決めること。リーダーを設定すると、情報共有がよりスムーズになります。困ったことがあれば、サロンドハースのプロフェッショナル・チームに連絡を。バックヤードからいつも、頑張るあなたを応援しています。

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「親が認知症になったときの認知症対策」

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 第38回 「独り暮らしの母が認知症。在宅介護はキビシイ?

3月28日(木)6pm~7pm
料金:$10(経費を除き子ども&シニア支援団体に寄付される)
      ※令和6年能登半島地震の被災地への支援:下記サイトからの申し込み 1件当たり1円を寄付
問い合わせ:hearth777@gmail.com
詳細:https://peatix.com/event/3873813/view

第14回 老人ホーム入居、親にどうやって切り出せば?〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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老人ホーム入居、親にどうやって切り出せば?

日本に離れて暮らす高齢の親。「最近、階段や坂道がつらいと言い始めた」、「認知症の症状が出ていて、生活が心配」などの理由で、老人ホームに入居してほしいと思っても、どうやって話を切り出したら良いかわからない。そんな声が多く聞かれます。今回は、高齢の親と具体的な話をする際のコツをご紹介します。

気を付けたい3つのポイント
「説得しない」「直球を投げない」「押し付けない」

誰でも高齢になればなるほど身体能力が衰え、日常生活に支障が出てくるもの。親の今後を考えれば、生活のサポートがある老人ホーム入居は、家族にとって当然の選択肢のひとつです。では、どのように親に話せばいいのか? スムーズに事を進めるためにも、次の3つは避けるようにしましょう。

① 親を説得しようとする
② ストレートに結論から話す
③ 家族の希望を親に押し付ける

高齢者は長年生きてきた経験から、自分の考えと尊厳を持っています。家族が説得したり、先に結論を出して押し付けたりすると、話を受け入れるどころか、頑なになってしまいがち。そして、一度拒絶したが最後、話すら聞いてくれないケースも。困った事態に陥らないよう、くれぐれも注意してください。そのうえで、普段の親子の日常会話で折に触れて「老後」の話を挟んでいくのが正解。お互いに気持ちが重くならず、老人ホーム入居についても話しやすくなってきます。

老後の話はタブーではなく、親を思うからこそ必要。早めに話し合いをすることで、情報収集や検討のための時間もでき、余裕が生まれます。この機会に、ぜひ試してみてください。

ゴールを設定して家族の役割分担を決めておく

親と家族で話し合っていると、話が横道にそれてしまうことが多々あります。「親が安心して暮らせること」を目指していたはずが、感情のもつれでケンカになっては台無し。これを防ぐには、事前に「ゴール設定」をしておくことが大事。また、家族をチームと捉え、それぞれ役割分担をしましょう。

医療や介護のサポートなどはプロに任せたとしても、家族の役割は意外と多いものです。例えば、介護保険の申請準備、ケアマネジャーやかかりつけ医への対応、入院時の医療機関とのやり取り、自宅介護か施設入居かの決断といったことを、各分野の専門家と相談しながら進めていくことが求められます。 

高齢の親の暮らしを支えていく日々は短期に終わらず、長く続きます。親本人の希望を聞きつつ、家族でいくつもの事柄を決定していかなければなりません。一部の家族にだけ負担が偏らないように、誰が何をするのか、各自の役割をしっかりと確認しておきましょう。 

親には親の、家族には家族の生活と人生があります。家族間でもめることなく、みんなが納得できるのがベスト。最良の選択を心がけたいものですね。

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「親が認知症になったときの認知症対策」
2月14日(水)6pm~6:30pm
料金:無料 ※定員500名
問い合わせ:☎03-5324-3553(日本)
詳細:www.nomu.com/seminar/2024/detail240215_1.html

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 第37回 「リタイア後は日本? アメリカ? 
       日本の高齢の親、どうする?」

3周年特別企画につき今回だけ無料!

2月22日(木)6pm~7:30pm
料金:無料(通常$10)
         ※令和6年能登半島地震の被災地への支援:以下サイトからのチケット申し込みで
           参加者1人当たり1円を寄付
問い合わせ:hearth777@gmail.com
詳細:https://peatix.com/event/3835252/view

第13回 事実を見えなくする親子の心理とは〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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事実を見えなくする親子の心理とは

介護業界で「介護は突然やって来る」という言葉をよく耳にします。ですが、それは間違い! 介護は親が高齢になれば経験することで、誰もが通る道。高齢者は皆、心身が衰え、日々の生活に手助けが必要になるのです。では、なぜ「介護は突然やって来る」のでしょう。今回は、その心理や家族の役割などについて考えていきたいと思います。

「子どもの成長」と「老いていく親」への感情の違い

子どもが七五三、幼稚園、小学校と成長していくのを見るのは、家族にとって喜ばしいことです。次は何を準備すれば良いのか、困ったときには子育ての経験者である親戚やママ友にも相談しやすいもの。それに比べて、親が老いていく姿を目の当たりにするのは切なく、認めたくないことでもあります。

お正月までの休暇中、日本に帰省したという方も多いことでしょう。しかし、短期間の帰省では、「親の老い」になかなか気付きません。なぜなら、それはハレの日であり「子どもたちが帰ってくる!」と親も張り切っているから。普段の生活の様子が見えづらいのです。

さらに、子どもは親の老いを認めたくない、親は子どもに心配をかけたくないと、親も子もお互いを思い合うので、現実から目を背けがち。「あれ? なんかちょっとヘン」という小さなサインを見逃してしまうケースが多く見られます。そして、事が起こってから慌てて対応するので、「介護は突然やって来る」と感じるわけです。

親の介護で次に起こることは予測できる 

日本で介護が必要になると、心身の状態によって、介護保険の要介護認定で「要支援1→要支援2→要介護1~5」と区分されます。要介護の数字が高ければ高いほど、重い状態だということがわかります。その区分によって、介護保険の申請、介護サービスの手配、施設探し、延命治療の有無など、介護者(介護をする人)が行うことも変わってきます。 

こうした介護にまつわる知識を得て、これから何が起こるのか、予測して備えておきましょう。事前にわかっていれば早めに対応できるので、選択肢が増えます。家族にとって、最善の方法を選ぶことも可能です。そして、この時に大事な家族の役割があります。それは「親のことを知り、親の意思を尊重する」ことです。

その時々に家族にしかできない役割がある 

子どもは意外と親のことを知らないもの。預金通帳や保険証の保管場所、親の経済状態、介護が必要になったらどのような介護サービスを望むのか、親が好きな色や音楽、子どもの頃から大切にしているものなど、一度、親とじっくり話してみると良いでしょう。今後、親の介護を考えるとき、それが選択の判断基準となります。 

それぞれの家族には事情があり、意思があります。当然、親も意思を持ちます。親と子どもは別人格で別の人生を歩んでいると認識することは、家族間のいざこざを防ぐために欠かせません。 

コミュニケーションを円滑にして良好な関係を築き、家族も親もお互いに納得できる選択をしていきたいですね。

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毎月第4木曜日サロンドハース・ウェビナー 
 第36回 「新年スペシャル! 新たな気持ちでスタート♪」
1月25日(木)6pm~7:30pm 料金:$10 
※経費を除き子ども&シニア支援団体に寄付される
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第12回 日本の老人ホーム、入居までのステップ〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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日本の老人ホーム、入居までのステップ

超高齢化が進む日本では、行政や民間企業により高齢者向け施設の建設が急ピッチで進んでいます。首都圏、関西や九州などの都市部には、徒歩圏内に老人ホームが10カ所以上という地域も見られます。

要件やサービス内容はさまざまですが、今回は介護付き有料老人ホームに入居する場合の主な流れを紹介したいと思います。

入居を決める前に必ず見学を

まず老人ホーム探しですが、今はインターネットで検索するとたくさん見つかります。また、紹介会社に相談するのもひとつの手段です。地域、サービス、料金など、ある程度の希望に合致したら、見学を申し込みましょう。

実際に施設を訪問し、介護と医療の連携、費用、入居条件、運営会社の財務状況などを確認します。その際のポイントとしては、次の5つが挙げられます。

①スタッフの質:マナーや技術、研修制度の有無、入居者への接し方
②雰囲気:入居者の男女比や平均年齢、要介護度、顔の表情、施設全体の空気感
③設備:車椅子や寝たきりになった場合を想定し、廊下の幅や浴室環境をチェック
④食事:減塩やカロリー制限、軟菜食などの個別対応、配膳への心配り
⑤家族との関わり:家族との面会制限、外出や外泊の自由度

老人ホームは入居する人にとって、これからの「暮らしの場」となります。周辺環境や最寄り駅からのアクセスなど、自身の目や肌感覚で確かめることが大切です。そのうえで、疑問や不明点があれば納得できるまで、詳しい説明を受けるようにしましょう。

入居までにかかる期間は約1カ月 

見学した老人ホームが気に入ったら、申請手続きを進めます。健康診断書、介護保険や保証人情報を提出し、契約書の作成、体験利用など、入居するまでの流れは左のチャートのようになります。 

当然、体験利用後に「やっぱり自分には合わない」と思えば、入居をキャンセルできます。そうしたパターンも想定し、入居までに約1カ月かかることを織り込みつつ、スケジュールに余裕を持たせておくと良いでしょう。 

日本にいる親だけでなく、今は海外で暮らす自分自身が、「引退後は日本の老人ホームで暮らしたい」と考えるようになることもあるかもしれません。もしアメリカから本帰国する場合、日本で住民票を取得し、国民健康保険や介護保険の申請を行い、要介護認定を受けると、日本の介護保険サービスの利用も可能に。ぜひ、将来の参考にしてください。

 

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※12月はお休み

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第35回 「クリスマススペシャル!
自分と家族へギフトを贈ろう♪」
12月21日(木)6pm〜7:30pm
料金:$10 ※経費を除き子ども&シニア支援団体に寄付される
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第11回アメリカと日本、離れていてもできる親の介護〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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アメリカと日本、離れていてもできる親の介護

アメリカと日本で親と遠く離れて暮らしていると、「高齢の親のサポートをどのようにすればいいのか?」という悩みが出てきませんか。親に何か起こってからではなく、未然に防ぐことが大切。最近はさまざまなサービスが登場していますので、それらを上手に使い、高齢の親を支えていきましょう。
 
高齢者の見守りサービスは5タイプある!
 
高齢の親と離れて暮らす場合、特に心配なのが、夜間や緊急時など何かあったときの対応です。海外にとどまらず日本国内であっても、高齢者のひとり暮らしの増加に伴い、東京と九州など遠距離介護の割合が高くなっています。そこで、親の安否確認ができる多種多様な「見守りサービス」が活躍。大きく分類すると次の5つになります。
 
①訪問方:郵便局、電気・水道会社などの局員や検針員が訪問して、健康状態などを確認

② センサー型:ガス、電気湯沸かしポット、照明、トイレ、浴室、冷蔵庫などにセンサーを設置

③ オート電話・メール型:自動配信の電話やメールを通じて安否確認

④ カメラ型:自宅にカメラを設置して、24時間365日の見守りと緊急時のSOSに対応

⑤ 宅配型:セブン‐イレブンやローソン、ヤクルトなどが実施する、
      食事や飲料宅配時の高齢者への声かけ
 
上記は民間の見守りサービスですが、各自治体でもボランティアによる傾聴サービスや高齢者宅への訪問などを行っています。まずは親が住むエリアの地域包括支援センターや市区町村の高齢福祉課に問い合わせてみましょう。
 
家族の代わりに動いてくれる身元保証会社
 
家族の代わりに高齢者のサポートを提供している、身元保証会社をご存じですか?例えば、施設入居の契約時には身元保証人(連帯保証人、身元引受人)が必要です。親族と疎遠になっていて、お願いする人がいない場合には、身元保証会社を活用できます。また、自宅でひとり暮らしをしていて入院や手術が必要になったとき、家族に迷惑をかけたくないと考えて身元保証会社と契約する人もいます。 
 
身元保証会社のサービスには、「身元保証」「生活支援」「金銭管理」「法律支援」「万一の支援」「葬儀・納骨支援」などが含まれます。もちろん、利用費がかかりますが、家族の代わりに動いてくれる頼もしい存在です。
 
親との日々の会話を習慣に
 
もうひとつおすすめしたいのは、親との日々の会話を習慣にすることです。人の心理として、特に高齢者の場合は心身に支障が出ることが多く、「腕が痛い、膝がきしむ」「今日はこんな大変なことがあった」など、自分の話を聞いてくれる人を欲しています。 
 
日本にいる親族に親の世話をしてもらっていたとしても、親の話をゆっくりと聞いてあげる余裕はないかもしれません。「親子の会話」は、離れて暮らしているからこそできる、ということもあるのです。会話から親のちょっとした変化にいち早く気付き、大事が起こる前に対応が可能となるメリットも。ぜひ取り入れてみましょう。困ったことがあれば、私たちプロの力も借りてくださいね。
 

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第34回 「日本の実家のお片付け。家財整理どうする?」
11月23日(木)6pm~7:30pm
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